himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

エコキュート 配管漏れの原因

2022年08月30日 | 日記

今回は家事ネタです。

先日に我が家の給湯器、エコキュートのリモコンにエラーが表示されました。エラーコードでは”出湯切替弁異常”を示しているようです。
お風呂に入れないとまずいので早速、メーカーに連絡してサービスの方に来ていただき現状を見ていただきました。

カバーを開けて内部を見ると保温に覆われた貯湯タンク上部の銅配管に、お湯漏れで生じた錆(緑青)がこびり付ていました。
この部分から漏れたお湯が、配管下部に接続される、”出湯切替弁”の配線にかかりエラーが出ているようでした。
この日は調査のみで修理に必要な配管、出湯切替弁等を手配し部品入荷後の修理となります。
部品は直ぐに入荷するのですが、いつ修理出来まるかは天候次第とのこと。エコキュートは屋外に設置されているので雨の日は分解できませんとのこと。そりゃあ、そうですね。
 
8月29日朝、携帯にTELが入り、天候が良いので今から修理に来て頂ける事になりました。本当に天気次第ですね。
 
これが漏れて交換した配管です。
 
 
凄い錆(緑青)ですね。この感じでからは相当(1年以上?)前から漏れたいようです。
エラーの表示の原因の”出湯切替弁”は配線のコネクター部分にお湯がつたい、腐食してモーター側で断線していました。
 
1時間ちょっとで必要な部品を交換して修理は完了しました。メデタシ、メデタシ。
 

本題はここからです。

取り外した部品はサービスの方から貰っておきましたので、約8年の使用でなぜガスケットならともかく、なぜ配管に穴が開き漏れたのかが知りたく、himaなので調査してみました。
 
1,配管仕様
  ・コンプレッサーで加温した温水が貯湯タンクに入る入口配管
  ・材質 : 銅管
  ・寸法 : 1/2B M管 外径15.8mm 肉厚 約0.7mm
 
2,外観の確認
  配管の錆(緑青)を除去した管の状況


 
  特に大きな腐食、変形はありません。
 
3.浸透探傷試験(カラーチェック)
  ・管の表面に赤い浸透液を塗布し、穴等があればその中に染み込ませます。
  ・5分間位そのままにした後、表面の赤い浸透液を溶剤で除去します。
   (穴等に染み込んだ液はそのまま残ります)
  ・白い粉(チョークの粉)のような現像液を表面に塗布して、穴などの染み込んでいた液を
   滲み出させて目で確認できるようにする。

小さな点が穴の開いた部分です。

小さな赤い点(1mm以下)が検出できました。この穴から漏れていたようです。


 
4.内面の状況
  漏れていた穴の位置はわかったのですが、穴の開いた原因がわかりませんので管を半割にして

  内面の状況を見ていました。

  内面は全体が黒く変色していますがスケールでは無いようです。
 
ワイヤーブラシで磨き、観察してみると大きな凹みが沢山見られます。
深さは様々ですが、深いものが表面まで達して漏れ出したのでしょう。


 
5.原因

漏れた配管はコンプレッサーで熱くなった熱水がタンクに入る部分で約45度に曲がった部分です。

エコキョートの仕組み

管の内面が凹んでいるので、これは流速によりエロ―ジョンが生じたためでですね。

エロ―ジョンとは、配管内を流れる流体の速度と温度により、流れの変わる部分で配管材料が機械的に摩耗することのようです。雨だれで石が削られて凹む現象も同じだと思います。

エコキュートの仕組みから、この配管はお湯を沸かしている時間中は常に熱水が流れています。

約4時間/日、毎日です。設置してから約8年、11,680時間の使用です。

熱水の流速はそんなに早くないと思いますが、温度の影響が大きのでしょうかね。

6.対策

  これの対策は難しいですね。メーカーの部品ですので肉厚を厚くするとか、ライニングをするとかは出来ません。時々、カバーを開けて漏れが無いかを見るくらいです。

エコキュートの寿命は10年~15年とされていますが、7年後くらいに再度、配管が漏れたら寿命で買い替えになるのでしょうか。何か時限装置が仕込まれているようで納得できません。

