本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

弘法大師の歩くスピード

2007-05-21 23:53:36 | 住職の活動日記
 21日は『 御影供 』(みえく)といって、弘法大師の命日に当たります。

当院にても、皆さんとお参りをしました。


 話は飛びますが、夜、フィットネスセンターへ、久しぶりです。

歩く機械で、20分間で2キロ歩きました。

 その時思ったのです。弘法大師の歩くスピードはどのくらい?

この20分で2キロというスピードはかなり速いのです。  計算してみました。

 計算する根拠として、弘法大師の中国への旅によりました。

       チョッと聞いてください!


 804年7月6日、弘法大師31歳、中国へ向けて遣唐船は船出します。

途中暴風雨に遭い、漂流すること34日、


 『 浪に随って昇沈し、風に任せて南北す、水尽き人疲れ、海長く陸遠し 』


九死に一生を得て8月10日福州の赤岸鎮(せきがんちん)に漂着されます。

そこでは、身元不明ということで1っか月足止めをくいますが。

 (弘法大師の素晴らしい語学力で、日本からの遣唐使といことがわかるのです)

 そこから、いよいよ福州から長安へ向けての旅が始まります。

福州→南平→杭州→蘇州→楊州→徐州→開封→洛陽→長安   2500キロ

 この間を50日間で行かれています。

といことは、一日50キロ歩かれるわけです。逆算すると、一日10時間。

    時速5キロ。 これが大師の歩かれるスピードとなります。

      (昔の人はこれくらい歩かれたそうです)


 弘法大師はよく、京都の東寺と高野山を行き来されています。

そのことから察しても、時速5~6キロ位のスピードではないかと思います。

 今の私たちにとりましたら、大変な速さなのではないでしょうか。

 トライアスロンをやるような体力ではないかと察しました。


     (歩きながらそんなことを考えました) 不謹慎かも!
 
コメント
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