himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

熊野灘での夜遊び

2017年01月09日 | 天体写真

今年最初の運用は何時もと違う場所を捜して三重県の最南端、熊野へ出かけてきました。

1月8日(日)は朝から雨で一日中家にいました。netでどこか良い観測地はないかと捜していると、南が太平洋の熊野市辺りが空も暗く良いのではと思いました。
 
GPV気象予報で雲の動きを見ていると、深夜には晴れそう。そして翌日の9日は祭日で会社が休みなので夕食後に急遽、熊野まで出かけることにしました。
 
20時に家を出発。まだ雨が降っています。
22時頃、奥伊勢PAに到着した時にはほとんど雨がやんでいましたが、24時まで仮眠を取りました。
01時には熊野市に入りました。今晩は半月で空は明るいのですが、02時頃には月が沈むので、その時間以降を狙って良い観測場所はないかとウロウロしていました。
 
➀県立熊野少年自然の家は、標高は100m位ですが木々が多く視界が開けていません。
②続いて山崎運動公園の駐車場へ。ここの駐車場は大きいので視界も広く照明もなく良いのですが、近くのパチンコ店の照明が深夜01時頃まで点灯されていたので頂けません。
星野写真は無理ですが、himadawa号を陰にして望遠鏡で星雲撮影は可能かと思います。
③熊野灘海岸。ここは国道沿いの堤防で南側の暗さと視界は大変良いのですが、信号機の明かりが頂けません。海岸まで降りればOKかと思います。
④最後に熊野で有名な観光地、鬼ヶ城の駐車場へ行ってみました。
国道から200m程入った場所に、50台くらいの無料駐車場で照明は無く、綺麗なトイレがあります。トイレの照明は人感センサー付きで邪魔になりません。車の出入りもほとんど無いのですが、視界は南西側が鬼ヶ城に遮られて見えません。
 
今晩の観測地はここに決めて早速機材をセットし準備を始めました。
その頃には快晴で月も沈み絶好の観測条件が整いました。
 
まずはNexguide、ガイド鏡の調整を兼ねてM101を撮影してみました。
 
jpegの1枚だしですが、なんとか星雲の形が見えると思います。
いつもの開田高原よりは空が明るいので、ISO1600 120秒で撮影してみましたがもっと露出は掛けられました。残念です。
 
色々と機材の調整、試し撮りを行って4時30分頃には撤収し、熊野灘海岸へ移動しました。
 
薄明が始まった南の空は夏の星座でした。
 
 
アンタレス、さそり座もよく見え、南の空を観るのにはこの場所です。
 
そのまま、今年初の日の出を拝みました。
 
 
 
 
一晩中熊野市内をウロウロしていましたがあまり寒くはありません。明け方の最低気温は7℃位でした。開田高原ではマイナス10℃以下では思います。さすが熊野は暖かいです。
 
帰りには道の駅、飯高駅へより、温泉で体を癒やし13時頃には自宅へ戻りました。
 
 
 
himadawa号の一年の始まりました。