ヒュースタ日誌

相談機関「ヒューマン・スタジオ」の活動情報、ホームページ情報(新規書き込み・更新)を掲載しています。

「『ごかいの部屋』創刊15周年記念集会」事前情報(2)

2017年09月29日 17時15分39秒 | 記念企画
 代表の丸山です。

 秋晴れの神奈川県ですが、皆さまのところはいかがでしょうか。

 さて、標記イベントの開催まで、いよいよ1週間半となりました。そこで、詳細情報の第2回として、第2部の分科会②をご紹介します。

 分科会②「ひきこもり支援の○と×~当事者活動を通じて~」では、標記メールマガジン(メルマガ)と一部を収録した拙著『不登校・ひきこもりが終わるとき』(拙著)を両方読んでくれていて、昨年度から当スタジオのスタッフとして関わってくれている割田大悟さんと、拙著を愛読してくれている木村直弘さんに、各自の当事者活動を紹介したうえで、それらと支援との違いや、ひきこもり当事者はどんな支援を求めているかについて「良い支援」と「悪い支援」というわかりやすい判断基準にもとづいた支援論を語り合っていただきます。

 割田さんは22歳のときから病気や人間関係の疲れをきっかけにひきこもり状態を断続的に繰り返していましたが、一昨年、当事者仲間と一緒に「ひきこもり当事者グループ「ひき桜」in横浜」という当事者グループを立ち上げ、居場所として横浜市で「ひき桜」を開設。今年度は東京都町田市でも「ひき町」を開設するなど、ひきこもり当事者の居場所づくりにたずさわっています。加えて、当事者どうしで支え合う仕組みである「ピアサポート」をひきこもりの分野に普及することを志し、助成金を得て昨年度から「ひきこもりピアサポートゼミナール」という連続学習会を開講しています。これには私もスタッフとして参加しています。

 割田さんはメルマガと拙著について「どちらもひきこもり状態にあるときの心理的葛藤を、かなり分かりやすく表現している。また共感できる点が多い。全体を通して人柄・誠実さがにじみ出ており、安心して薦められる著書・メルマガである」と評しています。

 木村さんは、司法試験の受験浪人になってから、そのまま10年間ひきこもり状態で過ごしました。ただ、筑波大学教授の斉藤環医師から言われて初めてひきこもりの自覚を得たと言います。昨年「一般社団法人全国ひきこもり当事者連合会」を設立し「ひきこもり新聞」を中心になって創刊し初代編集長に就任。話題の人となっています。

 木村さんは拙著について「ひきこもり当事者だったころの視点と、支援者としての視点を合わせ持った著作はとても貴重だと思います。たくさんの付箋を付けて繰り返し読んでいます」と語り、私にも共感した個所を直接教えてくれるなど、とても気に入ってくれているようです。

 当事者活動の代表的存在であるお二方の“体験的ひきこもり支援論”を聴いて、直接ご意見ご質問をぶつけてみませんか。


メルマガの単行本化『不登校・ひきこもりが終わるとき』案内ページを見る

ブログ「ひきこもりピアサポート日記」で割田氏の活動を知る

「ひきこもり新聞」web版を見る
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「『ごかいの部屋』創刊15周年記念集会」参加方法のお知らせ

2017年09月26日 18時17分09秒 | 記念企画
 朝晩はすっかり秋めいてきました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 さて、標記イベント(以下「ご15会」と表記)の開催まで2週間を切り、情報を「フェイスブック」と「こくちーず」に掲載しました。
 そこで、あらためて事前にお申し込みいただける方にすべての方法をお伝えいたします。

 なお、事前申し込み必須ではありません。当日参加も可能ですので、申し込みなしでもご遠慮なくお越しください。

1.案内チラシを使って
 各方面への普及を進めている案内チラシには、裏面に申込欄が掲載してあります。ご記入のうえFAX送信ください。なお、案内書が必要な方、配布または配架してくださるご関係の方は当スタジオまでご請求ください。

