himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

NGC5907 ナイフエッジ銀河

2022年07月25日 | 天体写真

7月22日 次の撮影対象はステファンの五つ子銀河から北極星をはさんで反対側に位置する、りゅう座のNGC5907 系外のエッジオン銀河です。渦巻銀河を真横から見た形で非常にシャープな形をしています。

初めて撮影する対象ですがどのような画像が現れるかドキドキしながらの撮影でした。

TITLE:NGC5907 ナイフエッジ銀河
DATE:2022-07-22
TIME:23:41..23:22
撮影場所:熊野
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2000mm
F値:F10
露出時間:180s
撮影枚数:6コマ
フィルター:IR/UVカット
GAIN:0
センサー温度:-10℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-IIM
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:ASI Studio,Ps,NIC,Lr、トリミング

銀河が西に沈む時刻と雲に邪魔をされてLight画像は6コマだけですが、CMOSカメラは色が良く出るようですね。

 

恒星流と呼ばれる非常に淡いガスが、ループのように拡がっているそうですが、残念なが画像には写っていませんでした。


ステファンの五つ子銀河

2022年07月24日 | 天体写真

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で撮影された、ステファンの五つ子銀河を捉えた精細な画像が公開されました。

それを見ていると自分も撮影したくなりチャンスを窺っていました。

7月22日 GPV等を見ていると南紀方面だけが晴れそうです。しかし昨年の夏に熊野でブヨに刺され大変な思いをしたので、この時期に撮影に出掛けるのは躊躇しましたが背に腹は代えられません。

昨年の経験からファン付きの長袖空調服を準備いていました。そのファンにブヨを吸い込まれないよう、不織布のフィルターを取り付けました。蒸し暑いのですが長ズボンに長めの靴下で肌の露出を減らし、虫よけスプレーも準備して熊野へ向かいました。

なかなか使いこなせないCMOSカメラ ASI 533MC proですが、愛好会のこうちゃんさんから頂いたアドバイスもありHD800の長焦点のEdge HD800で銀河に初挑戦しました。

TITLE:ステファンの五つ子銀河
DATE:2022-07-22
TIME:22:24..22:58
撮影場所:熊野
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2000mm
F値:F10
露出時間:180s
撮影枚数:12コマ
フィルター:IR/UVカット
GAIN:0
センサー温度:15℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 QHY5L-IIM
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:ASI Studio,Ps,NIC,Lr、トリミング

 

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の画像と見比べても同じ対象を撮影していることが判ります(当たり前ですね)。そして画像も、らしく成ってきたように気がしますが、実は大失敗、Light画像のみ設定温度が+15℃でした。

つづく

 


サブバッテリーシステムの更新

2022年07月21日 | キャンピングカー

今日は7月21日 例年ならば本来の梅雨が明けて夏の青空が広がっている頃ですが・・・、晴れないですね。
5月2日にみずがき湖で撮影したのが最後で3か月近くご無沙汰しています。
 
でもこの間、6月には倉敷でCANP2022への参加、その後は息子のハイエースキャンピングカーのFFヒーターなどの装備品の取り付けを行っていました。
 
そして一段落ついたところで、今度はhimadawa号のサブバッテリーが少し前から弱ってきているのが気になっていました。
鉛バッテリーを使用していますので、そろそろ取り替えようかと考えていました。でも最近はリチウムイオン電池の進化が目覚ましく、性能が良いのですが値段が高いのでどうするか悩んでいました。
 
そんな折、通販会社のプライムデーで、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーが通常価格より25%OFF位の価格で出ていました。
思わず ポツリ。
 
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは充電電圧が高いので、走行充電器もポツリ。
 
そんなことでサブバッテリーシステムの更新を行いました。
 
バッテリーの違い

左側がリン酸鉄リチウムイオンバッテリー、右側がディープサイクル鉛バッテリー


 
公称容量は同じ100AHですが大きさは約2/3、重量は鉛バッテリーが約25kgに対して、約12kgと半分の重さです。

 


走行充電器もリン酸鉄リチウムイオンバッテリー用の物に取り替えました。

左側が鉛バッテリー、右側がリン酸鉄リチウムイオンバッテリー用です。

筐体はずいぶん大きいですね。

 

放電特性の違いが大きく、放電深度80%でも12V以上の電圧です。

鉛バッテリーでは放電深度40%で12Vを下回ってしまうので、実質2倍以上の容量が使えると期待します。

 

新しいバッテリーはSMARTと謳っています。何がSMARTかと言うとBMS(Battery Manegement System)が賢いようです。別付けのモニターには残容量、電圧、電流、電力量、充電・放電時間などが表示されますので安心です。今まではバッテリーの状態を電圧でしか判断できませんでしたのでとってもSMARTです。
これで長時間の撮影も安心して電気を使えます。

 

AC充電器は既存のものが使えそうでした。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの充電電圧は14.4V、AC充電器の充電電圧も14.4Vで一致しており、充電器メーカーへ問い合わせても電圧が合っているので多分大丈夫でしょうとのことでした。

 

実際に車体に組み込んだ状態です。
配線がごちゃごちゃなのは、性格と歴史を物語っていると言うことで目をつぶってください。

空が晴れて撮影に出かけるのが楽しみです。