花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

山田洋二監督は語る

2016年01月15日 | 諏訪商店街振興組合のこと

山田洋次監督の“男はつらいよ ぼくの伯父さん”を観た。家出した満男と旅をつづける寅さんが、偶然にも佐賀の宿で顔を合わせるシーンがあった。こんなことはありえないと云われた。

このつくられた“嘘”の批判に対して、ある小説化がこう話している。「ハッピーエンドで終わる映画の嘘。確かに現実にはあんなことは起こり得ない。だけど、映画館の中で一瞬、幸福になれるためにあの映画は作られているんじゃないかな?」と山田監督は話す。

楽観主義が物事を動かしていくこともあるのではないでしょうか。悲観する材料はいっぱいある、悲観するのはある意味そんな難しいことじゃない。絶望することも簡単です。むしろ楽観することは大変なことなのです。でも楽観しなきゃ人間は生きていけないし、「何とかなるさ」という思いがなければ困難な状況を変えていく努力も出来ないですよね。


ザヤク

2016年01月13日 | 四日市商店連合会です

平成28年の四日市商店連合会新年総代会が四日市シティホテルで開催され、45名の来賓で賑わいました。

後半、ひとりづつ1分間の話をせよ!とのご命令に、小ばなしを披露させていただきました。実はネットの“傑作おもしろ小話集”から拝借させていただいたものです。

今日お会いしたご婦人から「ワカラン!」とのお言葉を頂戴しましたので、あらためて全文を掲載させていただきます。(新年総代会にはそぐわない、不謹慎なお話でゴザイマシタ。陳謝! 酒の席やで マ エエカ)

胃の具和が悪くなった男が、とある医師の元に駆け込んだ。

医師は彼をじっくりと診察して言った。

「ふむ。あなたの胃は大変深刻な状態だ。座薬を入れて様子を見ることにしましょう。」

医師は男にかがむように言い、それを上の方へ押し入れた。

「よろしい。それではまた、同じことを6時間後にもするように。」

 

6時間後、男は自分の家にいた。

男は医師の言うとおり、座薬を手に取ったがどうしてもそれを一人ですることができなかった。

それで男はたまらず、彼の妻を呼ぶことにした。

男が今までの経緯を説明すると、彼女はこっくりとうなずいた。

そして、片手を男の肩に当てて、もう一方の手で座薬を押し入れた。

その途端、男は頭をかかえて絶叫した。

「う、うわぁーー!!」

妻はびっくりして男に尋ねた。

「ご、ごめんなさい。痛くしちゃったかしら」

「いや、そうじゃないんだ」

男は6時間前を思い浮かべて、愕然とした様子でつぶやいた。

「実はさっきの医者なんだが、俺の肩にあった手がな・・・」

「手がどうしたの?」

 

「両手だったんだよ」


“麦秋”のご案内 前編

2016年01月11日 | 諏訪商店街振興組合のこと

“麦秋”は、昭和26年に公開されました。“晩春”(昭和24年公開)、“東京物語”(昭和28年公開)と並んで紀子三部作の一つです。

北鎌倉の住宅地の静かでおちついたたたずまいの中でゆったりと進行する風格の大きなホームドラマです。婚期を逸しかけている娘(原 節子)の縁談をめぐって、兄夫婦(笠 智衆と三宅邦子)や両親(菅井一郎と東山千栄子)がたいへん心配します。娘の婚期を機に、三世代七人同居の大家族がそれぞれの核家族に分かれていく。だから今にして思えば伝統的大家族から核家族へという、この時代を特徴づける大きな変化がここに写しとられ、現在という時代を過ぎゆく時として深い愛惜の情をもって眺めるという視点がこの作品をユニークなものにしていることが分かります。北鎌倉、鎌倉の大仏殿、ニコライ堂の見える神田駿河台のあたり、銀座のオフィス街、上野公園などなど、東京や鎌倉がこんなにしみじみいい街だったかと思います。当時だって東京はそんなに静かな街だったわけではありません。これは小津の理想の都市なのです。

          講談社+α文庫 小津安二郎新発見より


゛第1回 四日市まちゼミ”チラシ完成

2016年01月09日 | 諏訪商店街振興組合のこと

四日市商工会議所様が準備を進めてきた“第1回四日市まちゼミ”がいよいよ2月から始まります。第1回は50の店舗で55の講座が開かれることとなりました。このチラシは1月22日の、中日新聞に65000部折込まれ、各メディアでも広報されます。商店街でしかできない武器“まちゼミ”を何とか成功させ、第2回第3回と継続させたいものです。

まちゼミの発案者である講師の松井先生から、開催にあたっての商店街側への注意がありました。

①.1店舗でも受講申し込みがなければ「四日市まちゼミ」は失敗!

