姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

妖怪ひたすらのカタマリ君

2020年11月13日 | 保健室コーチング

(株)ハートマッスルトレーニングジム代表

主体的人生を構築する人材育成トレーナー

桑原規歌です。


今日のテーマは

「妖怪ひたすらのカタマリ君」です。


先日、

保健室コーチング受講生の方から

「妖怪攻略ブック」の実践事例の

報告がありました。


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5年生児童。

何かあるとすぐに固まってしまい

何も話さなくなることが

しばしば。

その日も

固まってしまい

何も話さない状態になりました。


少し、気持ちがほぐれたところで

妖怪攻略ブックの

「ひたすらのカタマリ」君の

ワークシートを

やってもらいました。


そのワークシートで

初めて

自分が固まった時の

感情を表現してくれました。


いつも彼の対応をしてくれている

先生が

「彼が、初めて自分の感情を

書いてくれた!

これって、すごいことですよね」

と、喜んでくださいました。


4つある質問のうち

2つしか書けませんでしたが

大きな進歩です。

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妖怪攻略ブックには

妖怪が出現した時の

対応が

それぞれの妖怪について

書かれていています。


そして

いくつかの妖怪については

専用のワークシートが

ついています。


このワークシートは

反省させるためのものでもなく

自分をメタ認知するための

ものです。


それを理解されている

先生方が

ワークシートを使うことで

彼の小さな1歩を

発見し

心から喜んでくださった

という事例です。


このワークシートは

妖怪さんが

出現するたびに

やってほしいと思っています。

(もちろん、本人の同意が必要です)


何度もやっているうちに

自分のトリガーやパターンを

理解し

徐々にでも

別の行動を選択できるように

なってほしいのです。

保健室コーチングでは

「気づいて初めて

変化させることができる」

ということをお伝えしています。

気づく=無意識にやっていることを
意識に引き上げることです。


そして

「受け容れたものしか

変えることができない」

ということを

関わる大人自身が

理解していることが

大切です。


こんな妖怪がいるから

消さなきゃとか

こうあるべきという

正解の自分になろうとすることは

今の自分を否定すること。

自分を正解に近づけようとする

必要はないのです。


そうではなくて

そんな自分もいることも

受け容れて

そのうえで

別のやり方もできるという

選択肢を増やすのです。


否定するから

苦しくなる。


いろんな妖怪が

自分の中に住んでいても、

いいじゃないか。


あなたが妖怪なのではなく

何かのトリガーで

妖怪さんが顔を出すだけ。


大きな気持ちで

自分を受け止めながら

成長してほしい。


それが

妖怪攻略ブックに

込めた願いです。



それでは

今日も、今日も素敵な1日を!


p.s.

今日は、妖怪攻略ブック特別編の

打ち合わせでした。


1~6巻までの攻略本を

授業や掲示物、個別指導で

活用した事例が

満載です。


来年2月ごろの完成予定です。

どうぞお楽しみに!


 

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2020年11月5日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 



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