いつもココロに太陽を!

~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

妻の資格 <視聴完了>

2014-02-17 | 韓国ドラマ
ネットの評判とは概ね正確なもので、
「韓国主婦の心と視聴率をわしづかみにした」との評判を得ていたドラマ『妻の資格』。
ワタシの視聴態度も見事に得て、一気に観てしまうドラマとなりました。

進む時はぐんぐん進むのよねー。ホント。

不倫ものは後ろめたくもあり、甘美でもあり…と思っていたのだけど、
いやー、壮絶なドラマでしたわ。

主役はこの方、キム・ヒエ。(ユン・ソレ役)

キャリアのある役から平凡な妻まで、上手な女優さんです。

旦那さんがこの方。
はははー出たわー。チャン・ヒョンソン。(ハン・サンジン役)

この方が出るだけで、絶対イヤな旦那なのが間違いない!
うまいよなー。うまいんだよなー、イヤな役。
余計なお世話だけど、この方、韓国で普通にトーク番組とかで楽しいおじさんの顔見せてるかしら?
出た方がいいわ、絶対に。
だって、ドラマ上は本当にイヤな役ばかりなんだもん。

続いてもう一つの夫婦。

イ・ソンジェ演じるキム・テオ。

すごくハンサムなわけじゃないけど、ちよいちょい色気のある素敵な役者さんですよね。

そのキム・テオの妻がイ・テラン演じるホン・ジソン。

実直な女性を演じたら右に出る者はいない天海祐希みたいな女優さん。
ワタシは結構好き、この方。


相関図はこんな感じね。

ユン・ソレとキム・テオの不倫が主軸。
そこにまつわる周りがギャーギャーと楽しい展開(ドラマとしては)。
実生活だったらチョー勘弁だけど!


ユン・ソレは、息子ギョルの子育てをこなす専業主婦なの。
ギョルには小さい頃からアトピーと喘息とアレルギーの持病があって、
かゆくて寝られない息子を一晩中おんぶしたり、食べ物を自然食にしたり、
発作が起きたら病院に駆け込んだりと、そんなことを1人でこなしていたの。

旦那さんは家庭を顧みない男だし、
旦那の実家もエリート意識が高い揃いも揃ってイヤな人ばかりだから、
「ギョルの病気はお前がいけないんじゃないか?」とか嫁バッシングがすごいの。
それこそ、近所の恥だから病気を公にするな、的な。

でも、ユン・ソレは息子に自然を見せたり、動物を見せたり、絵を見せたりと情緒豊かな子に育てるのよ。
当然ギョルもお母さんが大好き。

そんな風に育ったギョルがやがて病気を完治し、これからは学校生活を満喫できると思った矢先、
小6になった途端、旦那の実家がギョルの進学に口をはさんで来た。
いわゆるインターナショナルスクールの中学校に入るべきだ、と。

ユン・ソレとしては、ギョルの感性を伸ばせる方向に行かせたいけど、
旦那+実家に負けて、江南(カンナム)に引っ越して受験勉強を始めるんだ。

そこには、噂好き、お受験対策に躍起になる奥様がいーーーっぱい!
ユン・ソレはその空気にそぐわない考えの持ち主で、ご近所からは浮いちゃうんですね。

一方、イ・ソンジェ演じるキム・テオは歯科医なんだけど奉仕の心が強い良いお医者さんなの。
かつて、大恋愛で結ばれたおおらかな妻(イ・テラン演じるホン・ジソン)は
今では進学塾を開いて江南で成功をおさめた実業家で、
夫にもブランド物を着せたがる妻に変わってしまい、キム・テオとしては身の丈に合わない暮らしが窮屈な気持ち。

そんな男と女が雨やどりのバス停で出会うわけですよ

自転車通勤の歯医者さんに、黄色い雨がっぱを着て自転車を乗りこなす奥さん。
男は女が気になるんですね。

ある日、ユン・ソレの自転車が盗まれてしまい、それを取り返して来てくれた歯医者さん。
サーっと風のように現れて「はい!」と自転車を渡してくれる。
もうワタシのような俗な主婦はここら辺でキュンキュンですよ。

ユン・ソレには認知症の母がいるの。
旦那のハン・サンジンはそれが恥ずかしくて施設に顔も出さない。
息子の歯科治療を経て、ユン・ソレと知り合ったキム・テオは、離島にある施設までお母さんの出張治療に行ってくれるんだ。
お母さんの話し相手になり、心をこめて治療も施す。

街まで帰る最終フェリーに乗り遅れ、お!泊まるのか?と思ったらさにあらず。
車は島に置いて、ポンポン船をみつけて2人で帰ってくるわけ。

下船直前、男は「あれ…なんか…変だな…」と言って女を抱きしめるわけですよ。

その2人の戸惑いっぷりがいい!(笑)
そして、男の方から惚れてくれるところがたまらなく、いい

そっちが先に来てくれたからぁ…と、ワタシのような俗な主婦は思うわけです。
ここらへんから、視聴率がググーっと上ったのかなぁー?

