渡辺哲雄先生の作品です。衣裳担当は奥様とか…。
渡辺先生に、こんな裏技があったとは…。
今日も暑い1日になりそうですね。お元気で…。(荻山貴美子)
2日間の岩手ヨーガ連盟大会を終え、大宮に着きました。
皆さんは、噛み合わない会話を体験されたことはありませんか?
相手が何を言っているのかわからない時、田原豊道先生は分かるまでお聞きになります。
テレビを観ている主人に語りかけた時、「ごめん。今、野球が良いところだから後で聞くね」と、言います。生返事をされるよりずっと誠実な応対かもしれません。
皆さんにとって今日はどんな日だったのでしょう。
楽しい一日?それとも忙しい一日?ゆったりと過ごされた一日?つらい苦しい一日?悲しい一日?
どんなに大変な一日であろうと私たちの背後には大いなるものの力が厳然としてあり、その大いなるものをブラフマンだとかイーシュヴァラだとか言って私たちは尊んでいます。その大いなるもの…。それを音にしたものが聖音「オーム」です。
オームというこの音節は全宇宙であり、過去、現在、未来という一切はオームの音節にほかならない。そして、三世を超越している他のものもオームの音節にほかならない…
これは「マーンドゥーキヤ・ウパニシャッド」の一節ですが、もともとは「オーム」は「はい」「かしこまりました」という意味でした。ですからキリスト教の「アーメン」に相当すると言われています。
ところで「ヨーガ・ス-トラ」という教典にはこうあります。
「聖音オームを反復誦唱し、その意味を熟慮すべし」と。
その意味を熟慮して唱えている方は少ないのではないでしょうか。そして、「はい」という日常の返事も、相手の話を良く聴き、理解した上のものなのか?些か疑問です。
いつのことでしたか、私は「ヨーガの四季」の編集をしていて余裕のない時間を過ごしていました。休日も夜中もずっとその状態が続いていました。そんな折り、主人が「あとで…をやっておいてね」と私に頼んだのです。私には何を頼まれたのか把握していませんでしたが、わからないまま「分かったわ(はい)」という返事をしてしまったのです。
でも私の返事はうつろな「はい」でしたから全く彼を無視してしまったことになりました。
心の余裕のなさがこんな無責任な返事をしてしまったのです。その失敗から私は何でも早め早めに仕事に就き余裕をもって行動をすることにしています。身内ならまだしも、もし他人に対してこういう行為をしてしまったら私は信用をなくしてしまいますから…。
オームはとても深い意味を持つ音節です。でももっと日常的なことから見直していく…というのが私たちのホームヨーガなのかもしれません。惰性が今の自分を作っていることに気づくことなのですね。(荻山貴美子)
こんばんは。
ただ今、北海道ヨーガ連盟大会(札幌)から戻りました。
渡辺哲雄先生、大好評でした。ステキな奥様もご一緒でした。
短い時間でしたが、ご夫妻で昨日は小樽を観光されたようです。
さて、ヨーガを単なる健康体操、あるいは病気治し…と思うかたはまだまだ多くいらっしゃいますが、一方で、ヨーガの哲学思想を深く深く学びたい…と思うかたも断然多くなりました。
その思いから今年、国立の大学院に入った道友がおられます。それもインド哲学専攻。私もかつては大学院に進みたいと思ったことがありますが、中村元先生の私塾・東方学院を選びました。私にとっては良い選択だったと思います。
ところで、その道友がこんなことをおっしゃっていました。
「大学院で学べば学ぶほど、ホームヨーガがいかに正統派であるかが分かり、このヨーガを学べていることに一層誇りを持つことができました」と。
本当に嬉しいご発言です。皆がレベルアップして、ヨーガの本質を語り合える時代がやってきたのですね。これこそ田原豊道先生のずっと抱いていた理想です。(荻山貴美子)