今日は仕事で外回り。
約15歳年下の新入社員(アコースティックギターが好きなアコギ君としよう)と車で都内を走りました。
今日一日で回らなければならない場所が多く、ぎっちりタイトなスケジュールだったので、朝一番から車で出て、お昼はコンビニで買ったものを車中で食べることにしよう、との話でした。
ところが、想定より道がすいていて順調すぎる展開に。
「ならばファミレスでも行きましょう」とアコギ君。
「そうだねー」とは返事をしたものの、たまたまその時は車の停められるファミレスが見つからず、コンビニとて同じ。
車でぐるぐる回りながらワタシがぽつんと「別にファミレスに行きたいわけじゃないんだなー」とつぶやきました。
「え?ファミレスイヤですか?」
「うーん…別にファミレスで食べたーい!ってものがないもんなぁ。ラーメン屋さんの方が本当はいいかなぁ。」
ファミレスで日替わりのハンバーグを食べたりするの、本当は別に好きじゃない。
それに亭主以外の男性とファミレスで向かいあってランチするのもちょっと緊張するじゃない?
ラーメン屋さんならカウンターの横並びもあるし、車内も横だからこそ気まずくないわけで…
アコギ君にはそこまで言わないけど、「車が停められるならラーメン屋さんとかの方がいいなぁ」とワタシは言いました。
「marchさん、ラーメン食べるんすか?ラーメン好きですか?」
「うん、ラーメン好きだし、行くよー」
「ちなみにジャンルは何ですか?トンコツ、醤油…」
「あ、何でも平気普通の中華屋さんでも家系でも」
「マジっすか?!」
アコギ君は驚いている。
「いやー、marchさん、ラーメン好きとは思わなかったっす。」
(普通好きだろ)
「ちなみに『天下一品』とか…平気っすか?」
「あ天下一品行ってみたい!行きたい行きたい!」
天下一品…
その昔、オットと杉並の方で一度入ったことがあるんだ。
天下一品のラーメンがどんなものか知らずに、お店のネームバリューだけで入ってみたのよね。
そしてその時、あの「こってり」の麺にオットと2人本当に驚いてしまったの。
驚いてしまったというより、「これはおいしくない」と判断をしたんだ。
だってラーメンのようにすすれるわけでなく、ただただ重いスープ、なんなんだ?これは?と疑問しか残らなかったの。
例によってオットは「もう2度と行かない」宣言するし、ワタシも当時はそうだったんだけど、アメトーークで『天下一品芸人』を観て、あまりのみんなの溺愛ぶりに「もしや、本当はおいしいんではないだろうか?」と長いことその疑問が解けずにいたのよ。
けど、オットはもう行かないし、ワタシもなかなか一人で行く勇気はない。
そんなところに思いがけず『天下一品』のお誘いがあったらこりゃ行くでしょう?
てなことをアコギ君に語り、「行こう行こうわーい、行きたーい」と。
「えー!マジっすかー?」と逆にアコギ君も狂喜してます。
アコギ君、実はかなりの『天下一品ラバー』らしく、最近結婚するまでは食生活もテキトーな≪The 独身≫だったんだって。
「僕もたぶん『天下一品芸人』みたいなもんですねー」と。
車で走っていたのは錦糸町界隈。
そこはアコギ君がかつて妹と4年半住んだところで、さっきも車中からよく通った『天下一品』が見えていたらしい。
けど、女性を乗せて「天下一品に行きましょう」とは言えなかったんだって。
心の中では「なつかしいなー、喰いてーなー」と思いながら。
行こう、行こう。
あの時一度は面食らってNGを出したけど、ワタシにとって本当にNGなのか、いやー美味しいわとなるのかを確かめたい。
をパーキングに入れて、アコギ君御用達の錦糸町の『天下一品』へ向かう道中、アコギ君が
「いいですか?テンカイチはラーメンを食べると思って入っちゃだめです。テンカイッピンという料理を食べると思ってください」
とレクチャーをしてくれました。
なんのこっちゃのような感じだけど、言わんとしていることはわかるよ。
ラーメンのようであれはラーメンではないもんね。
「でも、もしmarchさんの口に合わなかったら申し訳ないなぁ」
「なーに行ってんのよ。口に合わなかったとしてもちゃんと最後まで食べるし、一食損した!なんて暴れないから大丈夫。それより、積年の疑問が解けるのがうれしいんだから大丈夫よ!」
たしか、最後のスープにご飯を入れると超絶美味しい…とTVで言っていたのを思い出し、継続中の「餃子の旅」もあるしで、ワタシは「こってり+ライス+餃子」setを頼みました。
アコギ君は「こってり大盛り+チャーハン」。
ワタシの白米をあらかじめアコギ君に半分渡し、餃子もおすそ分けしてLet's eat
ズビビビビ…
すするというより口の中に運ぶ感じの口当たり?
