himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

IC2177 かもめ星雲

2020年02月26日 | 天体写真

2月20日 ”Ra”での撮影のつづきです。

あわててFlatを撮影して処理を行いました。

DATE:2020-02-21
TIME:00:33..55
撮影場所:太地
カメラ:Eos Ra
鏡筒orレンズ:FC-100DF
コンバーションレンズ:FC-35Re
焦点距離:480mm
F値:F4.8
露出時間:120s
撮影枚数:8枚
フィルター:none
ISO:3200
気温:7℃   

周辺減光は完璧ではありませんが改善されたと思います。

ついでに前回のカルフォルニア星雲もFlatを加えて再処理を行いました。

前回と同じ元画像ですが少しは見られるようになったかと思います。

今まではセンサーサイズの小さいフォーサーズですので周辺減光はあまり気にならなかっのですがフルサイズはフラットが必須ですね。

つづく

 


NGC1499カルフォルニア星雲

2020年02月24日 | 天体写真

新月期に入り天候も良かった2月20日のセカンドライトです。

撮影地は太地、20日(木)13時に自宅を出発。撮影地までは約200km、撮影プランを頭に巡らせながら安全運転での走行です。

今晩の目的は手持ちの鏡筒、レンズを取り付けての試し撮りです。フルサイズでのイメージサークル、星像などの確認が目的です。

取っ替え引っ替えの撮影で枚数は少ないのですが、ぼちぼちと結果をupしていきます。

最初はカメラのパッケージにも印刷されている、Raのシンボルとも思われるNGC1499カルフォルニア星雲です。

DATE:2020-02-20
TIME:23:18..35
撮影場所:太地
カメラ:Eos Ra
鏡筒orレンズ:FC-100DF
コンバーションレンズ:FC-35Re
焦点距離:480mm
F値:F4.8
露出時間:120s
撮影枚数:8枚
フィルター:none
ISO:3200
気温:7℃  

 レデューサーを組み込みましたが周辺減光があります。フラットが必要ですね。星像は端までシャープだと思います。

この夜は快晴で朝まで撮影を続けましたが夜明け前には惑星と月が並びました。

左下から、月、土星、明るいのが木星、火星、さそりのアンタレスです。

DATE:2020-02-21
TIME:05:35
撮影場所:太地
カメラ:E-M1mkⅡ
鏡筒orレンズ:M.Zuiko 7-14mm
コンバーションレンズ:none
焦点距離:11mm
F値:F2.8
露出時間:10s
フィルター:none
ISO:5000
気温:5℃   

つづく


いつかは"a"モデル、ついに"a"モデル そしてファーストライト

2020年02月22日 | 天体写真

現在、himadawaが天体撮影に使用しているカメラボディーは、Olympus E-M5mkⅡ(HKIR)をメインとし、同じくOlympusのノーマルで E-M5、E-M1mkⅡです。

2013年3月11日 ミラーレス一眼のOlympus E-M5 でオリオン座を撮影したのが始まりで、以来Olympusのミラーレス一眼を使って撮影しています。優秀なライブビュー機能でモニターを見ての導入、構図、フォーカス合わせ、撮影中にどんどん星雲が見えてくるライブBULBなど天体撮影には大変使いやすく、撮影中も楽しめるカメラだと思って愛用しています。

最近は撮影も少しずつ慣れてきたので、鏡筒と短焦点の2台を同架、あるいは星景写真との2台体制で撮影し天候がすぐれない昨今ですので撮影効率を高めたいと思っています。

でも天体用のアストロカメラは1台だけですので、もう一台アストロカメラをと考えていました。

もう一つ、PC、スマホの撮影支援ソフトも使っているのですが対応するカメラはメジャーどころのN社、C社で、マイナーなOlympusは対応していません。将来は・・・?ですが。

