NLP活用講座9月 自己肯定感と状態管理のための理論とワーク
東海(三重 愛知 岐阜 静岡) 北陸(福井) 関西(京都 兵庫) 関東(千葉) 中国(岡山)・・・・ありがとうございます。
本当に 遠くから泊りがけで来てくださった方もあり 本当に感激です。
養護教諭さんだけでなく フリーランスの方 ママさんの参加もあり にぎやかで楽しい1日となりました。
自己肯定感は あちこちで言われていますが、「自分」というものをどうとらえるかで 「自己肯定感が高い」という「イメージの私」に同一化しているだけなのか 本当に自分と言うものを理解し 受け入れている「自己肯定感」はまったく違うものだというお話を いろいろな角度からさせていただきました。
自分が自分だと思っている自分は 自分の中の一部であって 好きな自分だけに同一化しようとしている(あるいはしている)という状態は 真の自己肯定感ではないということを 午前中をかけてお話しました。
NLPでは「パート」とよび 身体波動論では「変性自我」と呼びます。
「自分を変えたい」というときの「自分」は 受け入れられるために(あるいは自分を守るために)創りだした「変性自我」や「パート」というイメージの自分を 否定し 別の新しいイメージを創りだすに過ぎません。
このイタチごっこみたいな 変性自我づくりを延々やって 人間はどんどん複雑になっていくんですね。
そして 「ポジティブ」ということが 世間的に「よい」といわれている風潮があれば、「ポジティブ」という変性自我を創りだして それを自分だと思い込む あるいは「変わることができた」と喜んでいる。
これは いつまでたっても霧がありません。
そして それは 本当の自己肯定感ではありません。
自分の負の部分を認めない ふたをしてみないようにする そして自分が作り出した「ポジティブ」とか「頑張り屋」とか「いい人」という新しイメージに同一化しているだけ。
では 本当の自己肯定感とはなにか? 本当に自己肯定感が高い人とはどういう状態なのか?
それを 延々 2時間やりまして・・・・・
それをベースにして、午後は 「状態管理」のためのワーク三昧。
スキルとしての「状態管理」を学ぶわけではなく
わたし達が「想い」をもつことで そのことがすべて 目の前の人との関係性に影響を出しているということを ワークを通して体感していただきました。
目の前の子ども(クライアント)にたいして、「私がこの子を助けてあげる」という思いをもってかかわることが 如何に相手の力を奪うことになるのか?
日常の中では わかりにくい状況が 体感できるワークを いくつかやっていただきました。
わたし達は 人に影響を与える時 スキルで影響を与えているというより そこに乗っかっている「想い」で影響を与えているということです。相手をどう見ているか? 相手を無意識のレベルでどう扱っているのか?自分の状態はどうなのか? このことが、相手との関係性を左右しますし また 使ったスキルが機能するかどうかを決めます。
その「BE」の部分をないがしろにして 次から次へと新しい手法を学んでも 学んでも 深いレベルで機能することはありません。
今日の講座では
具体的な場面で 人と人とがかかわる時 無意識のレベルに流れている「想い」のエネルギーが どう作用しているのかを 実感していただきました。
また 傾聴時における 受容と共感について これまでのやり方が じつは 「相手の負の感情を増幅させていた」という受容と共感であったことを 体感していただきました。
負の感情を増幅させる傾聴から 負の感情を干渉作用によって軽減させ、話を聴くだけで相手に客観性を取り戻させる傾聴を目指すのが 保健室コーチングです。
クライアント役になった方全員が 「相手が自分の問題にアソシエイトしてくると、自分の負の感情が増幅されていくのがわかった」という感覚を体験されました。(無意識で起きていることを感じやすいような場の設定がしてあるので 体感しやすくなります)
だから 傾聴スキル云々の問題ではないんですね。
スキルで傾聴しようとするコーチやカウンセラーの人と話をしている時の違和感はこれです。(笑)
こうした無意識レベルで起きていることを 実感することで 「自分が相手の問題と同一化する瞬間」というのに気づくことができるようになります。すぐに ニュートラルな状態を保って傾聴するということができなくても 「気づくことができるようになる」というのは スゴイ進歩です。
最近は 「冷たい傾聴 鬼の質問」が 保健室コーチングの特徴かっていうくらい この表現を使いますが
この傾聴の方法が機能するベースに 「相手は完全な存在であり 自分も完全な存在であり すべて受け入れて関わる」という想いがあることが挙げられます。
文字情報で説明すると誤解を招いたり 形だけ使おうとする人もいるので控えます。
学校の子どもたちにとって 保健室の先生は特別な存在。
スキルではなく 存在で子どもに影響を与えていける価値ある存在。
だからこそ スキルに頼るのではなく 人と人とのかかわりで 本当に一番大切なことを体得していただき その存在で 子どもたちを「育てる」と言う視点からのアプローチをしてほしいと思っています。
スクールカウンセラーもスクールコーチもいいですが
養護教諭という独自の存在を どう生かすか?
文部科学省にまかせていては らちが明かないです(笑)
だから 養護教諭さん自身が 本気になって その独自性を生かしていくとはどういうことなのかを 学んでほしいなと思っています。
参加してくださった皆さんが 本当に 積極的にワークに参加してくださって チャレンジをしてくださって それぞれが 深いレベルでの気づきの体験をされました。
参加者の皆さん 本当にありがとうございました。仮面ライダー電王をみて 本当の自己肯定感でお話したことを、ぜひ検証してみてくださいね。
本当にありがとうございました。
あしたは、同じく NLP活用講座 テーマは「短時間で 変化を起こす リフレーミングワーク」 です。
2日間続けての参加の方もあり 楽しみです!
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