【2014年の記事】
↑ 「人生の魔法カード」の中の1枚です。こんなかわいいイラストが入っていて子どもも大人も楽しく自分の内面と向き合えます。【イラスト:Naoko Ogawa】
(株)ハートマッスルトレーニングジムでは、
ハートマッスルレジリエンスメソッド(心のアプローチグッズ)の開発に取り組んでいます。
特に「楽しい質問カード」は おかげさまで全国の養護教諭さん、一般の先生、プロコーチ、
カウンセラー、子育てママ、保健師、看護師、経営者の方々からご注文をいただいています。
国の補助金対象の事業としても採択していただき、ますます、楽しいグッズが生まれつつあります。
これらのグッズは、特に何かの資格がなくても、だれでも簡単に使えるものです。
ある方が
「友達や家族から相談を受けた時、自分は専門的なことを学んだことがないから
何もしてあげられないなと思っていました。
でも、このカードは、その人自身が自分で考え始めるので、私は相手の内側の答えを信じて待つだけ。
何かしてあげなきゃ、何か言ってあげなきゃって思っていたけど、
そんなことしなくても 本当に自分の問題を考え始めるんですね。」
という メールをくださいました。
すでに 全国から
「使ってみたらこんな結果が出たよ」とか
「子どもが自分で考え始めました」「こんな使い方を工夫してみました」
「子どもが思わぬ反応を示し、驚いています」
「保健だよりでも紹介しました」
など、たくさんのご報告をいただています。
人生の魔法カードは、現在、講座で直接使い方を学んだ人のみへの販売ですので
事例は少ないのですが、こちらも、現場の状況にあわせて いろいろな使い方をされているようです。
今日は、養護教諭のA先生 W先生の活用事例をご紹介します。
<A先生の実践>
中学校の養護教諭さんです。保健室アドバンスコーチを取得されています。
「人生の魔法カード」と「楽しい質問カード」をご購入され、
来室した生徒さんが「自らの問題を自分と向き合って考えることができるように」とあれこれ工夫されています。
購入した当初は 「どのタイミングで出そうか」と、机の引き出しの奥にしまってあった質問カード。
もっと気軽に使っていいんだと気づかれ、
先生とのマンツーマンで 来室した子にカードを引かせるという基本形を
さりげない会話の中から 実践されています。
その後、写真①のようなボックスを作られ、来室した生徒さんが自由に引けるようにしたところ、
生徒同士で、かかわりながらそれぞれ、ちゃんと自分なりの答えを出すという姿が見られるようになったそうです。
必ずしも 大人がかかわる必要はなく、
そばにいて そっと見守るというのも大切なことだと気づかれたそうです。
①「お悩みお助けカード」と書いたボックスにカードを入れ、来室した生徒たちが 自由に引いて その質問に一生懸命答えようとして自分と向き合う姿がみられるようになったそうです。
②こちらは、「人生の魔法カード」 これも、生徒さんが自由に引けるように工夫されています。
③これは、私の著書「十代の君たちにおくる保健室特別セラピー」の書籍で紹介している「幸せを阻む宇宙人」を掲示物にしたものです。
<W先生の実践>
W先生は、小学校の養護教諭さんです。保健室アドバンスコーチの資格取得者です。
小学生にも使えるように そして楽しさを倍増させるために、
相談に来た子の話を聴いて
必要と感じたら 「じゃ、コロちゃんにきいてみよう」と、来室した児童に引かせるのだそうです。
「コロちゃん」は このカードを入れるボックスに貼った犬のイラスト。
子どもたちが親しみを持てるように工夫されています。
↓
同じキャラクターを質問カードの裏にも貼り付けています。かわいいイラストのおかげか 子どもたちは喜んでカードを引いているそうです。
ちょっとした工夫で、子どもたちが取り組みやすくなるというよい例です。
W先生は 実はもっとすごい 実践をされています。
お聞きした時は 「そ、そんな使い方があったのか!」と、仰天しました。
そして、その効果もすごいのです。
まさに 「答えは子どもたちの中にある」という徹底した相手への信頼があってこその
実践ですね!