2.メールで
 「ご15会参加希望」という件名で、下記宛メールをお送りください。申込書を添付して折り返しますので、ご記載のうえご返信ください。
 送信先:husta@@nify.com(@をひとつにして送信ください)

3.電話で
 ホームページのトップ右上に記載の番号にお電話で参加を申し込む旨お伝えください。

4.「フェイスブック」または「こくちーず」のページから
 「フェイスブック」ページでは、「参加予定」のボタンをクリックしていただくことにより申込人数にカウントされますが、正式なお申し込みはリンクされている「こくちーず」の申込フォームに必要事項ご記入またはご選択のうえ送信ください。
 また「こくちーず」から直接お申し込みいただいてもけっこうです。

「フェイスブック」のイベントページを開く

「こくちーず」の申込フォームを開く
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「『ごかいの部屋』創刊15周年記念集会」事前情報(1)

2017年09月22日 10時14分40秒 | 記念企画
 代表の丸山です。

 台風の被害が報道されている今日この頃、皆さまご無事でお過ごしでしょうか。

 さて、標記イベントの開催まで、いよいよ2週間半となりました。そこで、本日から1週間に1回、計3回にわたって詳細情報をお届けします。

 最初に、開催趣旨と第1部についてのご説明と、分科会③のご紹介をいたします。

 このイベント(以下「ご15会」と表記)は、当スタジオ(以下「ヒュースタ」と表記)の看板業務として当スタジオの存在価値を決定づけているメールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』(以下「ごかいの部屋」と表記)の創刊15周年を記念して開催する“周年行事”です。

 『ごかいの部屋』は不登校・ひきこもり分野でトップクラスの1150人余りという登録読者を得ており、掲載してきたコラム(本文)は191本。その4分の1余りは3年前の4月『不登校・ひきこもりが終わるとき』という本(以下「拙著」と表記)にもなり、こちらも8000部が刷られるヒット作となっています。

 そこで「ご15会」では『ごかいの部屋』と拙著のどちらかまたは両方の愛読者のなかから、有名当事者を中心に人選し、それぞれが得意とする角度から不登校またはひきこもり(おとな)の理解に役立つ分科会をお願いしました。

 私が話す第1部では、創刊から現在までの歩みと拙著の普及ぶりを簡単に説明したあと、拙著に掲載していない文章をもとにした記念講演『不登校・ひきこもり対応を考える~何が適否を分けるのか~』を行います。

 続く第2部の分科会③「メルマガをテキストに~家族会はこう行われる~」では、スタッフの遠藤恭子氏を加えて『ごかいの部屋』の最新号をテキストに使用する家族会「しゃべるの会」の疑似体験を行います。

 『ごかいの部屋』について遠藤氏は「不登校状態となった息子の状態や心情が理解できず、むやみに自分を責めていた最中に出会えました。過去のコラムにもさかのぼり、全てを夢中になって読み切りました。そして、あれほど理解できなかった息子の状態と心情がスーッと理解でき、いつの間にか、息子との溝を埋めることができる心になっていました」と語っています。

 氏はその後「しゃべるの会」への参加と相談の利用を通じて自身の心と息子さんとの関係の安定を得たことに恩を感じ、3年前の9月の組織改編からスタッフになって、都合のつくかぎり献身的にボランティアをしてくださっています。

 この遠藤氏と私による分科会③、短い時間ですのでさわりだけになりますが、ヒュースタ流の家族会を体験しながら、不登校・ひきこもりへの理解と対応のヒントをお持ち帰りいただけるよう準備します。

 不登校状態にあるお子様のご家族の方はもとより、ひきこもり状態にある方のご家族の方もお越しいただき、何なりとご質問ご発言ください。

 次回以降、分科会のご紹介を中心に開催情報をお伝えしていきます。どうぞお楽しみに。


ご15会の申込方法が記載された開催告知を見る
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メールマガジン創刊15周年記念イベント開催のお知らせ

