比較の始まりが〇〇の始まり

2022年05月23日 | 保健室コーチング

（一社）ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。

今日のテーマは
「比較の始まりが〇〇の始まり」です。

2月に生まれた３人目の孫は
順調に大きくなっています。

すくすく育つ赤ちゃんには
可能性をたくさん感じます。

赤ちゃんの頃は子育てをしながら
「笑った！」「ママと言ってくれた！」「寝返りした、はいはいした、歩いた」
と、　その子が成長していく様子を
ただただ純粋に喜んでいます。

寝返りをする、はいはいするだけでも
「すごい！すごい！」って感動し
歩き始めたときには、もう、大騒動(笑)

大人が感動の嵐なのですが、
当の赤ちゃんにとっては
本当は、ものすごい恐怖があるのだそうです。

大人にとっては「成長」と感じることは
子どもにとっては、恐怖の克服でもあります。

しかし、その恐怖よりも
「あそこにあるものをとりたい」
「ママの傍まではいはいして行ってみたい」
「立ちあがってみたい」
「自分の足で動いてみたい」という好奇心が
達成（成長）の原動力になるのです。

ということは、
私たち大人は、覚えていないけど　

すごい恐怖を乗り越えて
いろいろなことができるようになった　
スゴイ存在ということになります。

自分の中での変化や進化に目を向けてみると
自分の成長を純粋に喜ぶことができます。

しかし、いつの間にか
自分の中の成長を喜ぶより
他人との比較で自分を見るようになります。
　
人の苦しみの始まりは、
比較が始まった時なのかもしれません。

他の人は　もっとできているのに・・・・
あの人より私は優秀だ、劣っている！

私が子どものころはもっとできたのに、
もっとがんばったのにこの子はできない！

そこに焦りが起きたり
不安が怒りに変わったり
悲しみに変割ったりすると

自分や他人を
責めてしまうことも。

そうすると

自分に対して「私はだめな人間だ」
という自己否定

他人に対して
「この子は褒めることがない。何も出来ていない」
というレッテルを張ってしまったりします。

自分にレッテルを貼る人は
他人にもレッテルを貼ります。

自分と誰かを比べて
自分が出来ないことばかりに焦点が当たってしまうと

自分のことが嫌いになったり
そんな自分を受け容れられなかったり。。。

『自分には、いいところなんてない！』
『自分で自分をほめることなんてできない』
となってしまいます。

ほめることろがないのではなく
自分の中で無意識に決めた基準があって
そこに達していないと勝手に考えるから。

基準に照らし合わせてできたかできないかというのは
「評価」です。

自分が決めた基準に達しているかどうか
他の人の比べて自分がどの位置にいるのかで
自分を見るからです。

自分が優位であれば
その地位を必死に守ろうとして、
そうでない相手を批判したり

あるいは
自分より上だと思っている人に対し
絶対服従してみたり
必死に認めてもらおうとしたり。

それが他人軸となるのだと考えています。

人によっては、足らない自分、
理想の自分に満たない自分（だと勝手に思っているだけ）
を埋めるために　

たくさんの知識や視覚や地位を得ようとします。
それがいいとか　悪いとかではなく

逆にそのことによって
知識や地位がノイズになって　

物事を客観的にみることができなくなったり
ということも起きます。

私は、こんなに学んでこんなに正しく生きている
あの人は　ダメな人。
この人はできてないとジャッジに走る。

人間ってめんどくさいですね(笑)

しかし、そんなめんどくさい自分を
だれもが経験し体験しながら
マイナス感情もプラス感情もたくさん感じながら
生きていく。

人生の楽しさとは
感情と共に生きていることでもあります。

聖人君子になることとか
悟りを開くことが
人生の目的ではなく

人間としての自分を楽しみながら
成長してていくことなのかなと
思います。

それでは、
今日も素敵な1日を！

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2022年3月25日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

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姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

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