8月31日のHαに昨日撮ったOⅢとS2を加えてペリカンの完成です。
S2=7X20min , Hα=3X20min , OⅢ=6X20min , 320min Total
Hubble Palette -> R(S2)=5 : G(Hα)=2 : B(OⅢ)=3
今回はS2を重点的に出してみました。
天候が安定せずHαが60minしか撮れなかった上、2晩に分かれて
しまったのでCCDカメラの回転構図がずれ、スパイダー光条が
カッコ悪くなってしまいました。夏はシーングが良いのですが、
連続して20minの撮影が成功する確率は低いですね。
9月6日 再処理画像に差し替えました。
9月8日 Hubble Palette 備忘録を追記。
・S2 , Hα , OⅢ 全てにおいて、コンポジット後はIEEE Flortで保存する。
まず、CCDからのデータは16bit Int( 0-65535)で入って来るので、
16bit Intで保存される。(AutoSaveMode時)。
各画像にDark減算やFlat補正を行い、キャリブレーションを掛けた
画像を保存する際は32bit Intとする。更に、コンポジットを行った
後の画像に関しては、全ての”演算情報”を保存したいのでEEE Flort
にするのである。
・Hubble Palette の場合、S2 = 5 , Hα = 2 , OⅢ = 3 の比率でRGB合成する。
|
+->当然にHαが強いので緑色が強い画像となる。
そこで、MaxIm DLのColorBalance機能にて適切な色に調整する。
これは、SI7で言うところの”ストレッチ”に相当する。
・RGBカラー合成の精度はSI7よりもMaxIm DLの方が良さそうである。
今回のIC5067をSI7でRGB合成すると、何故かズレまくる。何で?
・cs5で TIFF_16bit 処理をする場合、ScreenStretchの数値を 0 - 65535 とする。
Max - Min でやると殆ど真っ黒で低コントラストな画像が出力される。
上限を65535ではなく、20000くらいでも結果は同じだと思われる。
|
+->ちなみに 0 - 5000 で Stretch してTIFF_16bitで書き出し、cs5で処理後に
SI7で”ストレッチ”し、ヒストグラムを正規化したのが今回のベストとなった。
|
+->SI7で処理するならばFITSのまま処理できるので、ScreenStretchして
書き出す必要は無い。SI7で”デジタル現像”を行う。
今後は MaxIm DL -> SI7 -> cs5 の手順が良さそうである。
・S2=5時間、Hα=2時間、O3=3時間、10時間トータルを標準にすれば良いだろう。
NarrowBand撮影では、F5.45でも1カット20minの撮像をしないと良い結果が出ない。
LRGBなら1カット10minのマルチスタックでかなり改善されるが、NarrowBandでは
そもそも写って来ない。
・NarrowBand ではStarSharpFilter や UnSharpMusk も積極的に使った方が良い。
もともとリアル感など無い画像なのだから、徹底的に画像処理するべきと考える。
---------------------------------------------------
撮影日時:2013年8月31日~9月1日 , 9月3日~4日
撮影地:有間峠 , 有間ダム堰堤
星空指数:70点
気温:21℃ , 22℃ -> 20℃
冷却CCD:ORION StarShoot MonoⅢ(SONY ICX285AL)
撮像鏡筒:10cmF6 Newtonian -> F5.45(AC No,2使用)
フィルタ:ORION Hα , OⅢ , S2 Filter
ダーク画像:2 X 20min
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***
赤道儀:TS-90S
ガイド:50mm fl=250mm + SSAG + PHD
CCD制御&RAW現像:MaxIm DL Essentials Edition
画像処理:cs5 , SI7
----------------------------------------------------
Hubble Palette NarrowBand 撮影は時間がかかります。
LRGBに比べて色ズレも激しいし、星像がシャープで合わせも
大変です。移動撮影でこなすには敷居が高いです。
今回は2晩に渡っての撮像でしたが、毎回CCDを取り外すので
基本的にズレます。スパイダー光条が一致するなんて無いで
しょう。CCD付けっ放しの観測所向きの方法だと痛感しました。
んで、
昨晩はまさかの快晴。
指をくわえて家に帰るのも悔しいので、有間峠目指して出撃。
ところが、平野部は快晴なのにお山の上は台風に引っ張られた
秋雨前線そのものの見事な雲!
