himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

志摩でM20 三裂星雲

2020年07月25日 | 天体写真

もう8月に近いのに梅雨が明ける様子が見られません。

6月23日以降は撮影に出かけていませんのでうずうずしています。晴れそうな天候であれば月齢など関係なく出かけたいと思っています。

6月23日に志摩で撮影した最後の対象、M20三裂星雲でいざという時のために温存してしてあったものを処理しました。

TITLE:M20三裂星雲
DATE:2020-06-24
TIME:00:53..01:03
撮影場所:志摩
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:HD800
コンバーションレンズ:none
焦点距離:2032mm
F値:F10
露出時間:60s
撮影枚数:8コマ
フィルター:none
ISO:25600
気温:24℃    

画像処理:St8でFlat+コンポジット、Lrで仕上げ 、約50%でトリミング   

雲が段々と広がる中での、ISOを25600まで上げて8コマの早撮りになってしまいましたが、長焦点の星雲は迫力があると思います。

早くモーターフォーカサーを実践投入したいものです。

 

 


梅雨の時期に導入した機材

2020年07月25日 | 天体写真

一度も拝めていないネオワイズ彗星の話題に入れないので、新しい機材を導入しました。

天文機材ではないのですがカメラのアダプター、リングなどの製作・改造等を行うために旋盤をポチッてしまいました。

小型の卓上旋盤を以前から欲しいと思っていました。これがあれば色んな物の加工が行えるので楽しみです。

まずは、カメラアダプターの改造を行いました。鏡筒側のリングですがテーパーでカメラ側のリングと組み合わせられています。

その部分の内径が小さいので少しケラレが生じているようですので、テーパー部を削り落としてフランジ接続に改造しました。

目的は同じなので、方向性は変わっていません。


HD800にも モーターフォーカサー

2020年07月24日 | 天体写真

セレストロン EdgeHD800にもモーターフォーカサーを取り付けてみました。

HD800は焦点距離2032mmで微妙なフォーカス調整が必要です。モーターフォーカサーを必要としたのはFC100-DFよりこちらです。

構造、コンセプトは先に紹介したラック&ピニオンのFC100-DF用と同じです。

反力受けはファーカスノブの芯出しプレート取り付けネジで抱き合わせましたので本体は無改造です。

 

 

HD800のフォーカスネジのピッチは細かく10回転以上廻すこともありますがモーターは楽でよいです。ボタンスイッチのインチング操作で微妙な調整も可能でした。

コントローラーは前回のものを共用しています。

重量は48g

前回と同じ送電線の警告灯での状況です。

実際に鏡筒に取り付けたカメラで撮影した動画です。

光軸も合っていますね。

早く、実際の星、銀河を捉えたいです。

 


ネオワイズ彗星・・撃沈、でもモーターフォーカサーは上出来

2020年07月21日 | 天体写真

7月19日(日)夕方までは雲の切れ間から青空が見えました。今日こそはネオワイズ彗星を拝めるかと近くの楠海岸で機材を展開して暗くなるのを待っていると、友人ご夫婦も機材を持って現れました。考えていることは同じですね。

ところが時間とともに、暗くなるとともに雲が現れ彗星が姿を現してくれません。

残念な結果にに友人ご夫婦は撤収されましたが、himadawaはこの機会にモーターフォーカサーの試運転と使い勝手を確認しました。

明るい恒星、木星を導入して試していましたが雲で隠されたりしますので、2kmほど離れた送電線鉄塔の警告灯を星に見たてました。

動画はスマホを手持ちで撮影していますので手振れがありますがご容赦願います。

まずはFC100-DFです。カメラのモニターをx5倍に拡大しています。

FC100 ーDF バーティノフマスク をとりつけて、

こんな感じで高速、低速、微調整も良いようです。

取り付け、取り外しはとても簡単、工具なしで10秒以内に完了できます。

MF FC100-DF取り受け

重量も軽く、42g。鏡筒本体には何も加工せず、モーターの反力は減速装置の取り付けねじです。

 

