himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

今季初の M42

2021年10月22日 | 天体写真
今季初のM42星雲を自宅から撮影したものです。
今回は、L-eXtremeフィルターを使ってどんな画像になるかを試してみました。
M42の星雲の出方は余り変わらないようですが、恒星、背景が青っぽく、ランニングマンが真っ赤で良くわかりません。
そして当然ですが星が少ないですね。
TITLE:M42-LeXt-40000
DATE:2021-10-16
TIME:02:04...02:19
撮影場所:川原田
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FC100-DF
コンバーションレンズ:76Dフラットナー
焦点距離:770mm
F値:F7.7
露出時間:120s
撮影枚数:8コマ
フィルター:L-eXtream
ISO:40000
気温:23℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-IIM
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、
     Lrで仕上げ 、約90%トリミング  
 
 
この画像に、QBPフィルターを使って撮影したものをコンポジットしてみました。

普通のM42に戻った感じです?

お試しでした。


赤い 天の川を再処理

2021年10月21日 | 天体写真

前回の記事で投稿した、赤い 天の川の画像をもう少し何とかならないかと思っています。

フィルターの使用で星が流れているのはどうしようもないので、左下が町の明かりがかぶっているのをphotoShopの勉強と兼ねて処理してみました。

恥ずかしながらPhotoshopは何から手を付けたらよいか、また使用方法が良くわからず躊躇していました。天文愛好会の画像処理勉強会の予定もあるので、ここで一発頑張らねば皆さんについて行けない自習を始めたところです。

先ずはグランデーションマスクを使ってカブリを減らしました。

少しは見やすくなったと思いますが、まだまだですね。


濃い 天の川銀河

2021年10月10日 | 天体写真

山梨県北杜市で行われた天文愛好会の例会の翌日、開田高原経由で帰路につきました。

10月3日(日)早朝にみずがき湖を撤収し、途中仮眠しながら開田高原へ。昨晩の疲れを癒すために炭酸泉に浸かれる二本木の湯で休憩。実はこの温泉に足を運ぶのは二年ぶりで、緊急事態の時には自粛していました。

今回の目的は御嶽山に沈む天の川をDuoBandフィルターで撮影したらどんな画像になるかです。

星景写真となりますので広角のカメラレンズでの撮影となります。

TITLE:濃い天の川
DATE:2021-10-03
TIME:19:56
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Samyang 14mm  F値:F2.8
露出時間:100s  撮影枚数:1コマ
フィルター:Lee No,2をレンズの後ろ +  L-eXtream
赤道儀:Vixen SXD2
画像処理:上下方向を約80%にトリミング  

L-eXtream 48mmのフィルターはカメラのマウントアダプター内に取り付けました。

濃い天の川が撮影出来ましたが、やはり相当に星が流れています。(掲載の画像は上下とも約10%づつトリミングしています)やはり無理があるようですので次回はもう少し焦点距離の長いレンズで試してみたいと思います。

露出時間が長いので御嶽山の稜線も流れてボケてしまいましたが、いつもとは違う天の川と夏の大三角の画像となりました。

この撮影ポイントでは、お隣にプロのカメラマンさんが居られてタイムラプスを撮影されていました。少しお話をさせていただきましたが大変アグレッシブに撮影されていました。是非とも出来上がった画像を拝見したいものです。

21時頃には撤収し帰路につき、0時過ぎに高速を出て自宅に戻り、翌日は普通に仕事に出かけました。

久しぶりの遠征で撮影結果に課題も残りましたが、手ごたえもあり充実した3日間でした。

そして、コロナに影響されない普通の行動が出来るの日が待ち遠しく思いました。

薄明時の雄大な御嶽山


M31 アンドロメダ銀河を合成

2021年10月09日 | 天体写真

前の記事で紹介しましたアンドロメダ銀河の画像2枚を合成してみました。

銀河の広がりと豊かな色合いで立体感のある、いつもとは違うアンドロメダ銀河に仕上がりました。

これ、楽しいですね!