こんなことから実績のあるC社のカメラから選定すると、60d、フルサイズでは6dか。フルサイズにあこがれるし鏡筒FC-100DFにはフルサイズ対応のFC-35レジューサー用意してある。

Olympusのミラーレス機の強力なライブビューを知っているhimadawaとしては、ミラーレス機が天体写真には向いていると思う。となるとCanonでは昨年末に発売された、純正のアストロカメラ ”Ra” が候補となる。"R"を購入して改造も選択肢ではあるがやはり、いつかは"a"モデルなので、ついに"a"モデルの購入を決定しました。

決断力のあるhimadawaは在庫の有無と、価格的にはどこでもほぼ同じであるが5%ポイント還元を目安にして1月31日についに購入。

2月1日の遠征前日にRaカメラボディーを手に入れてしまいました。

ボディーを手にして最初に気づいたのがシャッター幕です。

電源"OFF"で閉じ、"ON"で開く仕様です。レンズ交換を頻繁に行う天体用ミラーレス機にはありがたい機能です。

2月1日 太地でファーストライトに勇んで出かけたのですが、残念ながら1枚も撮影することが出来ませんでした。

鏡筒に取り付けてLVでフォーカス合わせ、その他を設定して撮影スタート・・・・、インターバルタイマーがスタートしても液晶モニターの表示に変化がない。これが仕様なのかと思い最初の撮影が終わり再生しても画像がない!!!!。これはおかしい、色々と設定をたどってみても状況は変わらない。

そんなこんなを1時間くらい続けても撮影が出来ないのファーストライトは諦めることに。気を取り直して従来のシステムでの撮影に切り替えました。

後日、自宅で取説、netで撮影出来ない状況を調べても解決せず、メーカーのサポートで聞こうと取説類でTEL番号を探していると1枚の紙が”パラリ”、Ra用の説明書が出てきました。使用方法に関する注意事項に、望遠鏡の使用は”レンズなしレリーズ”を”する”に設定せよと書いてある。これだ!!

 

2月5日 またまた太地で出かけたので再度のファーストライトです。

フルサイズのM42です。月齢11.2日の月がすぐ近くで輝いているのでフィルターを使用しての撮影。

DATE:2020-02-05
TIME:20:35..21:16
撮影場所:太地
カメラ:Eos Ra
鏡筒orレンズ:FC-100DF
コンバーションレンズ:none
焦点距離:740mm
F値:F7.4
露出時間:180S
撮影枚数:8枚
フィルター:QBPF
ISO:1600
気温:5℃   

苦難のファーストライトでした。

 


HD800でトラペジウム

2020年02月17日 | 天体写真

2月1日にHD800で撮影したものです。

たくさんの星が生まれている所だそうです。

DATE:2020-02-01
TIME:23:01..21
撮影場所:太地
カメラ:E-M5Ⅱ
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:60Sx8,30Sx8,15sSx8,7Sx8
撮影枚数:4x8枚
フィルター:none
ISO:1600
気温:5℃    

マイクロフォーサーズ トリミングなしです。2月1日に撮影した画像はこれで終わりですが、これからの春の銀河祭り、色々と撮影したいと思います。

 

 


M108 渦巻星雲

2020年02月16日 | 天体写真

2月1日に撮影したシリーズです。

深夜に天頂付近から撮影対象をチョイスしたのがM108 渦巻銀河です。

近くのM97ふくろう星雲の近くなのですが、今までに撮影したことがないと思います。

9.9等級で暗いのですが、HD800の長焦点で初の挑戦をしました。

DATE:2020-02-02
TIME:00:51..01:32
撮影場所:太地
カメラ:E-M5Ⅱ
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:300s
撮影枚数:8枚
フィルター:none
ISO:1600
気温:5℃    

何とか撮れたのかと思いますが、もっと撮影枚数を増やすべきでした。あっちも撮りたい、こっちも撮りたいと8枚位で撮影対象を変えてしまうhimadawaは辛抱が足りませんね。