不倫ものは、常に後ろめたさが付きまとうわけですが、
ハン・サンジンの実家の家族が素晴らしくイヤな人達ばかりなので、
不倫をとても正当化しながら見られるところが苦しくなくて、いい

ハン・サンジンの妹ハン・ミョンジン。

この女優さんはチェ・ウンギョンといって、TV局のアナウンサーだったらしい。
アナウンサーを経てフリーになって女優さんになり、今回、すっごくイヤな妹を演じた。

弁護士一家の旦那、そこに嫁ぐために梨花大学へ進学し、うまいこと玉の輿に乗った。
娘をインターナショナル中学に進学させ、今度は甥っ子(ギョル)もそこへ入れようと、
義姉(ユン・ソレ)のことをバカにしながら兄にハッパをかけるわけ。


弁護士の旦那。
うまいこと立ちまわるけど、実は愛人にも子供を産ませそっちには男の子がいる。

愛人は、しずちゃん…じゃなかったイム・ソンミン演じるカン・ウンジュ。


ウンジュとミョンジンは親友で、ウンジュはミョンジンには旦那さんはアメリカに単身赴任していると言ってあります。

弁護士の旦那は、愛人とは秘密の家でたまに会い、愛人の息子とはスカイプを通じて親子の会話をするわけ。
(息子もパパはアメリカにいると信じている)

ハン家の父はプライドの高いからっぽな男だし、母は実はネットの花札ゲームに入れ込んで借金がかさんでいる。
ハン・サンジンは報道記者として名はあるけど、弁護士一家には頭が上がらない。
しかも、職場ではセクハラまがいの気持ち悪さで、女子社員からは総スカン。
それでも空気の読めない鈍感さで自慢と傲慢を繰り返し、
浮気の発覚した妻と別れてからはとことんイヤなやつを演じます。
妹のハン・ミョンジンも、ユン・ソレの髪を引っ張り唾をかけ、ハン家にあなたを嫁として招いたところが恥だった!と言い放つの。
ユン・ソレの浮気は一家の恥と自分の旦那にも話さず、「旦那の実家とは対等でいたいのよ!」と言いながら
兄の嫁の実家はすごく見下すという矛盾。

もう視聴者は
早く借金が露呈しないかなー。
早くセクハラで解雇されないかなー。
早く愛人が爆弾を投下しないかなー。
と、ワクワクとハン家の崩壊を心待ちにするわけよ。

俗よー。
ワタシって、俗だわー。

そんな中で、ギョルも取り上げられボロボロのユン・ソレを、キム・テオはずっと支え続けるわけ。
すごく深い慈愛でね。

さて、どうなりますでしょうか?


しずちゃんとアナウンサーの髪のつかみ合いは見ごたえがありましたよー(笑)。
そして、愛人側には息子がいるんなら、弁護士事務所の跡取りは男の子だ!となる展開、
ハン・ミョンジンもちょっと気の毒でした。
(そもそもバカ親がそういう見栄っぱりの女性に育てたわけだし)

少し可哀想だったのは、イ・テラン演じるホン・ジソンには、ゼロとは言わないけどハン・サンジンほどの落ち度がないの。
夫婦として日常を送っていけば変わるところもあるだろうし、ましてや娘ができれば良い学校にも入れたいと思っても仕方ない。
学生時代とずっと変わらないキム・テオだけがまとも…とは言い切れないんだよね。
それでも長い年月ですきま風が吹いた夫婦には、もう元に戻れるだけの情熱がないんだ。

キム・テオがユン・ソレと先に出会っていたなら、この夫婦はきっと進学だけでない子育てをできたことでしょう。
でも、これが現代の韓国のひずみでもあり、現実でもある以上、
子供の進学も絡めて面白いドラマ作りをしたもんだなーと思いました。

