姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

学びを進化・深化させるために〇〇を脇に置く

2020年09月01日 | 保健室コーチング

 

 

(株)ハートマッスルトレーニングジム代表

主体的人生を構築する人材育成トレーナー

桑原規歌です。


今日のテーマは

「学びを深化させるために〇〇を脇に置く」です。


小学校の先生が


以前、こんな話をしてくださったことがあります。


授業を進めていく中で

「あ、僕それ知ってる。塾でやったよ」

という子がいる。


それだけで、

教室内に嫌な雰囲気が流れる。


教室の中には

塾に行かない子もいる。


学校で、はじめて新しい知識に

触れる子もいる。


先生たちも

その新しい知識に、どんな出会いをさせようかと

授業を組み立てている。


そのワクワクの雰囲気を

「それ、知ってる」

の一言が崩してしまうことがある。


その子に悪気はないのだけれど。。


学校あるあるです。

いや、大人になってからの学びの場でも

時々起きることがあります。

そっちの方が余計にめんどくさい。


私が初めて

NLPを学んだときにも

トレーナーの先生がこうおっしゃいました。


「みなさんは、それぞれの人生の中で

すでにたくさんの資格をお持ちであったり

様々な学びをされてきたと思います。

ですが、いったん、それを脇に置いて

純粋な気持ちで

学びに臨んでください。


その知識、資格、立場ありきで

学びをしようとすると

それ自体がフィルターとなって

深い気付きの邪魔になることがあります。」


これは、

本当に大切なことだなと

自分が講座をするようになって

改めて思います。


「私は、ほかのみなさんとは違うから。

もっと、すごい資格を持っているから。」


そんな思いがあると

その人自身のためにならないばかりか

学びの場を

壊してしまう可能性があります。


こんなことを言っている桑原ですが、

以前は、自分が受講生として

何か新しい学びをするときに

無意識にやっていた経験もあります。


15年くらい前だと思います。


NLPのマスターコースを

終了した頃、ある講座に参加した時

ちょっと「鼻タカさん」状態でいたんですね。


しばらくして

その中のおひとりが

すでにNLPのトレーナーコースを

修了した方だったと

分かった時、自分の気持ちが急にしぼんでいくのが

分かりました。


その時に

素直に「恥ずかしいなぁ」と思いました。


資格を持っている、こんな学びをしてきた

という変な「特別意識」が

あったことに気づいたからです。


でも、人との比較から生まれた「自信もどき」など

自分より上の人だと思った瞬間に

もろくも崩れるのです。


しかし、そのトレーナーコースを修了した方は

自分の資格や立場など

一言も言わず、一切身にまとわず、

純粋な一人の受講生として

その学びを楽しんでいらっしゃいました。


一方、桑原はというと

その無意識の「おごり」のために

必要な学びを逃していたのです。


そして、

「ああ、本当にすごい方って

目先の人との比較や

特別意識など皆無で、本当に謙虚なのだ」

と気づいたことを

今でも鮮明に覚えています。


弊社の講座に参加される方の中にも

自分の価値を、資格や経歴や立場に依存されているのかな

と感じる方もあります。


その人にとっては、「資格=自分の価値」なのでしょう。

それがあるから価値があるという考えは

それがなければ無価値であるという裏の想いが必ず存在ます。


ただ、それはそれで、その方のことなので

致し方ありません。


でも、心の中で

「こいつ、あほやな」と思ってしまうのは

正直な気持ちです。


無意識に

人の優劣を競ってしまうのは

人間の悲しさですね。


先程の小学生と同じで

「知ってるよ」という一言が

その場にいる他の人の意欲や学びの場に

影響することが分からないのです。


私の方が優位よ!

私の方がすごいのよ!という想いは

何気ないことばや

何気ない振舞いに現れます。


もし、あなたが参加した場に

そういう方がいらっしゃったとしても

そのことで、

自分の気持ちを萎縮させる

必要はありません。


「学べない人なんだな」と

さらっと流し

自分の学びに集中してください。




それでは

今日も、希望を胸に

すてきな1日を作りましょう!


この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2020年8月14日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。



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