姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

保健室コーチングベーシックコース名古屋5期 始まりました。「殻を破る」

2013年09月16日 | 保健室コーチング

  


 保健室コーチングベーシックコース名古屋5期が始まりました。


 保健室コーチングとは

NLP心理学・脳科学・認知科学をベースとし、「五感の使い方と能力発揮」 「思考(想念)-言語-身体システム」を 教育的視点から取り上げた生きるチカラを支援するアプローチ法。養護教諭の専門性、保健室の独自性を最大限に生かす教育的アプローチ。

 

 今回は 参加者のうち3名がママさんです。

 

  第1期のベーシックコース(平成21年)を受講された養護教諭さんも 4年ぶりに リニューアルした コースを再受講されています。

 

 4年前は 言語アプローチ中心だったのが 今は 様々な視点を取り入れたよりシンプルで効果性の高いスキルを取り入れています。


 保健室コーチングが

 教育現場でも 子育てでも 医療の現場でも 対人支援の現場でも 活用できるということが

 口コミで広がっていて 

 最近は 養護教諭さん以外の受講生さんが増えてきました。

 嬉しいことですね。

 

 1日目の今日は

 

 ・アイスブレーク

 ・目標設定

 ・NLPの教育的活用と保健室コーチング(=生きるチカラの育成)

 ・保健室コーチングのアプローチを支える脳科学理論

   (焦点化、空白、快と痛みの原則、アソシエイト/ディソシエイト、事実と解釈)  

  ・アプローチのスタンス

  ・感情的に入り込んだ状態(アソシエイト)の状態から客観的視点(ディソシエイト)の状態へ誘導し、負の感情から脱出させるアプローチ手法

  ・特別ワーク


 という内容でした。


     

 保健室コーチングは、

 ・言語アプローチ(主としてコーチング的質問)、体感アプローチ(NLPのワークを教育用・子ども用にアレンジしたもの)、フィジカルアプローチ(体から変化を起こす方法)

の3つの視点から アプローチを行います。

 子どもたちの多くは 言語で自分の内面をうまく話すことができません。

 だからといって ただただ 受容と共感だけで 彼らの話を 聴くだけでは

 大きな落とし穴に入り込みます。

 思い込みや勝手な意味づけや解釈からくる 負の感情を増幅させてしまう可能性があるからです。

 保健室コーチングでは 言語システムという点から 子どもたちの言葉に着目した 

 「科学的傾聴」をおこないます。

 

 そして、子どもたちの多くは 心理的な気がかりや感情が 体調の変化として

 現れるため まず 保健室を訪れるということになるのです。

 だからこそ 子どもたちのこころの入り口となる保健室にいる養護教諭さんは

 普通のカウンセラーと同じような 対応では 

 子どもたちの本当の想いを引き出すことができないんです。

 心(脳)と体の関連を 深いレベルで理解しておく必要があるのです。

 知識として たくさんの心理用語をまなぶより

 もっと大切なことがあるんです。

 そこに気付いた方々が 保健室コーチングを学ぼうとされているのだなと

 出会う方々と話しながら

 感じます。


 そして 何より

 今回 参加された方々が 単にスキルを学ぼうとされているのではなく

 自分自身の課題に真剣に取り組もうとされていることが

 ひしひしと感じられました。


 今回の受講生さんの共通テーマは 「殻を破る」

 みなさん、ものすごい可能性を秘めながら それを表現するのをためらっていらっしゃるという共通の課題があるように感じました。

 強引に殻を破るのではなく

 自分で 自分の殻を破ることを 許可できれば

 現実が大きく変化すと思います。

 楽しみな 楽しみな 第5期です。


 

 

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