コントローラーは、単四電池4本、遠近の押し釦とスピードコントロール(電圧調整)のボリュームです。

モーターはラジコン用のサーボモータ-を分解・改造してアクチュエーターとしています。

鏡筒に手が触れないので振動がなく、スピードを遅くして微妙なフォーカス合わせも可能かと思います。


モーターフォーカサーを製作

2020年07月16日 | 天体写真

NHK BSPで放送された、コズミック フロント 「スターゲイザー 星空の冒険者たち」を見ていました。KAGAYAさん、TAKAHASHIの取り組みに感心しました。

梅雨空で星は見えない、ネオワイズ彗星も見えない中で、以前から構想を練っていたモーターフォーカサーを製作しました。

Edeg HD800はセレストロンの純正モーターフォーカサーがありますが専用のコントローラー又はPCが必要です。サーボ―モーターを使用してフォーカス位置が設定できる様です。

自作のコンセプトとして

1.アナログでシンプル

2.モーターで動くだけでなく、低速で微調整できる(当然ですね)

3.工具を使用せずに取り付け、取り外しが簡単

一応、形には出来ましたが実際に星を捉えてフォーカス合わせが出来ていませんので、とりあえず動作の状況だけの報告です。

TAKAHASHI  FC100-DF です。

MF

たぶん良い感じなのでは思います。

Edeg HD800にも同じコンセプトで製作して取り付けてみました。

早く実践投入したいです。


北アメリカとペリカン星雲

2020年07月15日 | 天体写真

雨が続いています。太平洋に台風が出来ないので梅雨前線を押し上げられず、日本列島から前線が動きません。

 星空が恋しいですね。
 
6月17日に開田高原で撮影した。北アメリカとペリカン星雲です。

TITLE:NGC7000北アメリカ、IC5067ペリカン
DATE:2020-06-17
TIME:01:37..01:47
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:BORG 55FL
コンバーションレンズ:レデューサー0.8xDGQ55
焦点距離:200mm
F値:F3.6
露出時間:30s
撮影数:18コマ
フィルター:none
ISO:6400
気温:9℃  

画像処理:St8でFlat+コンポジット、Lrで仕上げ 、約60%にトリミング   

実はこの日にpさんと偶然にも再会しました。精力的に星景などを撮影されている方で、昨年ここでお話をしてからblogも拝見しています。開田付近を訪れるたびに今日はpさんいらっしゃるかなと思っていました。ただ残念なのが明るい時間にお会いしていないのでお顔が良くわかりません。
私の車は特徴があるのでpさんからお声を掛けてくださりありがとうございました。

これがあるから夜遊びはやめられませんね。


 


IC1396 とガーネットスター

2020年07月11日 | 天体写真

今年の梅雨は強烈で日本のあちこちで水害が発生しています。訪れたことのある場所の被害状況をニュース映像で見ると心が痛みます。いつもの撮影地である長野県の木曽、御嶽山、開田高原も雨量は多かったと思いますが大きな被害は無かった模様です。

そんなことで梅雨の晴れ間、6月17日に開田高原で撮影したケフェウス座のIC1396です。

TITLE:IC1396
DATE:2020-06-17
TIME:01:49..02:10
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:BORG 55FL
コンバーションレンズ:レデューサー0.8xDGQ55
焦点距離:200mm
F値:F3.6
露出時間:30s
撮影数:36コマ
フィルター:none
ISO:6400
気温:9℃  

画像処理:St8でFlat+コンポジット、Lrで仕上げ 、約60%にトリミング 

近くの北アメリカ星雲と同じ位に大きな星雲なのですが暗いようです。ヒストグラムを見ると少し露光不足でしたのが残念です。

オレンジ色の明るい星は、ガーネットスターと呼ばれ星雲を引きただす良いアクセントですね。

早く梅雨が明けて撮影に出かけたいです。