島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

高千穂峡②高千穂峡

2016-12-16 11:45:36 | 観光・施設
「高千穂峡は太古の昔、阿蘇火山活動のとき、噴出した火砕流が五ヶ瀬川にそって帯状に流れ出し、急激に冷却したため柱状節理の素晴らしい懸崖となった峡谷で、上流の窓の瀬から下流の吐合の間の景観が特に優れ、高いところで100m、平均80mの断崖が東西に渡り約7kmも続いています。
 昭和9年11月に五箇瀬川峡谷として名勝・天然記念物に指定され、また昭和40年3月には祖母傾国定公園の一部に指定されました。」

御塩井駐車場のすぐ近くにある「高千穂峡淡水魚水族館」。
勿論、朝早かったので開いていません。w
御橋を渡ります。

もうすでに高千穂峡の世界が広がっています。
もうちょっと紅葉が見れたならもっと良かったでしょう。
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初雪、初積雪

2016-12-16 09:16:58 | 気象
一昨日から時津に帰っており、昨日の夕方雲仙に戻ってきました。
その時点ですでに雪がちらついていたので、初雪は昨日(12/15)になります。
今朝の雲仙は今季初の積雪が見られました。
ただし、屋根の上(表紙写真)や車のフロント部分などで、路面に積雪は見られません。

雲仙測候所の庭にも積雪が見られるのですが、これは記録されているのだろうか?
(施設は無人)
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高千穂峡①月形日形

2016-12-13 12:33:38 | 民話・伝承
そんなこんなありまして、高千穂峡に着きましたー!
最初に出迎えてくれたのは、表紙写真の「月形日形」です。
「アマテラスオオミカミが岩戸に隠れてしまったのはスサノオノミコトのせい。反省してもう二度と悪さをしませんと約束しろということになり、その反省を表したものが月形日形です。
 昔々は字がありませんから、その代わりに絵を描いたのです。絵は、アマテラスオオミカミは太陽のように光り輝く素晴らしい神様で、それに比べると自分(スサノオノミコト)は三日月ほどの光しかありません、という意味です。」
今は月形だけが残っています。
事前に調べた段階で、高千穂峡にこの「月形日形」があるのを知って見たいと思っていたのですが、詳しい場所が分かりませんでした。
道に迷ったおかげで真っ先に発見することが出来ました。
こういうのを「怪我の功名」と言うのでしょう。
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神話の里-番外編②高千穂太郎の墓

2016-12-13 09:56:55 | 歴史・史跡
高千穂峡を探して彷徨い歩いています。w
イラストマップの罠にかかってしまったのは自覚していましたが、そもそも道は間違っていない筈なので、信じて突き進みます。
こういう場合は予期せぬ出会いもあるもので、古民家風の建物を見つけました。(表紙写真)
一般の民家ではないらしいのですが、入口にチェーンがしてあって近づけませんでした。
どうも公民館か集落の集会場みたいだったようです。
更に歩を進めて行くと、見た事のあるマークを見つけました。

「オルレのマークじゃん。」
オルレとは、「韓国済州島から始まったもので、もともとは済州島の方言で『通りから家に通じる狭い路地』という意味です。自然豊かな済州島で、トレッキングする人が徐々に増え、オルレはトレッキングコースの総称として呼ばれるようになり、今では韓国トレッキングの中心的なコースになっています。オルレの魅力は、海岸や山などの五感で感じ、自分のペースでゆっくりとコースを楽しむ所にあります。」(九州観光推進機構HPより)
島原半島にも南島原コースとして口之津に同じマークがあるので、すぐに分かりました。

いよいよ本題です。
今日のタイトルにもなっている「高千穂太郎の墓」(正確には〜の入口)です。
ここはイラストマップにも載っていなかったので、本当に予期せぬ出会いでした。
「高千穂郷は、古来神武天皇の兄三毛入野命(みけいりのみこと)の子孫と称する三田井氏が治めていましたが、天慶年間(938〜946年)に家系が絶え、豊後国大野郡領主大上大太惟基(おおがだいたこれもと)の長子太郎政次を養子に迎え、代々高千穂太郎を通称したと伝えられています。
 その後、高千穂氏は室町時代に三田井氏とも称し、肥後の阿蘇氏とともに九州中部に小さいながらも独立圏域の平和郷を構築していました。
 戦国時代末期、豊臣秀吉の九州平定後の国割りにより、高千穂郷は県(あがた・延岡)城主高橋九郎元種(もとたね)の支配地となりますが、三田井氏はこれを不服として元種に反抗します。天正十九年(1591年)元種は三田井家の家老大人(おひと)城主甲斐宗摂(かいそうせつ)を一計を弄して味方に率いれ、三田井家領主親武(ちかたけ)の本城「仲山城」を攻略し、文禄三年(1594年)三田井一族は滅亡します。
 高千穂太郎の墓は、初代政次の墓として毎年四月十五日を例祭日と定め里人により大切に祀られています。尚、墓石には「卍捐館松翁永仙大禅定門神儀(えんかんしょうおおえいぜんだいぜんじょうもんしんぎ)」と
刻してあり、周囲には「仲山城跡」をはじめ三田井氏の菩提寺の跡が残されています。」(昭和四十四年三月十九日町指定史跡 高千穂町教育委員会)
そんな人がいたのか〜。
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神話の里-番外編①イラストマップの罠

