himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

NGC1579 北の三裂星雲

2022年10月30日 | 天体写真

良い天候が続いています。先日いつもお世話になっている天文ショップの店長さんとお話をしていて、二日も続けて晴れなくてもいいのにね(疲れるから)、などと贅沢なことを言っていました。

10月28日も天気が良く、熊野へ出掛けようと思っていましたが、昼間に私用で行った役所で疲れて近くの鈴鹿山脈に行き先を変えました。その結果は後日として今回も10月20日の開田高原の画像です。

長焦点で撮影した、NGC1579 北の三裂星雲

TITLE:北の三裂星雲(NGC1579)
FDATE:2022-10-20
TIME:22:39..23:37
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:セレストロン Edge HD800
コンバーションレンズ:Q1.6(50.8)エクステンダー
焦点距離:2032mm x 1.6 = 3251mm
F値:F16
露出時間:180s
撮影枚数:20コマ
フィルター:none
ISO:40000
気温:2℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:Si9でコンポジット、Ps,NIC, Lrで仕上げ 、
     約40%トリミング    

三裂星雲(M20)に似ているので「北の三裂星雲」と呼ばれる星雲です。
M20に比べると淡くて小さいので難しい対象です。残念ですが周辺部分の青い反射星雲は出せませんでした。
ペルセウス座にある小さな散光星雲です。その中の複雑な構造が魅力的な星雲ですね。

 


開田高原で、北アメリカとペリカン星雲

2022年10月25日 | 天体写真

10月20日の開田高原です。

長焦点の撮影は神経を使います。その撮影中に稼働させた2nd機材、短焦点で北アメリカ星雲、ペリカン星雲です。

夏の対象ですが、まだまだ高い位置にあります。夏に稼働できなかった分を取り戻しましょう。

TITLE:北アメリカ(NGC7000)、ペリカン星雲(IC5067)
DATE:2022-10-20
TIME:22:04..22:53
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FS60-CB
コンバーションレンズ:FC/FSマルチフラットナー
焦点距離:375mm
F値:F6.2
露出時間:70s
撮影枚数:41コマ
フィルター:LPS-D1
ISO:25600
気温:2℃
赤道儀:SW EQ5 GOTO
オートガイド:PHD2 ZAW 120min
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:SI9コンポジット、StarNet++、Ps、Lrで仕上げ

空(背景)が暗いと画像処理も楽ですね。調子にのって画像処理をしていたら思いのほかダイナミックな感じになりました。

天気が安定してきています。この週末も撮影に出掛けたいですね。

 


Arp 273 衝突銀河 宇宙の薔薇

2022年10月24日 | 天体写真
Arp 273と呼ばれる銀河はアンドロメダ座の方向に位置しています。
暗くて小さな銀河ですが、ハップル宇宙望遠鏡の画像で”宇宙の薔薇”として紹介されています。
二つの銀河が衝突して銀河の腕をすり抜けたような形状で、薔薇の花にたとえられています。
以前、愛好会例会でメンバーの方から長焦点で狙ってみてはと紹介されいました。
今晩の開田高原は安定した空ですので鏡筒を向けました。

TITLE:Arp 273 (UGC1810,1813)
DATE:2022-10-20
TIME:23:50..25:08
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:セレストロン Edge HD800
コンバーションレンズ:Q1.6(50.8)エクステンダー
合成焦点距離:2032mm x 1.6 = 3251mm
F値:F16
露出時間:180s
撮影枚数:24コマ
フィルター:none
ISO:40000
気温:0℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:Si9でコンポジット、Ps,NIC, Lrで仕上げ 、トリミング なし   

美しく、動的な銀河ですね。

ハップルの画像にはかないませんが、衝突して大銀河「UGC 1810」の腕をすり抜け、それを通り抜けたもう1つの小さい銀河が「UGC 1813」のダイナミックな様子がよく分かります。大銀河にはすり抜けた跡が見えます。

こんな画像が得られるとは思いませんでした。楽しいですね。

 


まだまだイケるよ、 網状星雲

2022年10月23日 | 天体写真

こんな絶好の撮影のチャンスは逃せません。10月20日の開田高原では2台体制で撮影しました。

SXD2の赤道儀は長焦点、EQ5 Proは短焦点。ポータブル電源、車のサブバッテリーともリン酸鉄リチウムに更新してありますので2台体制でも電気の心配はありません。

