花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

我が愛しの映画館㉗ 浪花千栄子 其の1

2021年01月30日 | レモン色の町

朝ドラで“おちよはん(訂正:おちよやん)”をやっている。モデルは、往年の名優 浪花千恵子(正:千栄子)。というと“二十四の瞳”の飯屋のおかみを思い出す。“二十四の瞳”は、昭和29年の松竹作品だから、当時、四日市日活東側の四日市松竹はまだ建ってない。弥生館での封切りだったか?この作品は2013年1月に諏訪振興組合の映画鑑賞会で上映した。最高の来場者の方だった。

右からマッちゃんと浪花千栄子。少し意地悪な役。名優だからこなせる役どころ。ハエたたきをもって「そうですか、忙しおっすさかいナァ」

浪花千栄子は、金毘羅山参道にある飯屋のおかみ役だった。家が貧しく6年まで行けなかった松江(マッちゃん)は、そこの飯屋に奉公していた。修学旅行で金毘羅山へ出かけた折、そのことを聞いていた大石先生は、合間を縫って飯屋を訪れる。ちょっと意地悪なおかみだったが、その演技は印象的だった。

何度も泣かされるのが、松江が家の陰から帰る船を見送るシーンだ。これには泣かされる。何度観ても泣かされる。