himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

NGC6888 クレセント星雲

2020年11月28日 | 天体写真

夏の忘れ物ではないのですが、はくちょう座の中心部分にある特徴的な星雲で、クレセント星雲です。

TITLE:NGC6888クレセント星雲
DATE:2020-11-13
TIME:20:19..21:01
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:takahashi EX Q1.6X(50.8)
焦点距離:3251mm
F値:F16
露出時間:360s
撮影枚数:8コマ
フィルター:HEUIB-II
ISO:25600
気温:2℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St8でDark、Flat+コンポジット、Lrで仕上げ 、トリミングなし

クレセントとは三日月の事ですが、himadawaにはクラゲの頭に見えます。

アルミサッシの引き違い窓のカギをクレセント錠と呼ばれていますが、まさにその形状ですね。

 


NGC7331と銀河群

2020年11月27日 | 天体写真

11月13日、開田高原です。

新月前ですが天候が良かったので思わず出かけてしまいました。

薄明終了時刻と共に現着。急いで機材を展開して撮影に取り掛かりましたが、オートガイドのカメラがPCに繋がりません。色々と調べているとカメラからのUSBケーブルが悪いようでしたのでケーブルを取り換えて撮影スタート。一時間弱のロスになってしまいました。

ペガスス座のNGC7331は、明るさは10.4等級、視直径は10′.5 × 3′.7で、周りの銀河群と共に収まりました。

TITLE:NGC7331銀河群
DATE:2020-11-13
TIME:23:30..00:38
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:takahashi EX Q1.6X(50.8)
焦点距離:3251mm
F値:F16
露出時間:360s
撮影枚数:12コマ
フィルター:HEUIB-II
ISO:25600
気温:2℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St8でDark、Flat+コンポジット、Lrで仕上げ 、約70%トリミング

カメラマウント内にHEUIB-IIフィルターを初めての組み込んだ撮影になりますが効果はどうでしょうか?

肉眼でもこのような宇宙を見たいものです。

 


ライトダウンやまなし in MIZUGAKIKO BASE

2020年11月11日 | 天体写真

11月7日(土)天文愛好会の"MIZUGAKIKO BASE"で開催される、ライトダウン山梨のイベントに向かいました。コロナ禍で会員の皆さんと顔が合わせられるのは昨年末以来で楽しみです。

前日の6日(金)午前中に自宅を出発。まずは開田高原に到着、GPVを見ると今晩はみずがき湖方面の方が雲が少ないようです。急遽に目的地をみずがき湖に変更しました。

19時頃には、MIZUGAKIKO BASEに到着、予報通りの晴です。月の出が21時頃で時間がありませんので急いで機材を展開。

鏡筒を向けた対象はM33です。10月20日にも撮影したのですが、再チャレンジです。今回は加工したマウントアダプター内にフィルターを組み込んでみました。

TITLE:M33 さんかく座銀河
DATE:2020-11-6
TIME:20:24..21:00
撮影場所:みずがき湖
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:120s
撮影枚数:18コマ
フィルター:HEUIB-II
ISO:25600
気温:12℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St8でDark、Flat+コンポジット、Lrで仕上げ 、トリミングなし

もう一対象を撮影したころには月が昇り空が明るくなったので撤収。他に天文家の方もおられませんでしたので、白州の道の駅へ移動してお休みさせていただきました。

ライトダウン当日のみずがき湖は紅葉が美しくたくさんの方が来られていました。

昼間は雲の間から青空が見え、会員の皆さんもそろい機材の展開などの話をして期待していましたが。

18時頃にはボチボチと来場者が、空の具合は火星、木星、土星が雲の合間から見え隠れしています。

惑星だけでも望遠鏡で見て帰っていただきたい思っていましたが、雨がポチポチと落ちてきて撤収となりました。

来年に期待ですね。

 


マウントアダプターにフィルター

2020年11月05日 | 天体写真

himaにまかせて、カメラのマウントアダプターにフィルターを取り付けられるように加工しました。

手持ちの接点なしのEos RFマウントとEFマウントアダプターの内部は円形ですので、そこに48mmのフィルターが取り付けられるように考えました。

内径はM48より少しい小さいΦ47.3mmでしたので、このままではハマりません。

取り付け、取り外しを考えて、48mmー49mmのフィルターアダプターを介することにしました。フィルターの取り付けをネジにすると奥まったところで回すのは難しいので、フィルターアダプターはネジではなく、少し硬めで嵌められるように加工しました。

 

フィルターの取り付け状態

こんな感じの仕上がりです。

もう一つ、フィルターの取り付け、取り外し用のジグです。

48mm-31.7mmのアダプターがあったので、31.7mm側に不要なバローレンズの先端をねじ込んで指でつまめる様にしました。フィルターに指が触れないようにレンズ付きです。

こんなことをしているのは、himadawa ですから。


M33 さんかく座銀河

2020年11月03日 | 天体写真

新月期が終ろうとする10月20日、近くの鈴鹿山脈の石榑に撮影に出かけました。

1時間以内の距離は”遠征”ではなく”近征”だ、などとの話もあるようですが、自宅から40km、1時間弱のところです。月没が20時頃ですので、夕食後にゆっくりと出かけました。

名古屋の中心から直線で約40kmの所ですが、なんとか天の川が見える位の暗さです。でも東側(名古屋側)の空は全くダメです。

そこで天頂付近のM33 さんかく座銀河を2032mmで狙ってみました。少し空が明るいのでLPS-D1のフィルターを使用しました。

TITLE:M33さんかく座銀河
DATE:2020-10-20
TIME:22:25..22:57
撮影場所:石榑
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:120s
撮影枚数:16コマ
フィルター:LPS-D1
ISO:25600
気温:16℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St8でFlat+コンポジット、Lrで仕上げ 、80%トリミング

なんだか透明感のある銀河になってしまいましたが、・・・まあ、これもありか。

この夜は朝まで快晴で山に雲がかかることもなく、薄明近くまで撮影が出来ました。

現役の時にはこの近くから毎日、通勤していた先輩がみえましたことを思い出しました。

ご苦労様でした。