2017年09月15日 15時21分09秒 | 記念企画
 台風が迫っている日本列島ですが、いかがお過ごしでしょうか。

 さて、当スタジオの看板業務として高い評価をいただいているメールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』が、10月9日に創刊15周年を迎えます。

 これまで225号を配信し、そのうち191本のコラム(本文)を掲載。今や全国各地に1150人以上の登録読者がおられ、一部を収録した本『不登校・ひきこもりが終わるとき』は4刷計8000部に到達しています。

 そこで同日、記念イベント「『ごかいの部屋』創刊15周年記念集会」(略称「ご15会」)を開催することになりました。

 筆者の丸山代表による記念講演と、有名なひきこもり当事者ら5人の愛読者を加えた分科会を通じて、不登校状態とひきこもり状態への理解と対応・支援のあり方を、書評や家族会など多様な方法で伝えます。

 同メルマガや本をお読みの方はもちろん、お読みでない方もご自身に合った分科会をお選びのうえ、聴きそして話し合ってみませんか。

【プログラム】
第1部:歴史解説と記念講演『不登校・ひきこもり対応を考える~何が適否を分けるのか~』(丸山康彦)
第2部:分科会
 1)『ひきこもり本の○と×~当事者による書評会~』(林恭子、勝山実)
 2)『ひきこもり支援の○と×~当事者活動を通じて~』(割田大悟、木村直弘)
 3)『メルマガをテキストに~家族会はこう行われる~』(丸山康彦、遠藤恭子)
【日時】
10月9日(月祝)13時半~16時半
【会場】
横浜市社会福祉センター901会議室(横浜市健康福祉総合センター内/桜木町駅3分)
【定員】
30人(申込制・当日参加も歓迎)・参加費無料
【申込(9月27日改訂)】
*案内チラシの裏面に記入してFAX
*同内容を電話で伝達
*メールで添付用申込書を請求
*「こくちーず」の申込フォームに記入送信

【お申し込み・お問い合わせ・案内チラシご請求】
電話0466-50-2345
メールhusta@@nifty.com(@をひとつにして送信ください)

「こくちーず」を見る

会場案内図を見る

『ごかいの部屋』案内ページを見る
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『不登校・ひきこもり 心のかたちを守る提言(いのり)』開催報告

2016年10月04日 14時46分04秒 | 記念企画
 台風が接近しているいっぽうで季節外れの暑さを観測している地域もある本日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 さて、本欄でもお知らせしていたとおり、当スタジオは一昨日、設立15周年を記念して標記イベントを開催しました。

 会場はふた部屋とり、第1会場には「日本スクールソーシャルワーク協会」の山下英三郎氏、横浜市立大学元教授で沖縄大学名誉教授の加藤彰彦氏、「フリースペースたまりば」理事長の西野博之氏など、当スタジオまたは丸山と関係の長い方や深い方からいただいたメッセージをホワイトボードに貼り出し、第2会場にはテーブルを壁際に並べて当スタジオがかつて20回開催した定期イベント「青少年支援セミナー」のチラシなどを並べた歴史展示コーナーを設置するなど、5年前の設立10周年記念イベントと同様の企画を用意しました。

 その「青少年支援セミナー」の開催経験から、広報期間が1か月もとれなかったこのイベントの参加者は定員の48人には達しないだろうという事前の予測を上回り、53人もの参加者が集まり、急きょ椅子を増やすなど対応に追われて7分遅れのスタートとなりました。

 第1部では代表の丸山が当スタジオの紹介とイベントの趣旨・内容説明に続いて記念講演『3つの提言は何をめざすか~心のかたちを守るために』というイベントタイトルと同じサブタイトルでお話ししました。

