himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

観測台設置完了

2024年06月21日 | 天体写真

6月21日 今朝から強い雨が降っています。この後も雨模様でついにと言うか、やっとと言うか梅雨に突入するようです。

2週間ほど前から自宅に観測台を作っていましたが昨晩に一応完成しました。

 

ピラー上部に架台取付用のベースを溶接で取り付けました。

実はこの作業を行うために、北極星の見える晩を待っていたのです。

赤道儀を仮置きして極望で、後から修正可能な範囲に北を合わせて動かないように仮付け溶接し、翌日の明るい時間にしっかりと本溶接を行いました。

 

そのベースの上に赤道儀取り付けアダプターを載せてレベル調整し、ベース下の押しボルトはロックナットで固定。これでアダプターを取り外してもレベルの再現は出来ます。

 

図面にするとこんな感じです。

 

ピラーには各種電源に対応したPower Stationを設けました。DC5V, DC12V-8A, AC100Vが近くで取り出せます。

足元を照らす調光式LEDライトも付けました。

 

完成状態

 

天頂に鏡筒を向けてもカメラは干渉しません。

 

取り敢えずのファーストライト

雲と月の明るい晩ですが、ASIAIRを使って試写。オートガイドの状態も確認しました。

 

後は実際の導入・撮影ソフトに何を使うかです。

ASIAIR、ステラショット、その他・・・使い勝手と、自宅内から監視できるようにする方法などを検討していきます。

 


型枠解体、足場製作

2024年06月10日 | 天体写真

タイトルでは土木か建設工事の様ですが、自宅観測台のことです。

ピラー設置の後、コンクリートの養生期間として一日あけ基礎の根巻き型枠を外しました。

ちゃんと立ってますね。未塗装部分のさび止め塗装も施工。

 

ポリバケツの型枠を外したら、容量の目盛り線がくっきりとコンクリートに残されています。

良い記念になりました。

 

運用時に使用する足場も製作しました。

塗装もする予定です。

 


観測台 ピラー設置完了

2024年06月08日 | 天体写真

今朝は朝8時から作業開始。目標は午前中にピラー設置、コンクリート工事を終わることです。

1.ベースプレート固定

振動ドリルでM12オールアンカーの穴開け。アンカーは4本で固定します。

 

2.ピラーとベースプレートの溶接

上部の水平度を確認後にベースとピラーを溶接します。

ステンレス鋼と軟鋼の異材溶接ですので309溶接棒を使用します。

 

3.根巻きコンクリート

ピラーパイプの内部に振動防止の為にコンクリートを上まで充填しました。

コンクリートの使用量は丁度1袋、25kgです。

ピラーとベースプレート部を一体にするために、鉄筋を入れてコンクリートで覆います。

ひびの入ったポリバケツの底を抜き、逆さにしてコンクリートの型枠としました。

なんだか、ゴミ焼きの煙突に見えてしまいます。

コンクリートの使用量は1袋、25kgです。ピラーと合わせて50kgのコンクリートを使いましたので重量が増えて振動対策になると思います。

道工具の片付けが終わったのは12時10分頃、予定通りに据え付け工事が終わりコンクリートが固まるのを待ちます。

 

残りの工事は赤道儀アダプター用のフランジの溶接ですが、これは赤道儀を載せて極望で方向を合わせる必要があります。

コンクリートが固まった後、北極星が見える時に行います。

もう少しで完成です。

 

 


自宅観測台 ベースプレート、フランジ入荷

2024年06月07日 | 天体写真

自宅観測台のピラーで下と上に使うベースプレート、フランジが入荷しました。

作図した図面を鋼材屋さんへmailで送り、ステンレス板(厚さ6mm)をレーザー切断してもらいました。もちろんボルト穴も加工されています。

 

赤道儀アダプターを取り付ける上フランジはM6のメネジをタップで加工します。

このステンレス製フランジをピラーの最上部に溶接で取り付けます。水平の調整は赤道儀アダプターとの間にシムを挟みこみ調整の予定ですが、経緯台と異なり赤道儀は最終的には極軸で合わすので厳密に水平調整する必要は無いかと思います。

