姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

第2講2日目 悶絶の質問ワークで起きた出来事

2012年10月29日 | 保健室コーチング

【2012年の記事】


 保健室コーチングベーシックコース第2講2日目

 今日の会場は 中電東桜会館 人気の会場で なかなか抽選で当たらないんですが


 今回は超ラッキー! 当選しました☆



 


 いよいよ今日は 質問ワークを中心のトレーニングです。

 今日はつくづく アシスタントとして活躍してくださる方々のありがたさを感じた日でもありました。

 受講生さんとペアを組んでいただいたり 

 それぞれのペアのワークを客観的にみながら補助に入ったりします。

 質問を受けて答えてくださったり、「私もそうだったのよ」と励ましてくださったり 

 さりげなくアドバイスしたり。

 本当に助かります!

 (コースのアシスタントを務めていただいているのは エンパワーメントNLPコース修了者 と  保健室コーチングアドバンスコース修了者です。 ベーシック修了者の方は 入門講座や基礎講座のアシスタント参加が可能です。)


 質問ワークを始める前に 無意識の特徴について 確認。

 1)時制と空間の概念がない
 (2)自他の区別がない
 (3)イメージと現実の区別がない

 大まかにはこの3つです。

 保健室コーチングで起こす感覚の変化、リフレーミングは 

 この仕組みを使って行いますので、

 言語によるアプローチでも 五感にアプローチするワークでも 短時間で効果を発揮します。


 まずは この3つが いかに状態に影響するかを 体感していただきました。

 これは FINFで取り上げるワークですが

 意識がどこにあるかで、明らかに人の状態が変化します。

 このことを体感できると 

 支援者自身が自分の意識をどこに置いておくべきか、そして、

 クライアントの意識がどこを向いていて、

 それをどこに向かわせるのかがいかに大切さなのかを体感できます。



 過去に意識が行くだけで、人間は身体の状態に影響が出ます。

 自分がぶっ飛んだ状態ではつかむべき夢もつかみきれません



 この日は 受講生のSちゃんが

 「1週間前から左腕が痛いのはなんでだろう」と言っていたました。

 このあと、その痛みの原因が思考の方向性にあったのだということがわかるのですが 

 本当にスキル以前のこうした人間の仕組みを知っておくことの大切さを痛感します。



 質問ワークその1は 悶絶の質問ワークです。

 保健室コーチングでは、シンプルな質問で大きくなってこんがらがった問題の核心に迫る 

「KOKUBOクエスチョン」というものがあります。



 あれこれ 質問の数をたくさん覚えるなんてことはあまりしません。

 本質的理解が根底にあって、それを土台にして、質問をあれこれ学ぶのは良いのですが

 人間理解もなしに 

 また、自分の内面と向き合うことをしないままに 

 スキルとして頭の中にたくさんの質問を記憶して、それを使うことは人間の問題を表面だけ扱うことになりかねません。

 保健室コーチングでは 「教育の場としての保健室」という視点に立って 

 シンプルで効果性の高い質問を学びその本質的理解のために 時間を費やします。



 そんなわけで まぁ みなさん KOKUBOクエスチョンに悶絶していらっしゃいました。

 そんな中で 面白い出来事がありました。

 さきほどのSちゃんがクライアント役の時、出来事への意味づけ、分析をし

 「ああ、私はこれをしていたんだ」と気付いたことをテーマにしていらっしゃいました。

  Sさんは、そのことに関して 自分を責めてしまって・・それを元にして

  負の妄想が膨らんで その妄想に自分自身がとらわれてしまっていたということに気付かれました。



 左腕の痛みが、その出来事があった翌日から起きていたことにも気付かれました。


 つまり目の前の自分のお子さんとの出来事を過去の自分の姿に結びつけて、意識が完全に過去に行ってしまっていました。

 妄想に苦しんでいた自分に気付き 過去に戻っていた自分の意識に気付かれた途端


『しびれていた左腕に一気に血液が流れ込んだようにあったかっくなりました。

 正座でしびれていた足に血流が戻ったようなあの感覚と同じです』と話されました。


 しばらくして 「もうほとんどしびれはありません。今日は必ずこの痛みの原因が分かる!と決めていたので 本当にそうなりました。」という彼女の言葉も凄かったです。



 人間の決意は必ず その現実を引き起こすほど 力があるのですね。

 そんなワークを通しながら 実に興味深い 事例が次々と出てきた 第2講2日目

 偶然にも組んでいただいたペアには 必ず 意味があり 共通点があり。

 人間の出会いや かかわりって 本当に意味があるんだなって アシスタントさんからのシェアでも 実感していただいた1日でもありました。

 受講生のみなさん そして アシスタントのみなさん ありがとうございました。

 感想は 集まり次第 UPします。



    

   


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