 15周年ということで、前半部分は所属団体の会報に掲載された当スタジオの紹介記事の原稿をそのまま読み上げるながら補足説明する、という異例の内容でしたが、後半部分はいつもながらのレジュメに沿った説明を行い、当スタジオが15年間貫いている「本人の心のかたちが極力削がれないように配慮しながら生き方を見出すことを手伝う」という理念を、いくつかのたとえ話を使って具体的に説明しました。

 そのあと、すぐに「いのりてーなー&不登校コンシェルジュ紹介」に移り、6つのグループに分かれるにあたって選択に迷っている方の参考になるよう、各グループを担当する12人の講師&相談員をグループ単位でふたりずつかけ足で紹介しました。

 休憩時間に人数の多い3グループがひと回り大きい第2会場に移って第2部がスタート。どのグループも最初にふたりの講師がそれぞれの活動の経緯や考え方について語ったあと参加者全員のフリートークを行いました。人数の少ないグループは、講師への質問やほかの参加者との意見交換など自由にやれていましたが、多いグループがそうするには1時間というプログラムの時間は短かったようです。

 2度目の休憩を挟んでエンディングに移り、お知らせのある各講師がリレーで告知したうえで、終了後に行われるふたつの企画のお知らせをして閉会となりました。

 終了後は斜め向かいの神奈川県立青少年センターの2階にあるNPO活動室と3階にある相談室の外側を見学する「青少年サポートプラザ見学会」が行われ、希望者約20人を「いのりてーなー」のおひとりで、県の青少年部署の経験もある松本光世氏が案内しました。

 そのあと、同センターの1階レストランで「設立15周年記念懇親会」が始まりました。定員25人のところ31人が参加し、ここでも定員超過の大盛況。また最後には丸山が各グループの講師&相談員にどんな様子だったかインタビューするなど、終始楽しんでいただきました。

 終了後、レストランを出てすぐに帰路につかずホワイエ(出入り口付近の広間・ロビー)に集まっていた人に石川良子氏が呼びかけて、丸山の発声による1本締めを行い、解散となりました。

 このようなイベントは5年ごとに開催していますが、この15周年は予想をはるかに上回るご参加をいただきました。これは丸山が15年間で築いてきた支援関係の個人・団体以外の“活動仲間”のネットワークを最大限に活かして、時代に合った当事者や親の会メンバーなど12人をキャスティングした企画の賜物と自負しております。さらに、一部の出演者や参加者の方にはスタッフとしての作業も買って出ていただき、出演者全員が会場の設営や原状回復の作業に加わっていただくなど、多くの方の支えのおかげで開催できたイベントでした。こうした皆さまに心からお礼申し上げます。

 反面、定員超過に備えていなかったため、一部の方にご迷惑をおかけしました。こうした拙劣な運営を含め、明日のスタッフ会議でアンケートを拝見しながら厳しく反省し、今後のあらゆる活動に活かしてまいります。ご参加の皆さまにはご迷惑を不行き届きの点をお詫びするとともに、心からお礼申し上げます。

 今後とも当スタジオにご利用ご支援をくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。


あらためてイベントの告知ページを見る
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『不登校・ひきこもり 心のかたちを守る提言(いのり)』詳細情報(9)

2016年09月30日 13時21分25秒 | 記念企画
 当イベントを主催する「ヒューマン・スタジオ」(以下「ヒュースタ」)代表の丸山です。当イベントの詳細情報も最終回になりました。

 今回は、会場のご案内や第2部の選び方からメッセージをくださった方のお名前にいたるまで、直前情報をお届けします。

◎ご参加の方へ

 当イベント、同じ大きさのふた部屋で開催しますが、受付がある第1会場は2階の「第1会議室」ですので、まずその部屋にお越しください。残席がありますので当日会場でも受け付けます(先着順)。
 