2016-12-11 12:59:36 | 雑談・その他
高千穂神社の見学を終えて、高千穂峡に行く。
午前中はとりあえず高千穂峡の見学がメインになるので、表紙写真のイラストマップだけを持って歩き回る。(前回あげたイラストマップ同様、奥阿蘇物産館にて入手)
「高千穂峡周辺ガイドマップ」としてあるだけに高千穂峡に焦点が当たったイラストマップだ。

黒矢印のルートを通って、まずは高千穂峡を目指す。
ところが、ここでイラストマップのトラップ発動!!
道どおりに歩いて来た筈だが、道に迷った。w
そう、イラストマップはあくまで観光用に見やすくしたマップだったので、正確に道を記しているわけではなかった!
完全に失念していたー!
しかもどの道を歩いたのか中学生の通学路と重なり、また行動開始の時間も早かったので登校時間とかぶってしまった!w
ほとんど全ての登校中の生徒と挨拶を交わす羽目になる。w
とりあえず、遠くに目印になりそうな橋が見えたので、橋の袂までやってくる。

ええっと、橋の名前は「青葉大橋」?
地図上のどこにある?
ああーあった!

どこで間違ったのか青矢印のルートで歩いて来たらしい。
確かに「高千穂中学校」も書いてあるし。
ええーい!ならば仕方ない。

橋を渡って、このルート(白矢印)で目的地を目指そうじゃないか!
と思ったのが、第二のトラップ発動条件でした。

曲がりくねった道を歩けど歩けど、着きゃーしない。w
イラストマップに距離感は存在しなかった!
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神話の里4.5高千穂神社境内

2016-12-11 09:57:43 | 植物
まだ薄暗くはあるが、高千穂神社境内を歩き回っている。
境内で目を引いたのが、杉の巨木だった。
宮崎県の巨樹百選にも選ばれているらしい。
「秩父杉と狛犬(国指定重要文化財と天然記念物)」と立て看板には書いてある。
帰って来て調べてみると、鎌倉時代に源頼朝が奉納したとされる鉄製の狛犬一対が神社内にあったようだ(国指定重要文化財)。
しまったーまったく気付かなかったー。
秩父杉には、
「当宮は鎌倉幕府の信仰が厚く、文治年間源頼朝は秩父の豪族畠山重忠を代参として天下泰平の御祈願に参詣しました。
 重忠公手植えの杉は“秩父杉”と名付けて今なお社頭に高くそびえ、千古の歴史を伝えております。」
との立て看板が建っており、樹齢は約800年あるそうです。

さてもう一つ目を引いたのが、こちらの「夫婦杉」です。
本殿のすぐ脇に立っていました。
「この二本の杉は夫婦杉と申しまして根元が一つになって如何なる事があっても別れられない形を現しております。
 この廻りを手をつないで3回廻ると夫婦、友人、睦まじく家内安全で子孫は繁昌の三つの願いが叶うと伝わっております。
 夫婦、友人、婚約者の方が手をつないで廻っている姿が絶えません。」
一人で訪れているので関係のある話ではありません。
これも帰って来てから調べたのですが、御神木は「秩父杉」の方でした。
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神話の里④高千穂神社

2016-12-10 13:08:19 | 寺社・仏閣
ホテルで1泊して6時半からの朝食を済ませ、7時には行動を開始した。
今日の予定としては、午前中に高千穂の観光名所を巡れるだけ巡って、午後からは高千穂から足を伸ばしてみるつもりだ。
そのため、高千穂神社ではまだほのかに暗い。w

「11代垂仁天皇の御世の創建と伝えられている。
 御祭神はニニギノミコトを始め、皇祖の神々を祀り、高千穂18郷88社の総社として特に農産業・厄祓・縁結びの神として広く信仰を集めている。」