 


 


蛍光管式懐中電灯をLED化

2022年08月25日 | キャンピングカー

8月も終わりとなり、新月期を迎えようとしていますが相変わらず天候が悪いですね。
7月22日に熊野で撮影してから全く撮影に出かけていません。天気予報を見ていると、これから先10日以上もダメなようです。

himaなので今回も工作ネタです。

物置の中に防災用に用意した、古い蛍光管ランタンの付いた懐中電灯が入れっぱなしになっています。電源は単一乾電池6本、防水タイプで当時はそこそこの価格だったと思います。
何年も使用せず、思い出したときに電池を取り替えて保管していましたが、思い立ってLED化、リチウムイオン電池に改造して再利用しました。これもSDGsですかね。

先ずは電源(電池)をどうするか?。
モバイルバッテリーを考えていましたが、この為に購入するのもどうかと思います。それにその価格でLEDライトが購入できてしまいます。
そうだ、ポータブル掃除機の取り替えたリチウムイオン電池があったのを思い出しました。そのバッテリーパックを解体してバッテリーのセルが使えないか調べてみました。
バッテリーは18650が6本使用されていて、各電圧を測定してみると1本の電池の電圧が低く不良でしたが他のバッテリーは使用できそうです。
 
懐中電灯の単一 6本のバッテリーケースを切断して18650 のバッテリーホルダー 4個を組み込み、3.7Vのリチウムイオン電池 x 2直列 x 2並列、7.4Vとしました。

メインのスポットランプは、5WパワーLEDをクセノン球に替えてリフレクターに取り付けました。

右のモージュールの中心が5WのLED、左の黒いのが集光レンズです。

パワーLEDの後ろには放熱ブロックも貼り付けてあります。

 

ランタン部は、1WのパワーLEDを3個を放熱板を兼ねたアルミFBに取り付けて蛍光管の場所に組み込んであります。

明るさは電圧を調整して、2段階に設定できます。

手持ちの部品だけ現代風に蘇った、National BF664(改) ですが、ブランド名はPanasonicに変えられませんでした。

夏休みの工作でした。

 


ポータブルスポットクーラー設置方法変更

2022年08月22日 | キャンピングカー

夜間就寝時の暑さ対策としてポータブルスポットクーラーの取付が一応出来ましたのでその夜に試運転をしました。エアーダクトからの冷風はそこそこなのですが、やはり冷房能力が低いのでハイエース内全体を冷やすことは無理なようです。

それでも、もう少し改善できないか考えてみました。

カバーを取り外して、本体内のファン空気の流れを確認してみました。

写真、左下の熱交換器を通過して冷やされ空気は、ファンから左側の冷気出口へ向かいます。

熱交換器の右上のコンプレッサーとの間に隔壁が在りませんでしたので、プラバンで隔壁をはめ込みました。この冷気側と排熱側の分離で多少でも効率が上がると良いのですが・・・?

 

今回は助手席窓を貫通して本体を設置する方法に変更しましたので、冷気側の吸い込み、吐出は車内、熱気側の吸い込み、排出は車外と完全に分離してみました。

窓ガラスは全開として木の板をベースにして、その裏側に取り付けた20mmのアルミアングルの刃を窓枠に差し込んでズレ止めにしてあります。

車内側ではアルミのサポートでベース板の落下防止をしています。窓ガラス部はプラダンで塞いであります。

冷気ダクトは就寝位置まで伸ばすことが出来ます。

サブバッテリーからの電源で試運転。消費電力は164Wで8時間くらいの連続運転が可能なようです。

冷房能力は小さいですので、後は運用方法で克服したいとですね。

 


