himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

熊野の花火と太地

2018年08月22日 | 天体写真

8月10日からの夏休み(盆休み)中の天候は晴れているのですが雲が多く、天体観測、撮影が出来ない日々が続いています。

8月17日(金)GPVを見ていると雲の切れ間が多くチャンスが巡ってきているようです。

今日でしょう。今です。今しかない。目的地は何処か良いかとない頭で考え、南方面がよりGPVが真っ黒なので紀伊半島の南端、いつもの太地へ向かうことにしました。

15時頃に出発。月齢5.7日、月が沈むのは22:35です。自宅から目的地までの走行距離は約200km、道の半分は高速道路ですので約2.5時間。夕方には現着し温泉に入り夕食を済ませ、サッパリした気分でまずは惑星でも撮影し、月が沈み空が暗くなってから・・・・・と、勝手に計画を考えていました。

走行中にナビが、”この先渋滞がありますのでルートを変更します” なぜかな?

尾鷲を通過し、熊野へ向かう尾鷲南ICの入り口が封鎖されています。看板を見ると”熊野大花火大会”と・・・・・

 選択肢がないので、仕方なく国道42号線で矢ノ川峠を通り熊野へ向かいました。

ちゃんと事前にリサーチしないと。思い付きは駄目ですね。

熊野の手前10km位から渋滞が始まり、熊野市内の鬼ヶ城を通過したのが19:10で大花火大会の開始時刻でした。

 

沖には豪華クルーズ船が4隻みえます。走行中に片手で撮影しましたのでぶれててすいません。

 

飛鳥Ⅱ、にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなすダイヤモンド・プリンセスの様です。

惑星大集合に合わせて、豪華客船大集合です。

花火を横目で見ながら太地には20:15に到着。

天然かけ流しの温泉、”ゆりの山温泉”に入湯しましたが、この温泉はぬる湯で長時間入湯するのが良いそうですが時間がないので早く出ました。たしかにぬる湯でした。

21時前には目的の太地町平見台園地に到着。まだ月はありますが雲のない星空です。月はまだありますが天の川も見えます。

今日は旧暦の7月7日七夕です。天の川をはさんで織姫と彦星が見えます。

やはり旧暦のお祭りは本来の時期だと実感が湧きますね。

 夏の定番 M8(干潟星雲)+M20(三烈星雲)

カメラ:E-M5Ⅱ

レンズ:Borg FL55+フラットナーx1.1 焦点距離:275 :F5

露出時間:120sx8枚   ISO:1600

NGC6960 網状星雲

カメラ:E-M5Ⅱ

鏡筒:FC100+FC-35レディーサー
焦点距離:480  F4.8
露出時間:120s x8枚   ISO:1600

 

日が変わる頃には、秋の星座が現れます。

これも定番のM45 すばるを撮影

 カメラ:E-M5Ⅱ

鏡筒:FC100+FC-35レディーサー
焦点距離:480  F4.8
露出時間:120s x8枚   ISO:1600

そして夜明け前にはオリオンが起き上がってきます。

 オリオン座の三つ星と子三ツ星 M42,M43、NGC2024,IC434

レンズ:zuiko ED150 F2

焦点距離:150 F値:F2.8
露出時間:75s 8x枚
ISO:1600

このblogを書いているとき、台風20号が接近し、熊野、和歌山の荒れた海がテレビで放送されています。花火大会の会場は波に覆われています。被害のないことを祈ります。

 

 

 

 


原村星まつり から木曽天文台へ

2018年08月10日 | 天体写真

8月3日の続きです。

継子岳(ままこたけ)から登る天の川

8月3日21時53分

オリンパスE-M5-Ⅱ ISO1600x1枚 JPG

 

M20/NGC6514三烈星雲です。

FC-100DF+Q1.6

オリンパスE-M5-Ⅱ ISO1600 300秒x8枚をステライメージでスタック

M8 干潟星雲です。

FC-100DF+FC35レディーサー

オリンパスE-M5-Ⅱ ISO1600 60秒x8枚をステライメージでスタック

8月3日は23時ころに月が現れ空が明るくなったので撮影は終了としました。

 