「家政婦は見た」的要素もたくさん盛り込まれて、女たちの噂話も楽しいの。


最後に、『妻の資格』というタイトルはいまいちピンときませんね。
ユン・ソレは充分に妻の資格があったと思うし、母の資格もあった。
あえて言うなら『夫の資格』だと思うのよね。
ハン・サンジンには夫の資格がなかったし、キム・テオにもホン・ジソンの夫としての資格はなかったもの。

そして、なにしろこのドラマはハン・サンジン(チャン・ヒョンソン)の怪演が際立つドラマでしたよー。
この男優さん、大嫌いでそして本当に大好きだわー(笑)


妻の資格:全16話

闘う姿が好きだった・・・

2014-02-17 | 季節のハナシ&植物
Yesterday からの静かなメドレーが始まり、
高橋大輔選手が滑り出す…

両手を滑らかに動かし、思いを込めて踏み切る。
両足着氷…

それでも彼はまた、次のジャンプへ向けてステップを踏む…



演技が進むにつれて、だんだん笑みがもれて来ましたね。
でもそれは、年末の全日本選手権の泣き笑いの表情とは違いました。

大輔選手は今でき得るすべてをオリンピック・ソチの舞台にぶつけてくれたと思います。

すてきだったー。

痛い右足との闘いはいかばかりだったのか、
コヅの思いも背負ったオリンピックがどんな重圧だったろうか、
凡人の私にはわかりもしないけれど、
それでも彼の演技をずっと心待ちにしてきました。
4年間。

バンクーバーの銅メダルで引退をするつもりだったのに、
ソチを目指すと決めてからの4年間。
4回転にはどんどん磨きがかかり、ちょっと前まではピークここにあり!ぐらいに日本人選手の頂点だった。

若手の急成長…。
それでも彼は、あるがままに自分の目標を目指してきてくれました。


なんだろう…
フィギュアの難しいことはなーんにもわからないのだけど、
大輔選手の演技を見ていると心がジーンと熱くなる。

表現力の選手とはよく言われるけれど、それはどうやったら身に付くのだろう?


私が唯一、少しは語れるフラの世界でも、
ハワイのダンサーにはみんなそれぞれ個性があって、
私たち日本のダンサーも自分の目指すダンサーはきっとそれぞれ違うのね。

私の尊敬するあのダンサーは、
例えば空に手を上げただけで私には宇宙と交信しているように見える。
雲の…その上の…その向こうを見つめているように見えるの。

あなた…に向かって手を差し伸べるとき、その人の心の奥の深いところにまで
本当に「あなた」が届いているように見えるの。

それはどうしたらできるのだろう?


大輔選手の一挙手一投足にも、私は同じものを感じる。
それは、ほかの選手にはないものなんだ。

かつて得意だった4回転も、今ではほかの選手の代名詞になってしまったけれど、
彼にはほかの選手にない不思議な力があふれている…

そう思うのは、結局「好きだから」ってことになるのかな?(笑)


ちょうど、これでもう本当に最後になっちゃうのかなーと私が思っていた頃に、
長光歌子コーチの談話が記事になっていた。

「私は、彼の滑る姿が好きだった。闘う姿が好きだった」と。

そうなんだよね。
アイスショーじゃいやなんだ。

大輔選手の試合での姿…闘う姿が私も好きだったんだと思う。

だから、これから先、彼のいない大会は私にとってどれだけの楽しみになりうるのか、
今はちょっと考えられない。

歌子先生は、大ちゃんのスケーティングが好きだったんだって。
一番近くでずっと見ていたかったんだって。

なんて素敵な師弟関係。

きっとたくさんのファンが、大輔なき日本フィギュア男子を愁いていることでしょう。
あー、私も完全にその一人。

あの色気と表情、空気感、たたずまい…
稀有なアスリートだったと思うし、日本にはもうしばらくは(私が生きてるうちは)出てこないんじゃないかと思います。

すてきだったー。


Jeremy Abbott といい Brian Joubert といい、大輔と一緒に一時代を競った選手が一斉に引退してしまいますね。
淋しい、淋しい…
数々の歴史は、これからはYou Tubeで観るしかないんだねー。

