himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

9月30日 木星と土星

2022年09月30日 | 天体写真

9月30日 全国的に天候が良いようです。新月期の今晩は絶好の撮影日和で出かけたいのですが・・・、明日は孫の運動会で家内と見に行くことにしているので残念です。

最近シュミカセの鏡筒、Edge HD800の光軸が少しズレてきているので、暗くなってから近くの楠海岸で光軸調整をしていました。

なぜこの場所で?。ここからは四日市のコンビナート、対岸にはセントレア空港があり、数キロ離れた照明を人工星代わりにして光軸を調整しようとする魂胆です。合わせて購入してから取り付けていなかった光軸調整ネジ ”ボブズ・ノブズ”と交換しました。コンビナートには照明が多く、光軸の調整で対象がズレても他の照明が視野に入るので調整が楽です。その後は星を使って精密に調整しました。

調整後、木星に鏡筒を向けると、

DATE:2022-09-30
TIME:19:16
撮影場所:四日市
カメラ:ZWO ASI 533MC
鏡筒orレンズ:Edge HD800
コンバーションレンズ:takahashi EX Q1,6 (50.8)
焦点距離:2000mm x 1.6 = 3200mm
F値:F16
撮影:ASICap
赤道儀:Vixen SXD2
フィルター:IR/UV
画像処理:ASI Studio,Lr,トリミング

おお~、ガリレオ衛星の3つが木星の近くで三角に並んでいます。今までに見たことのない光景です。

 

今日も次は土星です。

DATE:2022-09-30
TIME:20:02
撮影場所:四日市
カメラ:ZWO ASI 533MC
鏡筒orレンズ:Edge HD800
コンバーションレンズ:takahashi EX Q1,6 (50.8)
焦点距離:2000mm x 1.6 = 3200mm
F値:F16
撮影:ASICap
赤道儀:Vixen SXD2
フィルター:IR/UV
画像処理:ASI Studio,Lr,トリミング

 

光軸調整はうまくできたようです。そして空の状態は良いようです。残念!

 


9月26日 木星と土星

2022年09月28日 | 天体写真

木星が9月27日に衝となる前日、9月26日の夜半までは天候が良かったので自宅からの惑星です。

前回の24日と違って無風、シンチレーションもほとんど見られず今晩は期待できます。眼視でもこんなに違うものかと驚かされました。そこで今回は長焦点で撮影です。

木星

つづいて土星

DATE:2022-09-26
TIME:21時ころ
撮影場所:四日市
カメラ:ZWO ASI 462MC
鏡筒orレンズ:Edge HD800 , 200mm
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2000mm
F値:F10
撮影:ASICap
赤道儀:Vixen SXD2
フィルター:IR/UV
画像処理:ASI Studio,Lr,トリミング

 

土星本体の縞も確認できてうれしいですね。

 


夏のなごり 網状星雲

2022年09月27日 | 天体写真

台風15号が過ぎ去った9月24日、鈴鹿山脈の麓にある”三重県民の森”へ撮影に出掛けました。自宅からは約20km、30分で行けるのですが空はあまり暗くはありません。

天候は回復して雲はないのですが、風が強く時々突風も吹く天気でした。何よりも気流の状態が悪く星がチカチカしています。

望遠鏡で木星を見ると縞はほとんど見えず、土星はラグビーボールの様で輪もハッキリと見ず、恒星は金平糖を見ているようでトゲトゲです。こんなに状態の良くないのは初めてです。

こんな感じなので長焦点はあきらめて、FS60短焦点で撮影にトライしました。

空が明るいのでナローバンドフィルターで天頂に近い、夏のなごり”網状星雲”です。

TITLE:網状星雲
DATE:2022-09-25
TIME:01:01..01:31
撮影場所:三重県民の森
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:FS60-CB
コンバーションレンズ:FC/FSマルチフラットナー
焦点距離:375mm
F値:F6.2
露出時間:100s
撮影枚数:7コマ
フィルター:DBP
ISO:25600
気温:18℃
赤道儀:SW EQ5 GOTO
オートガイド:PHD2 ZAW 120min
ガイド鏡:30x130mm
画像処理:SI9コンポジット、Lrで仕上げ

うむ~、ぱっとしませんね。

実は40コマ位撮影したのですが、突風で煽られてコンポジット出来たのは7コマだけでした。

 


みんなで楽しむ星のおまつり

2022年09月19日 | 天体写真

9月18日 京都府西部の、るり渓温泉 駐車場で ”第22回 星をもとめて2022” が開催されるとのことで行ってきました。

台風14号が近づく中、19日の行事はキャンセルされて18日だけの開催です。自宅から会場までは140km、だいたい2時間30分ですのでゆっくりと出発し、当日中に帰ってこれます。

11時頃には現地着。受け付けは10番以内、会場の協賛店さんは準備中でしたが何か面白いものはないかとさっそくリサーチを開始。

13時にオープニングセレモニーが始まり、箕面市ウインド・オーケストラの演奏を楽しませていただきました。

この会場の常設設備でキャンプ場の近くには天体ドームが4基設置されていました。中には20cmクラスのシュミカセで観望出来るようです。(有料でした)

しばらく見ていなかったメーカーさんも到着し設営を急がれていました。

オンラインではない、3年ぶりの”実開催”で楽しみにしていたのはこれです。

ガラクタ市

いや~、これが醍醐味です。


観望会の自主練

2022年09月15日 | 天体写真

9月17日(土)に地元で観望会が予定されています。実はこの観望会は天候が悪く2回延期されてます。今回は三度目の正直となるか・・・微妙です。

お手伝いを依頼されているのですが、この2か月間は望遠鏡を出すこともしていません。中秋の名月も望めず、その翌々日 12日の夕方は晴れていましたので望遠鏡を展開して観望会の自主練をしてみました。

今の時期、空が暗くなると天頂には夏の大三角が目立ち、土星、木星も見えます。

惑星は眼視で見てもらい、星雲星団は電子観望が良いかなと思い、その手順の確認です。

まずは惑星から、」

DATE:2022-09-12
TIME:20時ころ
撮影場所:四日市
カメラ:ZWO ASI 462MC
鏡筒orレンズ:FS60-CB
コンバーションレンズ:FS/FCマルチフラットナー
焦点距離:374mm
F値:F6.2
撮影:SharpCap

赤道儀:SW EQ5 pro
フィルター:IR/UV
画像処理:ASI Studio,Lr,トリミング

 

電子観望は天頂付近で見ごたえのある有名な対象から

M27 亜鈴星雲です。

M57 リング星雲

DATE:2022-09-12
TIME:20時~21時ころ
撮影場所:四日市
カメラ:ZWO ASI 462MC
鏡筒orレンズ:FS60-CB
コンバーションレンズ:FS/FCマルチフラットナー
焦点距離:374mm
F値:F6.2
撮影:ASI Live

赤道儀:SW EQ5 pro
フィルター:IR/UV
画像処理:ASI Studio,Lr,トリミング

ASI Liveで露出時間10s、LiveStackしたものをの画像処理してみました。

LiveStackの生画像ではノイズが多いですが、これくらい見られれば星雲を体験してもらえるのではないでしょうか。

天候さえ良ければ、月が出ていないので街中でも色々な対象を見ていただけると思いますが‥‥台風が近づいています。

翌日の9月18~19日は京都府で”星をもとめて”が開催予定です。近くなので行く予定にしていますが台風が・・・・。