 


アンドロメダと露出倍数

2021年10月08日 | 天体写真
10月2日 みずがき湖天文愛好会 例会で、こうちゃんさんからのお話もあり、次に撮影したのはM31 アンドロメダ銀河ですが、DuoBandフィルターの有無で画像の違いと、露出倍数を確認してみました。
 
先ずはフィルターあり
DATE:2021-10-03
TIME:00:11..00:52
撮影場所:みずがき湖
カメラ:Eos Ra
鏡筒orレンズ:takahashi FS-60CB
コンバーションレンズ:FC/FSフラットナー
焦点距離:374mm
F値:F6.2
露出時間:300s
撮影枚数:9コマ
フィルター:L-eXtream
ISO:40000
気温:12℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-IIM
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:Si9、Lrで仕上げ 、約70%にトリミング
 
つづいてフィルターなし
DATE:2021-10-02
TIME:23:15..23:46
撮影場所:みずがき湖
カメラ:Eos Ra
鏡筒orレンズ:takahashi FS-60CB
コンバーションレンズ:FC/FSフラットナー
焦点距離:374mm
F値:F6.2
露出時間:60s
撮影枚数:30コマ
フィルター:none
ISO:12800
気温:12℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-IIM
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:Si9、Lrで仕上げ 、約70%にトリミング
 
M31はフィルター無しでは色にとぼしい感じなのですが、L-eXtreamを使った画像では色が豊かで、銀河の腕にはHαの赤いポチポチが確認できてM83銀河を真横から見ているような感じです。いつもとは違うアンドロメダ銀河の一面が見られたようです。
 
露出条件は、
フィルター無しが ISO12800 30s でヒストグラムは30%位。
フィルター有りは、ISO40000 300s でヒストグラムは20%位です。
 
ISO感度で約3倍、露出時間で約3.1倍と、ヒストグラムの違いは除いても10倍位の露出倍数になるようです。 間違っていたらゴメンナサイ。ご指摘ください。
 
でもミラーレスカメラでもこのような画像が得られるのでね。
 

愛好会例会とNGC6888 クレセント星雲

2021年10月05日 | 天体写真

新型コロナの感染者数が激減しています。もちろんワクチン効果は絶大だと思いますが、それにしても減り方が凄いです。これも宇宙の進化の様に何かの自然の摂理が働いているのでしょか?。himadawaには解りません。

そんな中、緊急事態が解除された10月2日に天文愛好会の例会が久方ぶりに開催されました。コロナの感染者数、台風一過の晴れ、新月期とベストなタイミングで2年ぶりにお会いできる会員さんと対面できるのを楽しみにして出かけました。ただ一つ高速料金の土日割引が無かったのが残念です。

10月2日(土)午前3時に起床し自宅を出発し、近くの高速ICを3:40に通過。深夜割引の権利獲得です。いつもは甲府方面までは中央道を利用するのですが、今回は新しく無料区間も含めて開通した中部横断道を利用して行くことにしました。新東名 新清水JCTから中部横断道、双葉JCTを経由して向かいましたが明るい昼間の快適な走行で14時にはMIZUGAKIKO BASEに到着。

会員の皆さんの近況報告、新たに会員になられた方々の紹介な等々。夕方には雷が鳴り夕立が来ましたがこの時間に美味しい夕食、たっぷりキノコ汁をゆっくりといただく事が出来ました。食事が終わる頃には雨もやみスッキリとした夜空を迎えられ、これもベストなタイミングです。

機材の展開が整い最初に鏡筒を向けたのはNGC6888クレセント星雲です。以前に撮影した時は右側の赤い明るい部分しか写らなかったのです(だからクレセント、三日月ですよね)が、今回はL-eXtreamのDuoBandフィルターを使用してみました。このフィルターは星雲の発するHαとOⅢ輝線だけを半値幅7nmの狭いスペクトルで透過するものだそうです。

TITLE:NGC6888クレセント星雲
DATE:2021-10-2
TIME:20:40..22:34
撮影場所:みずがき湖
カメラ:Eos Ra
鏡筒orレンズ:takahashi FC-100DF
コンバーションレンズ:takahashi EX Q1.6X(50.8)
焦点距離:1184mm
F値:F11.8
露出時間:420s
撮影枚数:17コマ枚
フィルター:L-eXtream
ISO:40000
気温:16℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-IIM
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:Si9、Lrで仕上げ 、トリミングなし  

愛好会のももんがさんのアドバイスもあり、自分の思っていた以上の露出時間を掛けて撮影しました。

淡い部分まで出すことが出来たと思います。この画像を見れば、”もうクレセントとは言わせないぞ”ですね。