乗鞍岳と北斗七星、カシオペア 

 23:06撮影

おやすみなさいー

 

 

 

翌朝、8月4日 長野県原村へ向けて出発です。

9時ころには星まつりの会場である、原村八ヶ岳自然文化園に到着。

星まつりは、昨日の8月3日PM5時からスタートしているので会場の駐車場は満車で、少し離れた第二駐車場にhimadawa号を停め会場に向かいました。

 会場ではみずがき湖天文愛好会のKさんにお会いすることが出来ました。又昨年出かけた四国の天体望遠鏡博物館の方もみえて色々とお話を聞かせていただきました。

天体望遠鏡メーカー、天文ショップのブースがたくさん並び、目を引く物、心を揺さぶられる物が多くありましたが大人の心で見学だけにしました。

正午頃には星まつりはそこそこにして今回の最後の目的地である、木曽天文台へ向かいました?。いいえ、正しくは戻りましたかな?

木曽天文台の少し手前には、大きな電波望遠鏡が稼働しています。

これは、名古屋大学の宇宙地球環境研究所の施設です。

主に太陽風を観測をしているそうで、宇宙からの電波を受信し、太陽風によるその電波の乱れから太陽風を観測しているそうです。

アンテナの上下角はモーターで機械的に変えていますが、左右の向は沢山のダイポールアンテナでフェーズドアレイを組み、電気的に指向性を持たせているそうです。

沢山、横に並んでるのがフェーズドアレイのダイポールアンテナです。

木曽天文台と合わせて特別公開されていました。

少し山を登ると大きなドームが見えてきました。

木曽天文台は、東大の観測所で今日は一年に一度の特別公開の日です。

ドーム内には口径105㎝のシュミット望遠鏡が据え付けられています。

 望遠鏡の仕様は

 筒先の補正板の口径は105㎝ですが、主鏡の直径は150㎝です。

鏡筒内の焦点位置にCCDセンサーを取り付けて観測するそうで、直接の眼視はできません。

 

 P8043346

 

 

 暗くなれば鏡筒に取り付いている、20㎝屈折のガイド鏡で惑星を見せていただける予定でしたが、夕方から雷が鳴り、雲が垂れ込めて残念ながら見ることはできませんでした。

有意義なロードでした。

P.S このblogを書いているとき、木曽天文台のHPを見ていたら

Pin2018.08.07 Pin
8月5日(日)の夕方に、近隣で人が熊に襲われる事件が発生しました。観測所構内でも親子連れの熊が目撃されていますので、見学にお越しの際は十分にお気をつけください。

皆さん、山間部での夜の一人遊び危険ですよ!

 

 

 


チャオ御嶽スキー場でも惑星大集合

2018年08月06日 | 天体写真

 

8月3日(金)今回も勝手にプレミアムフライデーでロードに出発です。

木曽方面のGPVは真っ黒で、月齢21、月の出は22:40頃のコンデションです。

今回はいつもの開田高原の先20kmにあるチャオ御嶽スキー場まで足を延ばしました。

名古屋は40度を超える凄まじい暑さです。ここは標高1800m、赤トンボが舞い爽やかなのですが、日差しはきついです。

 駐車場の南には、御嶽山の継子岳(ままこだけ)を望みます。この斜面にスキー場があります。

北には乗鞍岳です。

標高が高く、広々とした良い観測地だと思います。

夕暮れを待ち、西の空には金星が現れました。

そして次々と惑星が現れました。

惑星の大集合です。東から西へ黄道に沿って惑星が並びました

火星の模様もよく見えます。

撮影機材は、FC-100DF+ x2 テレビューバロー + ZWO ASI 290MC

ステライメージ8で動画からスタック

この時期にステライメージのVerが上がり、動画の処理が良くなったようです。

我ながら、10cmの屈折でここまで撮影できるとは思いませんでした。

続いて、いて座にある、M20/NGC6514 三烈星雲星雲を撮影しました。

 これも自分ではいいんじゃないかと思います。

撮影機材は、FC-100DF + Q1.6 オリンパスE-M5‐Ⅱ

ISO1600 時間300秒 x 8枚をステライメージでスタック

続く