himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

クリスタールボールに始まり、逆さ日の出で〆

2022年02月27日 | 天体写真

そろそろ冬も終わりに近づいて来ているようです。そして新月期を迎えようとする2月24日、25日の二晩続けて南紀方面での撮影に出掛けました。

24日(木)16時頃に自宅を出発、18時30分頃には熊野の撮影地に到着。わくわくするような星空が広がっています。

まずは西側の秋の空から選んだのは、クリスタルボール星雲 NGC1514です。

TITLE:NGC1514クリスタルボール銀河
DATE:2022-02-24
TIME:21:07..21:39
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FC100-DF
コンバーションレンズ:takahashi EX Q1.6X(50.8)
焦点距離:1184mm
F値:F11.8
露出時間:120s
撮影枚数:16コマ
フィルター:none
ISO:25600
気温:3℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:SI9、NIC、Lrで仕上げ 、約50%トリミング    

小さな星雲ですがとても美しく透明感があり、まさにクリスタルボールです。

以降、月が昇る03時頃まで色々な対象を撮影しましたが、ボチボチと処理を進めて行きたいと思います。

中略

26日、二日目の夜明け近く、くじらの町”太地”です。

月に照らされた熊野灘。その横にはさそり座が夏を招いています。

記念写真を一枚。手持ちで露出時間は2秒、星空AFです。

刻々と空が明るくなり夜明けを迎えました。

太陽と共に右上には月齢24の月ですが、1枚の画像で撮影出来ました。

 

水平線から昇った太陽が少し上空にある雲に隠れ、チョット不思議な感じです。名付けて”逆さ日の出”と勝手に言っています。

 


BORG 55FLモーターフォーカサーV2

2022年02月08日 | 天体写真

前回製作した55FLのモーターフォーカサーは速度が少し速く微妙な調整が難しかったので、減速比の大きいギャードモーターを手配してVer.2を製作しました。

速度が遅くなり微妙な調整も可能なようです。

BORG 55FLモーターフォーカサーV2

昨晩に実際の星像で確認してみました。

55FLモーターフォーカサーVer2

振動は無く、うまくファーカス合わせが行えるようになりました。

焦点距離が短いので赤道儀はいらないだろうと、カメラの三脚にレンズを取り付けて試しましたがライブビューで拡大して動画を撮影してみると星の移動が速いですね。

30倍に拡大すれば当たり前ですね。やっつけ仕事の性格が現れました。


BORG 55FLにもモーターフォーカサー

2022年02月03日 | 天体写真

今日は3回目のコロナワクチンを接種してきました。注射針の痛みと言うか注射されている感触がほとんどありませんでした。接種してくださった先生によると注射器が変わり針が非常に細くなったそうです。

3回目の接種でも安心してよいのかわかりませんが効果を期待したいです。

ここのところBORG 55FL 200mmを使い星雲の撮影を行っていて、シャープなレンズですのでピント合わせでレンズのヘリコイドに手が触れると微妙にブレて合わせづらく思っています。そこで以前から考えていたモーターフォーカサーを製作してみました。

ヘリコイド式ですので今回はベルトドライブとしました。

①フォーカスリングの外周に、タイミングベルトの歯が外側を向くように滑らないように巻き付けました。

 可動範囲は45°位ですので、タイミングベルトの歯も45°位しか取り付けていません。

②鏡筒バンドを利用してモーターベースとし、以前に再作したものと同じサーボモーターを改造したギヤードモーターを取り付けます。

③タイミングベルトの長さを調整して瞬間接着剤で繋ぎ輪とします。

④サーボモーターの出力軸にプーリーを取り付けてベルトを嵌めれば出来上がりです。

⑤電源、コントローラーは以前再作したものを流用します。

 

実際に動かしてみるとこんな感じです。

今晩は曇って実際に星で確認できませんでしたので、煙突の航空障害灯で試してみました。

ここで問題が、どこを探してもバーティノフマスクが見当たりません。最後に使ったのは1月26日に熊野ですので、現地に落としてきた可能性があります。こんど探してみよう。

仕方がないのでバーティノフマスクなしのライブビュー画像です。

普通のラック&ピニオンのように減速装置がないので少し動きが速いですが、実際の星像で使い勝手を確認したいと思います。

 

 


またまた sh2-240レムナント

2022年02月01日 | 天体写真

またまた レムナントの撮影です。

前回はBORG 55FL 200mm  ナローバンドフィルターはサイロトンのデュアルバンドパスフィルターで撮影しましたが、OⅢの緑の部分がうまく出すことが出来ませんでした。

そこで同じレンズを使い、今回はOPTOLONGの L-eXtremeで撮影しました。

TITLE:sh2-240レムナント 
DATE:2022-01-26
TIME:22:35..25:06
撮影場所:熊野
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Borg 55FL
コンバーションレンズ:7880レデュサー
焦点距離:200mm
F値:F3.6
露出時間:240s
撮影枚数:37コマ
フィルター:L-eXtreme
ISO:40000
気温:7℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-IIM
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:St9コンポジット、Nik Collection、Lrで仕上げ 、トリミングなし 

緑が加わりだいぶと派手な画像となりましたが、同じコンセプトのワンショット ナローバンドパスフィルターですが違いがあるのが良くわかります。

露出もDBPが、ISO25600 120sに対してL-eXtremeは、ISO40000 240sでしたので露出倍数は3~4倍くらいになるようです。L-eXtremeの方が透過幅シャープで特性が良く出ているようですが、高感度、長時間の撮影が必要になるようです。

何か新しい世界に入り込んでいくようです。