仕方なく有間ダム堰堤での撮影と相成りました。
あとから後から若い連中が来るわ来るわ・・・
開放の雄叫びを上げるヤツ、対岸でタイヤキュルキュルしてる
奴。大音量でカーステ鳴らしてるヤツなど多数。
ひとり
NarrowBand で撮影してるオレがいる。
先日作ったスーパーフードはこういう時のためにあるのだ。
当然に車のライト10秒照射とか・・・
ひとコマもコケていなかったことを書き記しておきます。
2時、いきなりのベタ曇りにて撤収。
以上。
S2=7X20min , Hα=3X20min , OⅢ=6X20min , 320min Total
Hubble Palette -> R(S2)=5 : G(Hα)=2 : B(OⅢ)=3
今回はS2を重点的に出してみました。
天候が安定せずHαが60minしか撮れなかった上、2晩に分かれて
しまったのでCCDカメラの回転構図がずれ、スパイダー光条が
カッコ悪くなってしまいました。夏はシーングが良いのですが、
連続して20minの撮影が成功する確率は低いですね。
9月6日 再処理画像に差し替えました。
9月8日 Hubble Palette 備忘録を追記。
・S2 , Hα , OⅢ 全てにおいて、コンポジット後はIEEE Flortで保存する。
まず、CCDからのデータは16bit Int( 0-65535)で入って来るので、
16bit Intで保存される。(AutoSaveMode時)。
各画像にDark減算やFlat補正を行い、キャリブレーションを掛けた
画像を保存する際は32bit Intとする。更に、コンポジットを行った
後の画像に関しては、全ての”演算情報”を保存したいのでEEE Flort
にするのである。
・Hubble Palette の場合、S2 = 5 , Hα = 2 , OⅢ = 3 の比率でRGB合成する。
|
+->当然にHαが強いので緑色が強い画像となる。
そこで、MaxIm DLのColorBalance機能にて適切な色に調整する。
これは、SI7で言うところの”ストレッチ”に相当する。
・RGBカラー合成の精度はSI7よりもMaxIm DLの方が良さそうである。
今回のIC5067をSI7でRGB合成すると、何故かズレまくる。何で?
・cs5で TIFF_16bit 処理をする場合、ScreenStretchの数値を 0 - 65535 とする。
Max - Min でやると殆ど真っ黒で低コントラストな画像が出力される。
上限を65535ではなく、20000くらいでも結果は同じだと思われる。
|
+->ちなみに 0 - 5000 で Stretch してTIFF_16bitで書き出し、cs5で処理後に
SI7で”ストレッチ”し、ヒストグラムを正規化したのが今回のベストとなった。
|
+->SI7で処理するならばFITSのまま処理できるので、ScreenStretchして
書き出す必要は無い。SI7で”デジタル現像”を行う。
今後は MaxIm DL -> SI7 -> cs5 の手順が良さそうである。
・S2=5時間、Hα=2時間、O3=3時間、10時間トータルを標準にすれば良いだろう。
NarrowBand撮影では、F5.45でも1カット20minの撮像をしないと良い結果が出ない。
LRGBなら1カット10minのマルチスタックでかなり改善されるが、NarrowBandでは
そもそも写って来ない。
・NarrowBand ではStarSharpFilter や UnSharpMusk も積極的に使った方が良い。
もともとリアル感など無い画像なのだから、徹底的に画像処理するべきと考える。
---------------------------------------------------
撮影日時:2013年8月31日~9月1日 , 9月3日~4日
撮影地:有間峠 , 有間ダム堰堤
星空指数:70点
気温:21℃ , 22℃ -> 20℃
冷却CCD:ORION StarShoot MonoⅢ(SONY ICX285AL)
撮像鏡筒:10cmF6 Newtonian -> F5.45(AC No,2使用)
フィルタ:ORION Hα , OⅢ , S2 Filter
ダーク画像:2 X 20min
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***
赤道儀:TS-90S
ガイド:50mm fl=250mm + SSAG + PHD
CCD制御&RAW現像:MaxIm DL Essentials Edition
画像処理:cs5 , SI7
----------------------------------------------------
Hubble Palette NarrowBand 撮影は時間がかかります。
LRGBに比べて色ズレも激しいし、星像がシャープで合わせも
大変です。移動撮影でこなすには敷居が高いです。
今回は2晩に渡っての撮像でしたが、毎回CCDを取り外すので
基本的にズレます。スパイダー光条が一致するなんて無いで
しょう。CCD付けっ放しの観測所向きの方法だと痛感しました。
んで、
昨晩はまさかの快晴。
指をくわえて家に帰るのも悔しいので、有間峠目指して出撃。
ところが、平野部は快晴なのにお山の上は台風に引っ張られた
秋雨前線そのものの見事な雲!
仕方なく有間ダム堰堤での撮影と相成りました。
あとから後から若い連中が来るわ来るわ・・・
開放の雄叫びを上げるヤツ、対岸でタイヤキュルキュルしてる
奴。大音量でカーステ鳴らしてるヤツなど多数。
ひとり
NarrowBand で撮影してるオレがいる。
先日作ったスーパーフードはこういう時のためにあるのだ。
当然に車のライト10秒照射とか・・・
ひとコマもコケていなかったことを書き記しておきます。
2時、いきなりのベタ曇りにて撤収。
以上。