まずは天頂付近の夏のなごり、白鳥座の網状星雲です。

TITLE:網状星雲(NGC6960,6992)
DATE:2022-10-20
TIME:21:27..22:00
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FS60-CB
コンバーションレンズ:FC/FSマルチフラットナー
焦点距離:375mm
F値:F6.2
露出時間:60s
撮影枚数:31コマ
フィルター:LPS-D1
ISO:25600
気温:3℃
赤道儀:SW EQ5 Pro
オートガイド:PHD2 ZAW 120min
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:SI9コンポジット、StarNet++、Ps、Lrで仕上げ、トリミングなし

東西の網状星雲を網羅した画角で全体を写しこみました。

機材の展開が終り、撮影に入ると体が段々と冷えてきました。撮影対象は夏ですが体感は一気に冬です。

 

 


開田高原でステファンの五つ子銀河とNGC7331

2022年10月22日 | 天体写真

秋もだいぶ深まり、天候も安定してきたようでやっと夜に晴れるようになってきました。

10月20日は高気圧の前面に覆われて、全国的に雲一つない快晴が期待できます。新月前で月の影響も少ない絶好のチャンスを逃すわけにはいきません。

前日から機材一式、食料、着替えなどはハイエースに積み込んで準備し、20日(木)は15時に仕事を終わりと同時に開田高原に向けて出発。

18時30分過ぎにはいつもの開田高原に到着しました。

開田高原は快晴、まだ薄明は終わっていませんが天の川が見えています。今晩は期待できそうです。

今晩は天候も良く、星景写真等を撮影に来られる方も多そうなので車のライトを避けるために、撮影場所は近くのヘリポート跡として機材を展開しました。

SXD2赤道儀にはFC100の屈折をセットし、まず鏡筒を向けたのはステファンの五つ子銀河です。焦点距離740mmでは短いのでQ1.6エクステンダーを組み込みましたが、それでも画角が広いので近くのNGC7331とコラボで撮影しました。

TITLE:ステファンの五つ子&NGC7331
DATE:2022-10-20
TIME:20:14..21:01
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:takahashi FC100-DF
コンバーションレンズ:takahashi Q1.6(50.8)エクステンダー
焦点距離:740mm x 1.6 = 1184mm
F値:F11.8
露出時間:180s
撮影枚数:16コマ
フィルター:none
ISO:25600
気温:4℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:Si9でコンポジット、Ps,NIC, Lrで仕上げ 、
     約50%トリミング    

右下がステファンの五つ子銀河、左上がNGC7331、その周りにも小さな銀河がいくつか見られます。
NGC7331は初めて撮影しましたが美しい銀河ですね。次回はじっくりと撮影したいものです。

鏡筒をEdge HD800と載せ替えて長焦点でステファンの五つ子銀河です。

TITLE:ステファンの五つ子銀河
DATE:2022-10-20
TIME:21:40..22:29
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:セレストロン Edge HD800
コンバーションレンズ:Q1.6(50.8)エクステンダー
焦点距離:2032mm x 1.6 = 3251mm
F値:F16
露出時間:180s
撮影枚数:16コマ
フィルター:none
ISO:40000
気温:3℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:Si9でコンポジット、Ps,NIC, Lrで仕上げ 、
     約50%トリミング    

今晩は大気の状態が良いようで期待できます。

つづく

 


9月15日 月 火 木 土

2022年10月19日 | 天体写真

早いもので、もう10月中旬となり天候も安定してきていると感じられる今日この頃です。

11月8日の皆既月食、天王星食を楽しみにしています。その予行練習を兼ねての撮影です。

月齢20.2

DATE:2022-10-16
TIME:00:48
撮影場所:四日市
カメラ:Olympus  E-M1 MarkIII
鏡筒orレンズ:FC100-DF
コンバーションレンズ:76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
赤道儀:SW EQ5pro
フィルター:none

火星

少し欠けて見えます。

内惑星(水星、金星)は月のように満ち欠けし、外惑星(火星以遠)は満ち欠けしないと言われますが、火星は地球に近い位置では実際は少し欠けています。

 

木星

土星

DATE:2022-10-15,16
撮影場所:四日市
カメラ:ZWO ASI 462MC
鏡筒orレンズ:FC100-DF
コンバーションレンズ:2Xバロー
焦点距離:740mm x 2 = 1480mm
F値:F14.8
撮影:ASICap
赤道儀:SW EQ5pro
フィルター:IR/UV
画像処理:ASI Studio,Lr,トリミング

なんだか最近は惑星ばかり撮影していますね。