あーそうそう。こんなやつだった。
麺をたたみ、たたみ、口の中に運ぶ感じなんだよね。
今回はもう前回驚いたようには驚かない。
知ってる、知ってる。
そして、鼻腔深く香りを吸い込むと…
「やばい。うまいぞ。」とワタシ。
「うまいっすか?ほんと?」と顔が輝くアコギ君。
「うん、わははー、ヤバイ、うまいよ、ここ」
「あー良かったぁー」
深みのあるトンコツ味。
ポタージュのような特徴のスープ…スープというか、やっぱりポタージュ?
ポタージュが麺に絡まりながら口の中に入ってしまうので、最後にはあまり残らないのね。
そんな感じの『天下一品』というお料理。
残り少ないスープの中に半ライスを入れ、レンゲで食べたらあーら美味しい!
ジャガイモのポタージュのトンコツ味のリゾットみたい
知らなかったんだけど、ご飯の上に明太子が乗っているセットがあって、それはあらかじめスープに入れるように考えられたものなんだって。
トンコツポタージュ+白ライス+明太子…
やーん美味しいにきまってるぅ
なるほど、納得。
いつも混んでるのも納得。
そして中毒性があるのも納得。
ラーメン二郎のように、桂花ラーメンのように、ここ天下一品にも中毒患者が通うのがよくわかります。
どうやらワタシもその仲間入りをしたみたい。
やばーい
また一つ、知ってしまった今日なのでした。
結局席は向かい合わせだったんだけども(笑)
アコギ君はいつまでも「しかし、今日テンカイチが喰えるとは思わなかったなぁ」と嬉しそうでした。
良かった 良かった。
あ、ちなみに、オットにこの話をしたら、やっぱり食いつきが悪く、「じゃこれからも彼と行って」だって
もともとポタージュも好きじゃないもんね。
はいはい。
誘いませんよ。
ちぇっ
約15歳年下の新入社員(アコースティックギターが好きなアコギ君としよう)と車で都内を走りました。
今日一日で回らなければならない場所が多く、ぎっちりタイトなスケジュールだったので、朝一番から車で出て、お昼はコンビニで買ったものを車中で食べることにしよう、との話でした。
ところが、想定より道がすいていて順調すぎる展開に。
「ならばファミレスでも行きましょう」とアコギ君。
「そうだねー」とは返事をしたものの、たまたまその時は車の停められるファミレスが見つからず、コンビニとて同じ。
車でぐるぐる回りながらワタシがぽつんと「別にファミレスに行きたいわけじゃないんだなー」とつぶやきました。
「え?ファミレスイヤですか?」
「うーん…別にファミレスで食べたーい!ってものがないもんなぁ。ラーメン屋さんの方が本当はいいかなぁ。」
ファミレスで日替わりのハンバーグを食べたりするの、本当は別に好きじゃない。
それに亭主以外の男性とファミレスで向かいあってランチするのもちょっと緊張するじゃない?
ラーメン屋さんならカウンターの横並びもあるし、車内も横だからこそ気まずくないわけで…
アコギ君にはそこまで言わないけど、「車が停められるならラーメン屋さんとかの方がいいなぁ」とワタシは言いました。
「marchさん、ラーメン食べるんすか?ラーメン好きですか?」
「うん、ラーメン好きだし、行くよー」
「ちなみにジャンルは何ですか?トンコツ、醤油…」
「あ、何でも平気普通の中華屋さんでも家系でも」
「マジっすか?!」
アコギ君は驚いている。
「いやー、marchさん、ラーメン好きとは思わなかったっす。」
(普通好きだろ)
「ちなみに『天下一品』とか…平気っすか?」
「あ天下一品行ってみたい!行きたい行きたい!」
天下一品…
その昔、オットと杉並の方で一度入ったことがあるんだ。
天下一品のラーメンがどんなものか知らずに、お店のネームバリューだけで入ってみたのよね。
そしてその時、あの「こってり」の麺にオットと2人本当に驚いてしまったの。
驚いてしまったというより、「これはおいしくない」と判断をしたんだ。
だってラーメンのようにすすれるわけでなく、ただただ重いスープ、なんなんだ?これは?と疑問しか残らなかったの。
例によってオットは「もう2度と行かない」宣言するし、ワタシも当時はそうだったんだけど、アメトーークで『天下一品芸人』を観て、あまりのみんなの溺愛ぶりに「もしや、本当はおいしいんではないだろうか?」と長いことその疑問が解けずにいたのよ。
けど、オットはもう行かないし、ワタシもなかなか一人で行く勇気はない。
そんなところに思いがけず『天下一品』のお誘いがあったらこりゃ行くでしょう?