 第2部でグループに分かれますが、選択を決めかねている方は、これまで掲載してきた出演者の紹介、受付でお渡しする機関紙に挟み込まれている案内チラシ(お持ちでない方)などをもとに、第1部の最後に行うグループの担当者(いのりてーなーと不登校コンシェルジュ)のご紹介をお聞きになったうえでお決めください。
 なお、第2会場として使用する3階の「第1研修室」のグループをお選びの方は、ご面倒でも休憩時間に移動していただくことをご了承ください。

 5つの「いのりグループ」は、前半がいのりてーなーのお話で後半が全員参加の自由討論になります。また「不登校コンシェルジュデスク」は、前半が「本人の心理」や「家族の対応」について、後半が「進路」や「支援」について、それぞれ質問をお受けする予定です。
 そのため「不登校コンシェルジュデスク」をお選びの方は、前半と後半で別のグループを選択されてもかまいません。

 また、受付で配布する「中間まとめ(提言骨子)」や3階「第1研修室」の「ヒューマン・スタジオの歴史展示コーナー」もぜひご覧ください。

◎メッセージをくださった方は

 当日、ヒュースタまたは私に関係の深い方からいただいたメッセージがご覧になれます。
 これは5年前の「設立10周年記念イベント」ではプログラムにも入れた目玉企画でしたが、今回は控えめに募集しました。その結果次の方々からいただきました(到着順)。

*山下英三郎氏(日本スクールソーシャルワーク協会前会長、日本社会事業大学前教授)
*加藤彰彦氏(横浜市立大学元教授、沖縄大学前学長)
*中西拓子氏(「Pore・Pore・ちがさき」前代表、日本スクールソーシャルワーク協会元副会長)
*安田賢二氏(「KHJ神奈川・虹の会」会長)
*加藤誠之氏(高知大学准教授)
*佐藤信也氏(ライフサポート社代表取締役・編集長)
*阿久津李枝氏(ライター、ヒューマン・スタジオ協力者)
*川初真吾氏(「ひきこもりフューチャーセッション[庵-IORI-]」ディレクター)
*武藤啓司氏(フリースクール楠の木学園・NPO法人リロード両理事長)

 皆様には直前にお願いしたにもかかわりませずご高配をいただき心からお礼申し上げます。

◎イベント終了後のお楽しみ!

【緊急企画】青少年サポートプラザ見学会
 イベント終了から懇親会開始までの時間を活かすため急きょ実施することになった企画。
イベント会場の斜め向かい、懇親会場になるレストランが1階にある「神奈川県立青少年センター」の2階に、小さいながらNPO支援やNPOとの協働を目的とした不登校・ひきこもり等支援スペース「青少年サポートプラザ」があります。どんなところなのか、いのりてーなーのおひとり松本光世氏がご案内します。10分程度の短い時間ですが、ご関心ある方はぜひご参加ください。

設立15周年記念懇親会
 イベント終了後、17時半から上記レストラン「メルヘン」を借り切って開催します。
 こちらだけの参加もOK。会費2000円(当事者1500円)。イベント出演者の多くが出席しますので、第2部の簡単な報告や招待した方のご挨拶を交え、楽しい語り合いのひとときをお過ごしください。

◎おわりに

 以上、9回にわたって掲載してきました当イベントの詳細情報、いかがでしたか。いよいよ明日、天候が心配ですがひとりでも多くの不登校・ひきこもりに関心ある方のご参加とご発言を願っています。出演者・スタッフ一同、イベント会場または懇親会場でお会いできることを楽しみにしています。


告知・申込サイト「こくちーず」を見る
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『不登校・ひきこもり 心のかたちを守る提言(いのり)』詳細情報(8)

2016年09月29日 15時12分46秒 | 記念企画
 当イベントを主催する「ヒューマン・スタジオ」(以下「ヒュースタ」)代表の丸山です。当イベントの詳細情報、プログラム出演者をすべてご紹介しましたので、今回はあらためて当イベントの見どころをご説明します。

◎15年の集大成となる提言と講演!

