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京都幽玄

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写真は、本館(左)とラウンジ(右)。

京都幽玄は築100年の老舗旅館 安産(あんざい)と旧三井別邸をあわせてリノベーションした本館で食事が戴け、新築の別館はイベントスペースになっています。

アクセス
市バスの東山安井か清水道で下車し、この間にある八坂通を東に進みます。
八坂通の緩やかな坂道を登ると、正面に八坂の塔(法観寺)があります。
ここを右クランクして約20m進んだ右手に本館の入口があります。
また法観寺を右折して約20m進んだ左手に新館の入口があります。

本館から入ります。
この敷地は奥に行くほど坂の下なので、八坂通から入ったフロアが2階になります。
細長い石畳の路があり、途中に以前の玄関があり今は展示スペースです。
葦の船底天井に床は寄せ木になっています。
さらに奥に進んだ玄関を入ると、右手に廊下があります。
廊下の正面は坪庭で、廊下の奥右手には4畳半の織部の間があります。
廊下を左手に進むと、右手に大広間の紺碧の間と月白(げっぱく)の間が並んでおり、こちらですき焼き重を戴けます。

廊下を奥に進むと、まず右手に月見台があります。
月見台に出て振り返ると、八坂の塔が目の前にあります。
さらに奥に進むと天井も途中の手洗い場も一面網代になり、1階への階段を降ります。
階段を降りた突き当りの部屋が川端康成が宿泊して執筆をした古都の間です。
天井の中央が網代になっています。
この廊下から庭園に出られます。
庭園に出て右手前に火頭窓のあるラウンジ、右手奥に三井の間などがあるもう1棟が連結しています。
恐らくこの手前側が旧旅館で、奥側が旧三井家なのでしょう。
庭園の左手奥には離れがあり、ここに個室の縁(えにし)があります。

旧旅館の廊下を奥に進むと、左手にラウンジがあります。
廊下と部屋の襖が取り払われて火頭窓のあるラウンジになっており、欄間が精緻に鳩が彫られており見事です。

さらに廊下を進むと右手が前述の別館の入口につながり、正面突き当りに2畳台目中板の茶室 黄水仙(きくすいせん)があります。
床の間が台形で、内蹲踞が奥にあります。

廊下突き当りを右に進むと右手に京紫の間、左手に三井の間があります。
京紫の間は10畳ほど。
左手に付書院、右手に床の間と床脇。
床の間のサイドには火頭窓があります。
三井の間は6畳ほど。
右手奥に霞床席写しの床の間があります。
床の間に違い棚があり、その違い棚と壁面との間が空いています。
富士山の掛け軸をかけて、違い棚を霞の見立てます。
また違い棚が松材、床框が竹、違い棚の段差の部分に梅の透かし彫りが施されています。

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