宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

縮小コリメート法(その40)_強風にも強い縮小コリメート法

2014-03-31 20:07:00 | 縮小コリメート法
いや~凄い風でした。
VISACの蓋が遥か彼方へ吹っ飛んで行ってしまいました。
GPVのお告げで3時には晴れる筈との目論みで一応待機。
2時半頃から晴れ始めたのでセットアップしたは良いが、あまりの
強風でしばらくは何もできず・・・

今回は裏山林道450mにて天頂ミラーを使わずに試写。
強風の合間に撮影するのでLPS-P2すら使わず、基本1カット30秒。
ピントは写野中心です。
ほぼ1時間で下記全部を撮り切っています。

M51 , ISO800 4X30s = 120sec Total


M101 , ISO800 4X30s + ISO200 1X125s = 245sec Total


NGC4565 , ISO800 , 2X30s = 60sec Total


M64 , ISO800 , 2X30s = 60sec Total


M27 , ISO200 , 30sec(薄明中)


M27 , 17.7mmF2.3 , ISO1600 , 30sec (強・薄明中のオマケ)
トリミングはしていません。


主点合致位置は昼間の風景で決め打ちです。
なのでもっと良くなる位置が有るハズですが、光害地にてLPS-P2も使わず、
フラット補正も無しでこれだけ均一な光量ならば文句なしです。
この位置でも、写野1/4端でLX7のLV画面にてピントを合わせれば十分に
イケそうな予感がします。

<共通データ>

撮影日時:2014/03/31 , 03:35:12~04:37:32
撮影場所:飯能市郊外の林道
鏡筒:VC200L
アイピース:PHOTON32mm
カメラ:Panasonic DMC-LX7 , 4.7mmF1.4開放端で使用
赤道儀:90sノータッチ・トラッキング

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縮小コリメート法(その39)_LX7のNDフィルターには、気を付けなはれ、や!

2014-03-31 16:03:00 | 縮小コリメート法
解ってしまいました。LX7の無限遠位置のトリックが。

ここで↓散々検証しましたが、
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/407.html

その結果としてLX7は明るさによって無限遠位置が異なるという、
なんだかキツネに抓まれたような理解し難い事実だけが残りました。

結論から言いましょう。

ハイ、原因は内蔵NDフィルターの影響でしたあ~!!

なーーんだ、そりゃごもっともで。
ってな原因ですよ。
まずですね、昼間の山撮りテストではF1.4開放ってのが明るすぎ、
必然的にNDフィルターをONにして撮っていました。
☆では当然OFF。つまり、結像光路中に平行平面版が入った場合に
相当する訳ですね。NDフィルターを入れれば、当然ピント位置は
後ろに長くなります。よって、∞マーク押し当てから3秒戻した位置
が昼間の無限遠だったのです。

一方、☆撮りではNDフィルターを使いませんから、無限遠位置は
2m~∞マークの中間付近となっていた次第です。
明るい星でピントを合わせようとしてNDフィルターをONして気付きました。
この場合、昼間の実験同様に∞押し当てから3秒戻した位置で無限遠でした。

解ってしまえば、至極当然の結果です。


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