京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
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Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
由緒書きコレクション1(相国寺 大光明寺)
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写真は、相国寺塔頭 大光明寺の由緒書き
最初にお断りしておきますが、このシリーズの焦点は
該当寺院の拝観や、寺宝などでなく、
飽くまで”由緒書きそのもの”についての評価です。
由緒書きマニアの、由緒書きマニアによる、由緒書きマニアのための投稿です。
つまり・・・超マニアックな世界です(笑)!
普段は非公開の塔頭ですが、前庭ぐらいなら普段でも見ることは出来ます。
・相国寺3 特別拝観2 大光明寺
この由緒書きはちょうど1年前、2012年の京の冬の旅でのものですね。
お寺が作成したものではなく、京の冬の旅を主催する京都市観光協会の手によるものです。
写真もなく、シンプルな説明書きですね。
そんなにコストはかけていない感じ。
しかし用意して頂けただけで感謝です。
普段非公開ですから、この由緒書きは希少価値レベル4です。
作成した方はその時読まれれば捨て去られると思っていらっしゃるかもしれませんが、嬉々としてこれを集めて喜んでいる輩がいることは知って頂きたいです(笑)。
最近は冊子にして有料で販売するような傾向もありますが、是非是非たった1枚の紙切れでもいいので由緒書きは用意して欲しいものです。
”僕は”墓場まで持っていきます!
希少価値レベル:由緒書きの入手困難さによる分類
レベル1:拝観すれば自然に手に入るもの
レベル2:ちょっと声をかければ、誰でも手に入るもの
レベル3:定期的な特別拝観でなら、手に入るもの
レベル4:稀な特別拝観でないと手に入らないもの
レベル5:特殊な状況でしか手に入らない、超レアもの
アンケートを実施しています。
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京都検定1級の勉強法4 初期3(京都の寺社505を歩く 上、下)
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写真は、京都の寺社505を歩く 上、下
PHP新書、山折哲雄、槇野修
おすすめ度☆
ひたすら京都の神社仏閣を訪問され、その報告が書いてあります。
これはもうかなりマイナーな神社仏閣までが勢ぞろいです。
このブログのマイナー散策にすら掲載をカットしているものもあります。
検定用としては効率が悪いのではないでしょうか。
もし本気で9割以上取りたいなら読んでもいいと思いますが、一般的な1級対策としてはおすすめしかねます。
むしろ合格してから悠然と読むのがいいでしょう。
神社仏閣に関しては不肖amadeusや、さらにはWAN師匠と互角に話が出来るようになると思います(笑)。
目次
上
エリア1 東山山麓の寺社 北行
エリア2 洛北の寺社 東域
エリア3 東山山麓の寺社 南行
エリア4 洛中の寺社 市街中央
エリア5 洛中の寺社 御苑周辺
エリア6 洛中の寺社 西陣・北野界隈
下
エリア7 洛西の寺社(北区・右京区)
エリア8 嵐山と嵯峨、周山の寺社
エリア9 洛北の寺社 西域
エリア10 松尾、桂、大原野の寺社
エリア11 洛南の寺社(南区、伏見区、山科区)
エリア12 宇治市と京都郊外の寺社
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東福寺4 開山堂、普門院、仏殿(東山南部散策4)
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写真は、開山堂の伝衣閣(でんねかく)
通天橋を渡りきった突き当りの右に、緩やかな登りの石段があります。
この上に開山堂があります。
正面に開山堂の伝衣閣、右手に小さな池のある苔の庭園、左手に白砂の庭園と普門院があります。
まず正面の開山堂に向かって真っすぐ参道を進みます。
開山堂にお参りをして、左手の普門院に向かいます。
そして普門院の縁側に座ってゆっくり庭園を眺めます。
ここにはもみじはなく、白砂と苔や松の緑ばかりです。
手前が枯山水の白砂、奥が池泉式風、そして左手には伝衣閣の雄姿となかなか面白い庭園です。
江戸中期のものだそうで、なるほどクラッシックにとらわれていない感じです。
しかも紅葉に一旦ここに入ることで、目が紅葉の赤からリセットされます。
再度洗玉澗に戻った時に、赤が新たな鮮度で飛び込んできて紅葉がより一層鮮やかにみえます。
仏殿
仏殿(本堂)には堂本印象作の蒼龍図や猫の描かれた大涅槃図があり、内部は公開されていませんが正面の荒い格子から蒼龍図はしっかり見えます。
3月14日~16日の春の大涅槃会で、内部が公開されます。
南側(三門側)から入ります。
正面に須弥壇があり、その後ろに明兆筆の大きな涅槃図が掲げられています。
涅槃図の下に猫が描かれているのが珍しいですが、これは正面からみていても見つかりません。
向かって左側に回り込み須弥壇の横から見ると、涅槃図の1番下中央あたりに猫が描かれており、ご丁寧に”↑猫”の案内まであります。
また仏殿の左右には、開山の円爾弁円像や創建当時にあった高さ15mの釈迦如来像の手”仏手”などがお祀りされています。
2016年の春の禅寺一斉公開(4/29~5/22)でも内部が公開されました。
須弥壇の中央には2mを超える釈迦如来像、左には阿難尊者、右には摩訶迦葉尊者(まかかしょうそんじゃ)の像がお祀りされていました。
またそれらの前には四天王像もありました。
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