熊野の天の川

2022年08月13日 | 天体写真

盆休みの真っただ中、台風8号が東海から関東にかけて接近しています。全国的に不安定な天候が続いています。あちらこちらの天文愛好家から嘆きの声が聞こえるようです。

今年の夏は地域で3回の観望会が計画され、お手伝いをする予定でしたが残念ながら全て中止になってしまいました。

そんな中で唯一晴れた7月22日 熊野で撮影した天の川銀河です。ノーマルカメラでの画像ですので控えめ感じです。

TITLE:天の川
DATE:2022-07-22
TIME:22:08..22:11
撮影場所:熊野
カメラ:Olympus E-M1 MarkⅢ
鏡筒orレンズ:Zuiko ED 7-14mm F2.8
焦点距離:7mm
F値:F2.8
露出時間:30s
撮影枚数:8コマ
フィルター:none
ISO:6400
気温:28℃
赤道儀:AZ-GTi
オートガイド:none
画像処理:SI9、Lrで仕上げ、トリミング

himaを持て余しています。

 


ポータブルスポットクーラー

2022年08月11日 | キャンピングカー

いやー、晴れませんね~。そして暑いです。

撮影に行けず、コロナの感染者数も多く出掛けるのためらわれます。

こんな時は機材ネタになってしまうのですが、今回は暇にまかせてhimadawa号ネタです。

夏の車中泊では就寝時の暑さ対策が必要です。防虫網を取り付けて外の空気を取り入れる事はできるのですが蒸し暑さには耐えられません。夏は高原の涼しい所へ行くのが一番なのですが今年は天候が悪くそうもいきません。

ちょっと前に車載のサブバッテリーをリン酸鉄リチウムバッテリーに取り替えましたが、これが非常に優秀で同じくポータブル電源(これもリン酸鉄リチウムです)と合わせて大容量の電源が確保できました。

この電源があれば就寝時にバッテリーでクーラーが使用できないかと色々とリサーチして・・・ポツリ。

ポータブルクーラーをhimadawa号で使用できるようにしました。

ポータブルのスポットクーラーを車外に、ルーフレールから吊り下げて冷風のダクトを車内へ引き込む取り付け方法です。

使用するのは駐車中の就寝時だけ、限られた期間のみの使用ですのでこんな感じでも良いかなと思っています。

本体を車外にしたのはスペースと作動音のためです。就寝時に使用するので当然ですね。

窓ガラスの部分に取り付けた板にダクトを通しています。

肝心の冷房の能力は・・・0.41Kwと小さいです。一般的な6畳用エアコンの冷房能力は2.2Kw位ですから約1/4の能力しかありません。でも、夜間の就寝時の使用と限定すれば何とか耐えられるのではと思っています。

冷房能力が小さいので、消費電力は170Wと低くバッテリーで長時間の使用が可能となります。

7時間以上使用できるようです。

 

ポタ―ブル電源にも接続してみました。

これでも5時間くらい使えそうです。

 

さっそく今晩は自宅の駐車場で車中泊を体験したいと思います。

 


M8 Lagoon Nebula 

2022年08月03日 | 天体写真

とてつもない暑さと、コロナが猛威を振るってます。天文家にとっては夜に晴れてくれれば良いのですが、それも叶わない日が続いています。

7月22日 熊野で撮影した干潟星雲です。暑い日にこんなLagoonで水遊びをしたいものです。

ワンショトナローバンドで撮影したものです。M8干潟のモクモク感は良いのですが、M20 三裂は少し寂しい画像になってしまいました。

TITLE:M8 M20 M21
TIME:23:01..23:44
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FS60-CB
コンバーションレンズ:FC/FSマルチフラットナー
焦点距離:375mm
F値:F6.2
露出時間:90s
撮影枚数:14コマ
フィルター:L-eXtreme
ISO:25600
気温:27℃
赤道儀:SW EQ5 GOTO
オートガイド:PHD2 ZAW 120min
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:SI9コンポジット、Lrで仕上げ 、トリミング

 

やはり夏の熊野は、・・・ブヨにやれました。

色々と対策して行ったのですが、休憩時に車の中で長袖のファン付き空調服を脱いだ途端にやられました。こんなこともあるかと、昨年に処方して頂いた塗り薬を持って行ったので助かりました。

次の新月期には虫刺されの心配のない涼しい高原で撮影したいものです。