②.販売行為はしない

③.裏日程はどんどんやってください

④.各店舗で情報発信をしてください

⑤.他店の講座に参加してください

⑥.前日に参加者への確認電話をお願いします

⑦.開催場所の説明はしっかりと

⑧.受講者の遅刻が多いので注意

⑨.お客さん同士の自己紹介は厳禁

⑩.一部のお客さんだけに集中しない(ひいきはダメ)

⑪.写真を撮る場合は確認してください(肖像権に触れます)

⑫.自分の資料くらいは作成しておこう

⑬.お客さんとの会話用に質問を用意しておこう


わが青春の映画“若者たち”

2016年01月06日 | 映画の名言、映画の迷言

“若者たち”は、わが青春の映画である。学生運動を続ける山本 圭は、運動から離れ酒を飲んで競馬に走る江守 徹のところへ、貸したお金の請求のため訪問する。応じるのは父親役の大滝秀治。名セリフ(怪演)であります。

学生さん これね 俺の胃袋の写真だよ ガンだってよ 医者がね どうしてもはっきり言わねえから 看護婦だまくらかして(レントゲン写真を取り出す) ホラ これがガンだってんだよ 

税務署もおまわりも ちっともこわかねえんだ俺ァ 昔はこれでもね 葛飾の争議の時にゃ旗振り回したことだってあるんだから

この工場だって俺が腕一本で作り上げてきたんだからね 

煩悩だよ 学生さん 煩悩

俺が昔っきりの着たっきりの労働者で 野郎が生涯ボロを着て暮さないようナ境遇なら何やったって俺ァ黙ってるよ

だけどね 俺ァ経営者で 奴ァ学生だ あんたと同じにヨ いくらだって先があるわけだよ これから

だからさ アナやプロの真似はしてもらいたくねえんだよ 小せえ工場だって ここを守ってくれせえしたら

あんた方から見りゃあねえ こんな工場なんかこっぱ同然かも知れねぇけど だけどねえ 俺ァ毎日新聞見るたびに 胸がギューっと痛くなんだよ

倒産なんて言ったってねえ 当節いまや新聞ズレしてるから 誰一人驚く者ァ居やしねえけど 俺ァねえ あーまた何処かに誰かが泣きみてやんだなあと思うと

 

ホント 仕事なんてものはねぇ やってきた当人でないと分かりゃあしねェなんだから

良い親じゃねぇンだ 俺ァ 頭じゃ野郎の云う理屈だってよーく分かるのによ

とにかく 暴れねえで無事学校を出てくれて・・・

そんなもんだぜ学生さん やわら人間の一生なんてものぁ・・・

良いと思ってんだよ それで

嫌われたって 軽蔑されたって とにかく野郎が安穏に生きてってくれさえすりゃぁ それで俺は 良いと思ってんだよ


“麦秋”上映と“三重の小津安二郎”講演

2016年01月05日 | 諏訪商店街振興組合のこと

申し訳ありません。上映作品と会場を変更させていただきます。

急遽、昨年9月で逝去した原 節子さんを偲んで「麦秋」を上映させていただきます。原 節子の美しさもさることながら、家族が壊れていく過程を予見した小津安二郎監督の秀作です。映画会では二度目の上映ですが監督の言いたかった「無常観」に注目して再度ご鑑賞ください。

老齢の菅一郎と東山千栄子夫婦は語り合います。

菅 「うーん 今が一番良いときかもしれないねぇ」

東山「でも まだこれからですから」

菅 「欲を云えば きりがないよ」


第4回 お菓子フェスタ開催決定!

2016年01月02日 | おいらの商店街

四日市お菓子協同組合、四日市商工会議所、表参道スワマエで開催してきた“よっかいち お菓子フェスタ”。第4回が5月22日(日)の開催に決定しました。

今年は三重サミットが開かれ、来年は“お伊勢さん菓子博”が開催されます。そのプレイベントとなりますよう精一杯努めさせていただきます。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。