 代表兼相談員をつとめる私が、設立1年半後から子どもの不登校とおとなのひきこもりへの相談援助(相談業務・家族会など)を専門として、本人や家族への支援を実践しているヒュースタ。 

 その10年以上にわたる実践と私の当事者関係者との親交のなかから必要性を感じて研究した、これからのひきこもり支援に必要な仕組みの提言づくりが進んでおり、受付でその骨子(中間まとめ)を参加者全員に配布します。

 第1部では私の記念講演としてヒュースタ設立の思いから相談援助(相談や家族会など)や定期イベント、メールマガジン、このたびの提言のすべてを貫いている「本人の心のかたちが極力変わらないようにしながら生き方を見出す」という理念についてご説明します。

◎当事者・親・関係者が「いのりてーなー」として語る!

 第2部で行う「ひきこもりヒュースタセッションいのり」は、近年都内で定期的に開催され多くの参加者を集めている「ひきこもりフューチャーセッション庵」のモジリであることにお気づきの方も多いでしょう。

 それを含め私が長年参加している支援ネットワークやひきこもりコミュニティ(ひきこもり当事者が多く集まる会)で出会い、おおむね理念を共有している“仲間”と呼べる方々がテーマ別にグループに分かれ、話したあと参加者と対話(セッション)します。

 特に20回開催したかつてのヒュースタの恒例イベント「青少年支援セミナー」の第18回以降毎回楽しく豊かなトークを繰り広げた勝山実、林恭子、伊藤書佳のトリオが揃うのも見どころです。

◎各種資料で15年の歴史の一端にふれる!これからの必須ツール=ロボットも登場!

 第2会場の壁に沿って「青少年支援セミナー」「家族会」「機関紙」などの資料を時系列で並べます。おもに神奈川県内における不登校・ひきこもり支援NPOの歴史をうかがわせる「青少年支援セミナー」の出演団体にご注目。

 また、私がヒュースタ設立直前に自費出版した雑誌『おしえる そだてる いきる なやむ(お・そ・い・な)』第2号を参加者全員にプレゼント。山下英三郎氏や加藤彰彦氏、日本スクールソーシャルワーク協会など、15年前の一部関係者・関係団体の動向がわかります。もちろん私の著書『不登校・ひきこもりが終わるとき』の割引販売も。

 さらに、提言でもふれている「遠隔操作で在宅しながらイベント参加できる分身ロボット」を実際に使用します。

 なお、当日は受付時間が短いため、なるべく下記リンク先から事前申し込みをお願いいたします。もちろん、当日受付でお申し込みいただいても大丈夫です。

告知・申込サイト「こくちーず」

 前日となる明日の最終回は、受付の手順や第2部の選び方からメッセージをくださった方のお名前にいたるまで、直前情報をお届けします。
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『不登校・ひきこもり 心のかたちを守る提言(いのり)』詳細情報(7)

2016年09月28日 13時56分43秒 | 記念企画
 当イベントを主催する「ヒューマン・スタジオ(以下「ヒュースタ)」代表の丸山です。当イベントの詳細情報、登場人物をふたりずつご紹介していますが、その最後は「記念講演」と「不登校コンシェルジュデスク」を担当する私(丸山康彦)自身と後者でご一緒する桑原和也氏です。

 私は、不登校状態のため高校卒業に7年かかり、大学卒業1年後からひきこもり状態のため社会復帰にやはり7年かかりました。その後青少年支援や心理カウンセリングに関する学習や不登校関係の活動を2年半積んだあとヒュースタを設立。最初は「世代別フリースペース」「学習支援」「ワークショップ」などを取り揃えた“地域の交流スポット”をめざしましたが、1年半後から相談に特化し、子どもの不登校とおとなのひきこもりを対象に相談援助を実践しながら、公開学習会「青少年支援セミナー」(2014年3月に20回で終了)の企画開催、メールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』の執筆配信、といった啓発業務を実施していきました。