 


M51 子持ち銀河 

2020年02月15日 | 天体写真

相変わらず天候に悩まされています。色々と試したいことがあり次の新月期には撮影に出かけたいのですが・・・・気を取り直して以前に撮影したものを処理してみました。。

2月1日に和歌山で撮影した、M51子持ち銀河です。

渦巻銀河の本体がM51 NGC5194で、子がNGC5195です。

今回はHD800の長焦点で撮影してみましたがそこそこ構造がでているのかなと思っています。

DATE:2020-02-02
TIME:03:14..03:54
撮影場所:太地
カメラ:E-M5Ⅱ
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:300s
撮影枚数:8枚
フィルター:none
ISO:1600
気温:5℃    

今回の撮影ではガイドスコープを変えてみました。2000mmを超える長焦点ではQHYのミニ・ガイドスコープ(30mm f130mm)は役不足と思い、kasai 50mm f200mmにEX1.5を取り付けて、f300mmとしました。


Simosato SLR

2020年02月07日 | 天体写真

2月5日 またまた和歌山県に出かけました。

今回の目的は、海上保安庁の下里水路観測所です。

昨年の秋に天空を貫くレーザービームを見てから色々と調べていましたが、今回幸運にも見学の機会が与えられました。

とりあえずタイムラプス撮影した動画です。宇宙空間に吸い込まれていく光跡が幻想的です。

人工衛星を追跡して距離を測定されているそうで、人工衛星の正確な軌道を調べることにより、地球が回転する様子,汎地球規模でのプレート運動の様子, 地球重心に準拠した局の位置,など地球・宇宙に関する 様々な知識を得ることができるそうです。 

難しいことはさておき、SWならばライトセーバーがオリオンに襲っているようにも見えます。

23時頃には撤収しました。職員の皆さんありがとうございました。

帰りにはいつもの太地へ立ち寄りましたが、月が明るく平日でもあり天文愛好家の方はどなたも見えませんでしたので温泉につかり帰宅しました。

オリンパス E-M1mkⅡ  露出時間3.2s 

手持ちでの撮影ですが手ぶれ補正、優秀です。

 


トラペジウム

2020年02月04日 | 天体写真

新しい年を迎えても天候が良くなく、うずうずしていましたが、2月1日(土)南の方は雲が無さそうでしたのでいつもの太地町へ出かけてきました。

ノーマルカメラで撮影です。海面の上にはカノープス、冬の大三角、冬のダイヤモンド(カペラは入りませんでした)が1枚に収まりました。でもちょっとわ解りずらいですね。カノープスからカペラまでは魚眼レンズでないと入りきらないようです。

DATE:2020-2-1
TIME:22:22
撮影場所:和歌山県太地町平見台
カメラ:オリンパス E-M1MarkⅡ
レンズ:M.Zuiko 7-14mm(8mm) F2.8
F値:F2.8
露出時間:15s
ISO:5000

いつも撮影するオリオン座 M42なのですがトラペジウムが確認できるようにと初めて多段階露光に挑戦してみました。露光時間は180s、90s、45s、22s、11sの5段階。

各々をコンポジットで処理し、更に5段階をコンポジットしてみましたが、結果はトラペジウムは埋もれてしまいました。もう少し勉強します。

気を取り直して撮影時間11sだけを処理してみました。

DATE:2020-2-1
TIME:21:42..21:44
撮影場所:太地町平見台
カメラ:E-M5Ⅱ
鏡筒orレンズ:FC-100DF
コンバーションレンズ:none
焦点距離:740mm
F値:F7.4
露出時間:11s
撮影枚数:8枚
フィルター:none
ISO:1600
気温:5℃    

 

拡大すると

この位の露出時間で全体とトラペジウムのバランスが何とかかと思います。

この日は朝まで良い天気でしたので他にも撮影したものがありますのでボチボチ処理を進めていきたいと思います。