花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

商店街としまぐち屋さん

2010年11月08日 | おいらの商店街
しまぐち屋さんの「ありがとう」と言う大きな声が、スワマエから消えて4日経つ。うどんを食べに訪れた人が、ひとり又ひとり、休業の張り紙を見て残念そうに離れて行く。
どれほど商店街に貢献してくれていたのか、その影響の大きさを改めて認識させられた・・・のは、周りの商店の皆だ。「あの人も帰って行く、又あの人も・・・」
一日も早い復帰は、みんなの望んでいること。幸い、旦那さんは気丈にしてみえる様子。昼の間だけでもボランティアでしまぐち屋さんのお手伝いをしようという声が商店街から集まってきている。
商店街というのはとかく団結に欠けます。なぜなら、商店街の成り立ちが農業漁業のように危険の共有や利益の共有から始まっておらず、個の利益を追い求めてきた人たちの集団だからです。一致団結することが非常に困難でした。もともと共同作業を行なうのが目的ではなかったからです。“ダメナ商店街を活性化する8ッのポイント”鈴木健介著 同友館 
しまぐち屋さんの不幸を利用して、商店街を団結させることは不謹慎かもしれないけれど、これをきっかけに商店街がひとつになればと思う。そんな助け合う互助の気持ちを集めることが出来れば、次のステップへ進めることも可能ではないかと思う。
食に関する店舗が、商店街に6割以上は必要だと鈴木氏は説く。食のお店は、お客が毎日でも訪れる地域密着型である。それにオリジナル色を出しやすい。
ところが、スワマエでは皆無に等しい。つくづく本町通りさんがうらやましいと思う。
高齢の女性が友達と訪れ、楽しそうに会話を楽しみながら食事をされていた。そんな風景がしまぐち屋さんでは毎日のように見受けられた。
「12日の金曜日から、お昼の間だけでも、店を開けようと思ってます」
娘さんと連れ立って歩くしまぐち屋さんを見かけたとき、そんな力強い返事を聞くことができた。
コメント (2)
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