本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

内燃機関からモーターへ

2021-08-30 20:41:51 | 住職の活動日記

今年の8月はまるで梅雨の様な

連日の雨

それも線状降水帯の発生で

局地的な豪雨が続き

世界各国で被害が出ました

 

いよいよ、地球温暖化が

進んできている模様

温暖化どころではない

と警鐘を鳴らしている

科学者もいます

 

そういうこともあってか

世界で一番最初に車を作った

会社が2030年までには

ガソリン車をなくすという

発表をしました

その会社は今次々と

EV (電気自動車)を

発表しています

 

最初の車が1887年ですから

わずか143年で

ガソリンで動く自動車は

終焉を迎えようとしています

子どもの頃

自動車自体が珍しく

隣りの家にやって来た

四角いダットサンを

憧れのまなざしで見ていました

それが、一家に1台ではなく

一人に1台という時代です

 

ということはそれだけ

二酸化炭素を排出している

ということです

ガソリンエンジンも技術革新

が進み、今では

小型車の小さいエンジンで

大型車を動かすことが出来る

程に進んできたのですが

それほど技術革新をしながら

世界の情勢には逆らえず

全部の車をモーターに

切り替えるということです

 

今、その電気自動車が

一番進んでいるのは

中国でしょう

わずか40万円ほどで販売

それが爆発的に売れている

とか、

地方や山林部では

ガソリンスタンドを作るより

家庭のコンセントで充電できる

車の方が普及しやすい

ということです

 

これからは当然

電気自動車が主流になって

くるでしょう

日本ではわずか1社が

本格的なEVを発売しています

世界の流れに取り残される

のでは心配ですが

日本は一歩進んで水素に

力を入れているようです

水素で発電するのですから

二酸化炭素も心配ありません

しかし、

水素ステーションの費用が

とてもかかるようです

そこが普及するのに

一番のネックのようです

 

日本の電気自動車の

勝れているところは

深夜電力や太陽光発電から

V2Hという機械を通して

自動車にも充電できるし

非常の時とかには

車に蓄電した電気を家庭で

使ううことが出来る

 

こういうことは

外国の車ではできないようです

ただ充電して走るだけ

日本は車と家庭とで

電気をやりとりできる

例えば

深夜電力や太陽光発電で

車に充電し

車に乗らないときは

車から家庭に電気を送る

そして、夜には充電する

電気の地産地消ではないですが

我が家でつくりその電気を

我が家で消費する

こうなれば一番理想的な形

のように思います

 

ただ電気だけというと

どうしても発電所が必要です

火力発電では二酸化炭素が

多く出てしまいます

原発は使用燃料の後始末を

どうするか難問が山積みです

そうなると

家庭でつくり、消費する

足らない分は電力会社から

入れるとすれば

電力会社も助かると

思うのですが … ?

素人考えで

そう簡単にいくものでは

ないかもしれませんが

 

しかし

こういう異常気象というものは

地球の悲鳴かもしれません

僅か100年足らずで

地球の資源を食い尽くそうと

しています

少し前の江戸時代までは

地産地消のすべてが

SDGs持続可能な開発目標で

生活していたのです

いまさら

江戸時代に戻ることは

出来ませんが

ほんの少し人間の英知を

目を向ければ

各自がSDGsを持ち

便利さを享受するだけでなく

人間の生きる方向を

見定めないと

大変なことになってくる

ような気がしてなりません

 

車というのは

その一番の代表かもしれません

しかし

電気自動車になると

使われる部品の数は半分以下

になってくるようです

ということは

多くの失業する人がでる

という矛盾も含んでいます

最初に車を作った会社は

電気にするために

今から多くの従業員を

電気自動車に対する学習と

その周辺の整備に充てる

活動をしている

ということです

 

私的には

内燃機関のあの構造は

見ているだけで

科学技術の進歩を見るようで

大変好きなのですが … …

 

 

 

コメント
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