姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

鬼滅の刃と自己受容

2020年10月22日 | 保健室コーチング

(株)ハートマッスルトレーニングジム代表

主体的人生を構築する人材育成トレーナー

桑原規歌です。


今日のテーマは


「鬼滅の刃と自己受容」です。


先日、初めて「鬼滅の刃」を見ました。

ブームにはすぐに乗らないという

へそ曲がりの私ですが・・・

これは・・・・

はまりました!


鬼が鬼となった背景。

桑原はそこに非常に興味を持ちました。


鬼はもともとは人間。

人間は、鬼と化すことがあります。

京都の宇治川には、椿姫伝説があります。


「恋仲だった男性が

他の女に心を移し、嫉妬のあまり

貴船神社の奥の宮に七日の間丑の刻参りをし、

宇治川の浅瀬に七日七夜の間、

水に浸かって鬼と化した。」

というものです。


人間が鬼と化す時

そこには、異常な執着があります。


そして


人間が、人間の心を忘れ

鬼となった状況を

表す言葉があります。


『魑魅魍魎(ちみもうりょう)』


左の部首が、すべて「鬼」となっています。


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「魑(ち)」(分離を意味する)

自分を嫌うことで、本来の自分と

分離した状態。

人間の鬼化のはじまりは

今の自分を受け容れられず

嫌ってしまうことから始まります。


「魅(み)」(未完を意味する)

際限なく何かを求め続けている状態。

お金や愛情、権力、地位など。

常に自分が「足らない」と思っているため

どこまで行っても完了しない状態。

先日見た「鬼滅の刃・那田蜘蛛山」では

愛情や絆を際限なく求める

鬼の姿がありましたね。


「魍(もう)」(依存を意味する)

猛烈に何かに依存しいている状態。

自分を嫌うことから、何かに依存するのです。

依存症は鬼になる一歩手前かも。

人によっては、

マイナスの記憶(怒り・恨み・悲しみ・絶望)が

依存対象となることもあります。


「魎(りょう)」(ものごとの一部しか受け容れない)

本来一つであるもののある部分のみをよしとして

ある部分を否定し、ジャッジすることをいう。

(○○はよくて△△は悪いという考え方)

自分自身に対しても他人に対しても、世の中に対しても

受け容れることができるものが

とても少ない状態。

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鬼のように自分を嫌い

鬼のように求め

鬼のように依存し

鬼のように受け容れきれない


魑魅魍魎は

決して妖怪変化の世界のことではなく

自分を嫌い

他人に何かを求め、依存し

なにも受け容れることができなくなれば


人間はいつでも

鬼になれるのです。



保健室コーチングでは

自己肯定感ではなく

自己受容感を大切にします。


脳の科学から

自分を受け容れるとは

どういうことかを学びます。


自分を嫌うことが

他人軸で生きる原因になるからです。


子ども達に、本当の生きる力を

伝えていくことができる

大人を増やしたいのです。


鬼滅の刃がブームになっている今

ぜひ、

このお話を

子どもたちに伝えてくださいね。




それでは

今日も、今日も素敵な1日を!

 

 

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2020年10月21日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 



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