てなことをアコギ君に語り、「行こう行こうわーい、行きたーい」と。
「えー!マジっすかー?」と逆にアコギ君も狂喜してます。
アコギ君、実はかなりの『天下一品ラバー』らしく、最近結婚するまでは食生活もテキトーな≪The 独身≫だったんだって。
「僕もたぶん『天下一品芸人』みたいなもんですねー」と。
車で走っていたのは錦糸町界隈。
そこはアコギ君がかつて妹と4年半住んだところで、さっきも車中からよく通った『天下一品』が見えていたらしい。
けど、女性を乗せて「天下一品に行きましょう」とは言えなかったんだって。
心の中では「なつかしいなー、喰いてーなー」と思いながら。
行こう、行こう。
あの時一度は面食らってNGを出したけど、ワタシにとって本当にNGなのか、いやー美味しいわとなるのかを確かめたい。
をパーキングに入れて、アコギ君御用達の錦糸町の『天下一品』へ向かう道中、アコギ君が
「いいですか?テンカイチはラーメンを食べると思って入っちゃだめです。テンカイッピンという料理を食べると思ってください」
とレクチャーをしてくれました。
なんのこっちゃのような感じだけど、言わんとしていることはわかるよ。
ラーメンのようであれはラーメンではないもんね。
「でも、もしmarchさんの口に合わなかったら申し訳ないなぁ」
「なーに行ってんのよ。口に合わなかったとしてもちゃんと最後まで食べるし、一食損した!なんて暴れないから大丈夫。それより、積年の疑問が解けるのがうれしいんだから大丈夫よ!」
たしか、最後のスープにご飯を入れると超絶美味しい…とTVで言っていたのを思い出し、継続中の「餃子の旅」もあるしで、ワタシは「こってり+ライス+餃子」setを頼みました。
アコギ君は「こってり大盛り+チャーハン」。
ワタシの白米をあらかじめアコギ君に半分渡し、餃子もおすそ分けしてLet's eat
ズビビビビ…
すするというより口の中に運ぶ感じの口当たり?
あーそうそう。こんなやつだった。
麺をたたみ、たたみ、口の中に運ぶ感じなんだよね。
今回はもう前回驚いたようには驚かない。
知ってる、知ってる。
そして、鼻腔深く香りを吸い込むと…
「やばい。うまいぞ。」とワタシ。
「うまいっすか?ほんと?」と顔が輝くアコギ君。
「うん、わははー、ヤバイ、うまいよ、ここ」
「あー良かったぁー」
深みのあるトンコツ味。
ポタージュのような特徴のスープ…スープというか、やっぱりポタージュ?
ポタージュが麺に絡まりながら口の中に入ってしまうので、最後にはあまり残らないのね。
そんな感じの『天下一品』というお料理。
残り少ないスープの中に半ライスを入れ、レンゲで食べたらあーら美味しい!
ジャガイモのポタージュのトンコツ味のリゾットみたい
知らなかったんだけど、ご飯の上に明太子が乗っているセットがあって、それはあらかじめスープに入れるように考えられたものなんだって。
トンコツポタージュ+白ライス+明太子…
やーん美味しいにきまってるぅ
なるほど、納得。
いつも混んでるのも納得。
そして中毒性があるのも納得。
ラーメン二郎のように、桂花ラーメンのように、ここ天下一品にも中毒患者が通うのがよくわかります。
どうやらワタシもその仲間入りをしたみたい。
やばーい
また一つ、知ってしまった今日なのでした。
結局席は向かい合わせだったんだけども(笑)
アコギ君はいつまでも「しかし、今日テンカイチが喰えるとは思わなかったなぁ」と嬉しそうでした。
良かった 良かった。
あ、ちなみに、オットにこの話をしたら、やっぱり食いつきが悪く、「じゃこれからも彼と行って」だって
もともとポタージュも好きじゃないもんね。
はいはい。
誘いませんよ。
ちぇっ