本殿のすぐ脇に建てられたこの建物は、高千穂観光神楽が行われる場所らしい。
神楽とは、「秋の実りに対する感謝と翌年の豊穣を祈願し、毎年11月中旬から翌年の2月10日にかけて、宮崎の県北を中心とした各村々で行われる。高千穂地方に伝承される神楽は、アマテラスオオミカミが天岩戸に隠れた折りに岩戸の前でアメノウズメノミコトが舞った伝説が由来とされる。」
期間関係なく毎夜観光向けに夜神楽が開催されている。
今回高千穂に行くにあたって薦められた所でもあるのだが、どうにも興味が湧かず夜神楽見学にはついぞ行かなかった。
歴史や史跡に興味はあっても、そこから派生した人間の文化や伝統には興味がないらしい。
私という人間の複雑な部分だ。w
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神話の里③天岩戸神話

2016-12-10 10:33:06 | 民話・伝承
高千穂には神話にまつわる人物の像があちこちに建っています。
最初に見つけた(?)のは天岩戸神社の入口にあった「アマテラスオオミカミ」(表紙写真)の像です。
(神様なのに「人物」とか「像が建っている」とか、「見つけた」と書いている自分に抵抗を覚えます。w)
さて天岩戸神話は、イザナギノミコトから誕生した三兄弟のうち、太陽神アマテラスオオミカミとその弟スサノオノミコトの物語です。
まあ、有名な神話なので皆さんもご存知だと思います。
「騒動ばかり起こすスサノオノミコトに怒ったアマテラスオオミカミは、天の岩戸に身を隠してしまい、世界は闇に閉ざされ悪神がはびこる暗黒の世界と化してしまいます。
 困った八百万の神々は天安河原に集まり相談。『岩戸の外が賑やかになればアマテラスオオミカミも顔を出すだろう』と芸達者のアメノウズメノミコトに陽気きわまりない踊りを踊らせ、それを肴にみんなでその周りで宴会を始めました。

※翌朝、高千穂神社の近くで見つけた「アメノウズメノミコト」の像
 騒ぎを聞きつけたアマテラスオオミカミが少し戸を開いたところで、力自慢のタヂカラオノミコトが岩戸を押し開け、世界は光を取り戻します。」

※天岩戸神社の駐車場で見つけた「タヂカラオノミコト」の像
「押し開け」どころか岩を持ち上げていますが・・・。

宿に行くにはまだ早かったので、神社の周辺を少しだけ歩いてきました。
観光スポットの近くはお店などがあって賑わっている様子でしたが、ちょっと離れると閉まっている店も多かったです。

橋の欄干の上にも「神楽」の像がありました。
この橋の下を岩戸川が流れています。

橋の真ん中ぐらいまで歩いて、撮影してきました。
自然が残っていて綺麗な所です。
12月6日更新「神話の里-はじまり」の最後の写真は天岩戸から高千穂に帰る時に撮影したものです。
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神話の里②天安河原

2016-12-08 10:57:34 | 歴史・史跡
天岩戸神社の境内を通り抜けて、「天安河原(あまのやすかわら)」へ向います。
天岩戸神社西本宮からは岩戸川に沿って、歩いて10分ほどです。

時期がちょっと遅かったのですが、最盛期には綺麗な紅葉が見れたと思います。
自然が残る歩道を歩いていると、フユイチゴの実がなっていました。

「天照大神が岩戸隠れのため天地暗黒となり、諸神がこの河原に集まり神議されたと伝えられる大洞窟(奥行き25m、間口30m)です。」
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神話の里①天岩戸神社

2016-12-07 15:41:41 | 寺社・仏閣
お昼過ぎに阿蘇・高森を出発したので、15時くらいに高千穂に着きました。
ホテルにチェックインするにはまだ早い時間なので、高千穂でも少し離れた場所にある天岩戸神社を先に見学する事にしました。
高千穂の町から外れて、農村風景の道を走る事数分、天岩戸神社に着きました。(表紙写真)
この日は阿蘇もそうだったのですが、何故か平日にも関わらず観光のお客さんがたくさん見られました。
写真に写っている観光バスもそうですが、他県(勿論宮崎県外)の「わ」ナンバー(レンタカー)が多かったです。

「天照大神がお隠れになった天岩屋戸を御神体としてお祀りする西本宮と大神をお祀りする東本宮がある。御神域である天岩屋戸の直拝は社務所にお願いすれば神職の案内がいただける。」
確かに案内して貰っている人が数名見られましたが、特に必要なかったので一人で見て回りました。
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