花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

映画「RAILWAYS」

2010年12月07日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

DVDにて中井貴一主演の“RAILWAYS”を観る。
東京の一流企業で、リストラ役をおおせつかっていた男が、島根のふるさとに戻り、少年の頃の夢だった電車の運転手に再就職するお話し。
清々しさが残る良い映画でした。話の筋がうまく出来すぎている感もありましたが、物語だから良いのです。
小さい頃の夢を実現させるのは難しいことです。その夢を主人公に託して、ほのぼのとした気持ちで観ることができました。美人の奥さん(高島礼子)との別居は辛いところですが。
鉄道ファンにはたまらない映画でしょう。運転席や車内の様子がよく撮影されていました。電車の音も良かったです。そういえば、電車でGO!というゲームを思い出します。
夢が実現し仕事に充実している中井喜一の運転手は、乗客にとても親切です。おばあさんに手を添えたり、落ちた荷物を拾ったり、その都度電車の時刻が遅れて叱られたりします。親切より電車の時刻を守るほうが大切なのは当然ですが、この映画は親切のほうに勝利させています。
ちょっとした事故がありました。彼はその責任をとってやめようとしますが、日頃の親切が彼を救います。「電車は運転手が動かしているんじゃない。みんなの力で動いてるんです」という社長の言葉には感動させられます。
仕事への生きがいが親切を生むのか、仕事の親切が生きがいにつながるか?
さしずめ後者のほうですかナ?