このアダプターの取り付けねじは、EQ6R,タカハシ用の赤道儀アダプターと同じ位置ですので、Vixen以外の赤道儀も上架可能です。

明日、6月8日土曜日に据え付けの予定です。日柄は先勝ですので午前中にピラーの据え付けを終了させたいと思います。

 


観測台ピラー製作

2024年06月04日 | 天体写真

自宅観測台設置で一番重要なピラーを製作しました。

材料はSTPG370、炭素鋼の鋼管です。サイズは4インチ(外形114.3mmx厚さ6.0mm)のパイプを使用して全高は1400mmとしました。

これを溶接で組み立てます。なので溶接機が必要となります。

IGBTインバーター制御の被覆アーク溶接機を入手しました。AC100Vでφ2.0mmの溶接棒、Max.130Aの溶接電流が家庭の電源で使えます。(ポチリ)

ピラー上部の赤道儀を取りるけるには4インチでは直径が小さいので、4x5インチ(139.8mm)コンセントレジュサーを溶接して繋ぎます。

図面にするとこんな感じです。

下にはステンレス製のベースプレート。上のフランジにはジッツオ5型用の赤道儀アダプターがねじ止め出来ます。

取り敢えずVixen SXD2のアダプターを取り付けますが、アダプターをタカハシ、EQ6R用に交換すれば対応出来るようにしてあります。

ベースプレート、上フランジは6月6日に入荷するです。

つづく


自宅に観測台

2024年06月02日 | 天体写真

老後のためにキャンピングカーを作り14年が過ぎ、楽しく上手く活用しています。今年は年齢的にも節目を迎え、もうすぐ医療費の自己負担は2割となる予定です。

そんな老後の、老後のために遠征ばかりではなく自宅でも天文ライフが楽しめるようにと、定置式のピラーを庭の一角に設置して観測台とする計画です。

四日市市南部の住宅地に位置する我が家、夜空の明るさは2022年の測定で、18.19mag/arcsec2でした。まぁ~日本の中では一般的の明るさかと思います。

自宅で星雲、銀河などの撮影は無理と思い、暗い夜空を求めて遠征しているのですが、現在開催中の【北杜市みずがき天文愛好会・星空写真展】でメンバーのiwaさんが光害地でIRで撮影されて画像を処理された銀河の作品を見せていただき驚きました。

その画像に刺激を受け、自分も少しは近づけるのではとの甘い考えです。

IRだけではなく、ナローバンドフィルターも使える現在ですので、自宅からも撮影時間を多く取り天文ライフを楽しみたいと考えています。

と言うことで、自宅の南東の角に擁壁の厚いコンクリートがありますので、その上にピラーをオールアンカーで固定して赤道儀を載せる予定です。

平屋の自宅ですが屋根が障害になり、北西方向の視界が良くないので出来るだけピラーは高くしたいですね。高さと設置場所から眼視はむりで撮影のみとなります。

設置場所の計画、ピラーの図面、使用する機材、新たに手配する機材の準備はほぼ完了しましたので明日から製作、据え付けに取りかかりたいと思います。

工期は1~2週間を予定します。

 


6月1日 今日の太陽は凄い

2024年06月01日 | 天体写真

月日がたつのが早く、もう6月になってしまいました。

とくに日にち、時間に追われて何かをする事もないので、まぁ、いいか。

今日は朝から天気が良いですね。コロナドPSTを入手以来、晴れていると太陽を見ています。

今日の太陽は凄いですよ。

ほぼ全周方向にプロミネンスが出ています。プロミネンスも大きく動的に見えます。そして大小のダークフィラメント、黒点もと非常に賑やかです。

こんな時期に太陽望遠鏡が入手出来てありがたいです。

DATE:2024-06-01
TIME:09:34
撮影場所:河原田
カメラ:Olympus E-M5MarkⅡ(改)、M.Zuiko25mm コリメート
鏡筒orレンズ: CORONADO PST 
コンバーションレンズ:18mmアイピース
口径:40mm
焦点距離:400mm
F値:F10
ISO:800
露出時間:1/2000
撮影枚数:20コマ 
架台:SW AZ-GTi
画像処理:SI9でコンポジット、PI、Lrで仕上げ

Seesterも頑張って黒点を見せてくれます。

夜だけでなく、昼間も楽しめてます。