古代日本国成立の物語

素人なりの楽しみ方、自由な発想、妄想で古代史を考えています。

車中泊の旅(岡山・倉敷)

2017年12月02日 | 旅行・車中泊
たまには古代史から離れた記事を書いてみます。


2017年10月、人生初の車中泊の旅に行ってきました。

 我が家にはワンコが一匹います。普段からワンコを乗せてドライブに行くことが多く、最近になってワンコと泊まれる温泉宿を探して旅行に出かけることを始めました。
 また、いま乗っている車がそろそろ10年目を迎えることもあって車の買い替えを考え始め、どうせならワンコと一緒に時間も場所も気にせずに行きたいところへ行ける車中泊の旅を楽しもうと夫婦の考えが一致し、セダンからミニバンに乗り換えることにしました。

 今回は車中泊ってどんなものかを体験してみようと考えて、乗り換え前のセダン車で岡山から鷲羽山、そして倉敷への一泊の旅に出かけたときのレポートをしてみます。
 ちなみに、これからたびたび車中泊に出かけることになると思うのですが、温泉とグルメに加えて、古代史実地踏査を兼ねた神社や遺跡の見学を必ずセットにしたツアーにしようと思っています。興味ある方はご覧いただければ嬉しいです。

10月7日午前
 朝、富田林の自宅を出て三宅から阪神高速に乗り、神戸線を若宮で降りて国道2号線を西に向かいました。まず目指したところは垂水の五色塚古墳。日本で初めて復元整備された古墳としてその存在を知っていたものの、これまで訪れる機会はなかったので行ってみることしました。

 

 明石海峡を見下ろす台地上に築かれていることから、この海峡を支配した豪族の首長の墓と考えられます。ここはワンコの入場がNGだったので奥さんとワンコには外で待ってもらって一人で見学することに。
 

10月7日午後
 五色塚古墳からすぐ近く、舞子公園に寄って明石大橋をまじかに見ようと思っていたのですが、予定よりも時間をオーバーしていたので、そのまま第二神明に乗って加古川バイパス、姫路バイパスを経て相生の「道の駅あいおい白龍城」に到着。ここはペーロン温泉という温泉があるのですが、温泉に入るには少し時間が早かったのでトイレだけ済ませて次の目的地へ移動。

 赤穂城も寄りたかったけどパスして、昔から走ってみたかった岡山ブルーラインへ。ここで夕陽が見れたらいいなあ、と思っていた「道の駅一本松展望園」に到着。想像していたのと少し方角が違ったけど、瀬戸内海と夕陽をセットで見ることができました。
 
 

 さて、どこで温泉に入ってどこで泊まろうか。GoogleMapで調べているうちにあたりは真っ暗に。気がつくとここで車中泊をするのだろうか、キャンピングカーを含めて結構たくさんの車が停まっている。
 結局、岡山市内のスーパー銭湯「ぽかぽか温泉」を目指すことにしました。駐車場もそこそこ広いのでここで泊まれるだろうとも思って。銭湯なので料金は420円、温泉ではなかったのが残念だったけど、いろんな種類のお風呂が楽しめたので問題ナシ。
 入浴後、車を静かなところに移動して寝る態勢に入ったものの、セダンなのでシートを倒すだけで身体を横にすることはできず、時間はまだ21時頃で眠くもなく、これでは時間がもったいない、ということで明朝の目的地だった鷲羽山に移動することにしました。
 
 鷲羽山の駐車場は広くて車中泊にはもってこいと思ったのもつかの間、あきらかに車中泊ではない車やバイクが数台。落ち着いて寝ることができず、本来は許可された車しか入れないさらに上の駐車場へ移動。ここにも数台の車が停まっている。時刻はすでに深夜零時ころ。とりあえず深夜の瀬戸大橋を見ようと車を降りると、数組のカップルが夜景を楽しみに来ているようでした。
 ここで寝ようと思っていたものの、ここも車が出たり入ったりで落ち着かず、結局、鷲羽山を下りていい場所を求めてさまようこと30分。近くの病院の駐車場に侵入して朝まで過ごすことにしました。
 深夜になるとさすがに眠くなって自然に寝入ったものの、いつのまにか車に侵入していた蚊に悩まされ、よく眠れませんでした。明るくなって確認するとマルマル太った蚊が3匹。ワンコが一番の被害者になったようです。

 朝の瀬戸内海と瀬戸大橋を見ようともう一度鷲羽山に戻って展望エリアを散策していると、カメラを持ったおじさんが軽四から降りて近づいてきました。朝の挨拶を交わすと親近感が沸いたのか、おじさんは「もしよかったら頂上まで行きませんか。歩くと往復でかなり時間がかかるけどボランティアガイドをしているので車で上がれます」と誘ってきた。断るのも申し訳なかったので連れていってもらった。結果、行って良かったです。

 橋を真上から見ることができました。
 

 この景色、今放映しているサザエさんの歌のバックの映像と同じです。
 

 おじさんと別れて、この日の目的地の倉敷へ向かいました。目指すは美観地区。30年近く前に高校のクラブ仲間と旅行で来た場所で、当時と比べると街が格段に綺麗に整備されて範囲も広くなり、観光地としての魅力は大幅にアップしている印象。ワンコを連れて歩くのが楽しかった。
 
 お決まりの風景。
 

 30年前にはこの船はなかったなあ。
 

 ランチはピッツェリア・コノフォレスタというお店でピザとパスタ。ここはテラス席はワンコもOKということで選択。そして大正解。

 倉敷を楽しんだ後は牛窓へ。日本のエーゲ海と言われ、バブルのときにリゾート地として流行ったところで、行ってみたいと思いながらも結局は一度も行くことがなかったので、この機会に立ち寄りました。とはいえ、どこへ行っていいのかわからなかったので、とりあえずヨットハーバーへ。
 

 次にオリーブ園。カーナビの設定間違いで偶然通った道に若者がいっぱいのお店。車を停めてのぞいてみるとジェラート屋さん。なんだか有名なお店のようです。
 

 ジェラートを食べたあとはさらに山を上ってオリーブ園へ。ここまでくると日本のエーゲ海と名付けたのも少し頷けるかな。エーゲ海には行ったことないけど。
 

 もう少しで夕焼けになりそうだったけど、帰りがおそくなるので後ろ髪をひかれながら出発。時刻は17時半頃だったかな。
 

 帰路は国道2号線のバイパス、姫路バイパス、加古川バイパスと快適に走ることができ、明石の海岸沿いにある日帰り温泉「龍の湯」で疲れを落として帰ろうと思って行ってみると駐車場に入る車の列。そこまでしてこの温泉にこだわる理由はなかったので、代わりに鳴尾浜温泉「熊野の郷」へ向かいました。閉店時間が近づいていたのでゆっくりお湯に浸かることができなかったけど、帰宅後はすぐに就寝できたので楽チンでした。


 以上が車中泊初体験レポートです。初体験で学んだことは、次の通りです。

  ①やっぱりセダンで寝るのは無理
  ②夏場は安易に窓やドアを開けてはいけない
  ③車中泊の場所は入念な事前調査が必要
  ④温泉は閉店時刻を調べておくこと
  ⑤計画通り行かないことを前提に計画を


すでに二回目の車中泊ツアー、九州の旅へ行ってきたので、次はそのレポートを書こうと思います。



 
コメント
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