高橋選手、お疲れさまでした。
たくさん、素敵なパフォーマンスをありがとう。
記録より記憶…しっかり遺させていただきます。

でももし、3月の世界選手権にも出てくれるなら、あなたの闘う姿を私はしっかりこの目に焼き付けます。
そんなときが永遠に続けばいいのだけどなぁ。

もう雪はごめんなさい。

2014-02-17 | 季節のハナシ&植物
えーん
雪かきが好きだなんて、生意気言ってごめんなさい。
もう、雪は当分勘弁してください

2回目はそんなに降らないと思ってなめていたら、えらく降りましたね…

水分の多い重い雪で、玄関ドアもベタベタの貼りつき状態。
これでも雪を落とした後。


この前は膝までと思った積雪も、今回は太ももまで埋もれたような感じで積もりました。



金曜の会社からの帰りも、ダイヤは乱れるわバスはノロノロだわで、くたくたで帰宅しましたが、あけて土曜日。

私は徹夜で男子フィギュアを観ていたの。

夫が早めに家を出ると3:00AMに起きてきて、大輔の直前のフェルナンデス君の時に「行ってきまーす」と出かけたわ。

私は1人で大輔と羽生くんを観ました。

次のパトリックの時に、ピンポーンと玄関チャイムの音。
見たら、雨でずぶ濡れの夫がモニターに。

「雪が深すぎて車が出せない」と。

もう、パトリックを観ている場合じゃないのよ。
金メダルの行方はしばしお預けで、私も雨ガッパを着てチェーン付け&雪かきに出たわ。
3:40に(笑)

チェーンをつける夫を懐中電灯で照らし、駐車場から国道までの通りを夫婦で雪かきしたの。

雪が深くて、進めないのよ。
タイヤも空回りするし。
まだダメだ、もう少し、と何度も雪かきして、夫を見送ったのが5:15。
念のためにスコップは車に積んでいきなよと、我が家からスコップはなくなりました。

私も全身雨でずぶ濡れで、でも、濡れついでに今のうちに自分の敷地だけ雪をかいておこうと、歩く部分と玄関のたたき部分を雪かきしたわ。

想像してみて。
薄暗い中雨ガッパ着て、髪の毛からはしずくを垂らし、一心不乱にフライパンで雪かきするおばさん…
怖いでしょー?


部屋に戻って体を温め、パトリックからの録画を観て金メダルを確認し、ベッドに入ったのが7:00AM。

「完徹」も非常事態がからめば、この歳でもまだできるのねー。
もちろん、7時の時点ではボロボロだったけれども。

12時(正午)頃かなー?
夫からの電話で目が覚めたわ。

夫は仮眠がとれたかしら?と半分寝ぼけながら電話に出たら、「いま、会社に着いた」だって
彼は会社まで7時間かけて出勤したの

246が全然動かず、携帯の目覚ましを10分ごとに鳴るように設定して、半分寝ながら行ったらしい。
「なにも飲まず、食わずに出たから、トイレに行きたくならなかったのが幸い」と言っていました。

私も12時に起きて、ベランダで雪でずっぽり埋もれている室外機をまた雪かきしたわ。


気が遠くなるような道のりでも、1フライパンごとに雪は減り、最後には必ずゴールは来るんだ。



おかげで、室外機が姿を見せた頃には体もポカポカでエアコンいらなかったけどね(笑)


2回目とあってか、どこのお宅も近隣を見ても、1回目ほど真剣に雪かきをした形跡がない(笑)。
「どうせまた降るんでしょ?」といった感じかしら。

我が家も、前回はすっからかんにしたアプローチに今回は雪がたくさん残ったまま。
前の雪がまだ残ってて、もう雪を積む場所がないのよ。

今のところ今度の水曜日がまた雪マークだけど、本当に降るのかしら?

雪かきが好きだなんて1回目は楽しく作業をした私だけど、確かに雪かきは嫌いじゃないのよ、それは本当。

でも、物には限度ってもんがあるじゃない?
毎週やりたいかって言ったら、ごめんなさい、そうじゃないの。
豪雪地帯の方のご苦労をあまりわかっていなかった発言でしたね。

もう、全身の筋肉痛と寝不足(それは自業自得だけど)で雪はうんざり。
朝の3時から雪かきはしたくないわー

夫は、今度雪が降ったら、その日は実家か会社に泊まると、寝袋と毛布を車に積みました。
そうしてくれたらいい。
私はどうにかこうにか自力で会社から帰るから、せめて夜中の雪かきはもうしなくて済むように。
それが一家の平和だわと、ヒジョーーーーーーに痛感した2回目の大雪騒動でした。