 仕事柄多くの支援団体と交流・連携するとともに「ヒッキーネット」という親の会中心の支援ネットワークや、当事者が多く参加する「読書会」にはスタートから参加。ただ「もはや自分は当事者ではない」という自己認識から「読書会」の母体である「新ひきこもりについて考える会」や、ひきこもり飲み会「いけふくろうの会」などの“ひきこもりコミュニティ”と呼ばれる当事者が多く集まる場には気が引けて参加できませんでしたが、いずれも途中から参加して以来、楽しくて常連のひとりになりました。

 その勢いで、近年は「ひきこもりフューチャーセッション庵」という定期開催されている対話集会や、そこで出たアイデアをもとに当事者が自主開催している「ひきこもり大学」に参加するなどを通じて、今や多くの若い当事者の方々と親しくしています。

 次に、私とともに「不登校コンシェルジュデスク」を担当する桑原和也氏です。

 氏は、中学1年から不登校状態になり、フリースクールに通って大検(現在の高認)に合格し大学進学。大学院まで進んで現在は非常勤講師をつとめています。一方で大学時代からフリースクールでのスタッフや家庭教師、さらには川崎市内の地域塾でのスタッフなど、多くの現場で不登校に関する支援機関の運営や当事者支援を続けてきました。現在は相模原市内のフリースクールで副代表の重責を担っています。

 ヒュースタの設立に参加し、3年間くらい事務兼IT担当をつとめた方が大学の学友だった縁で「世代別フリースペース」の担当者としてヒュースタの一員になりましたが、相談に特化してからは「青少年支援セミナー」でのスタッフや講師のほか、多くの事務作業を手伝ってくださり、機関紙の創刊など隠れた功績も。

 当日の第2部では、このふたりが不登校についての質問や簡単な相談をお受けします。
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『不登校・ひきこもり 心のかたちを守る提言(いのり)』詳細情報(6)

2016年09月27日 18時50分18秒 | 記念企画
 当イベントを主催する「ヒューマン・スタジオ」(以下「ヒュースタ」)代表の丸山です。当イベントの詳細情報、今回は、いのりグループ⑤『家族支援の資源としてのヒッキーネット』を担当する、松本光世氏と長袋美樹子氏をご紹介します。

 松本氏は「太陽の子芸術教育研究所」講師として、アートによるワークショップを展開。のちに県立青少年センターと統合された「神奈川県青少年総合研修センター」の非常勤職員時代には、ひきこもり当事者と関係者がともに学び合う「ゆるやかな研修の場」を企画開催していました。
 ここでは、申込み制の公開学習会とワークショップの他に、自由参加で集まる人のほとんどがひきこもり当事者という事実上の「フリースペース」があり、当時としては先駆的な場でした。

 私は、ひきこもり状態が終わって2年目の2000年度から、公開学習会のほうにひんぱんに参加するようになり、そこで氏をはじめ多くの先駆的な不登校・ひきこもり支援関係者やひきこもり当事者と出会いました。また、フリースペースのほうで、現在ヒュースタのオフィシャルサポーター(OS)のひとりでもある関口宏医師(現「文庫こころのクリニック」院長)とも出会い、意気投合しました。
 私はさらに、当時横浜市立大学教授だった加藤彰彦氏をコーディネート役にして学校から民間にいたるまで青少年の教育・支援の関係者を対象に同センターで開催された、夏季研修会にも参加しました。これには、先日開設25周年を迎えた「たまりば」の西野博之氏も参加していました。

 このあと、松本氏は公開学習会や夏季研修会で出会った関係者の方々と、青少年とのコミュニケーションワークショップ研究サークル「ひかりの広場」を結成し、青少年センターでの「コミュニケーション講座」や「フリ・フリ・フェスタ」などに参加。その他さまざまな場面で、子どもからおとなまで誰でも参加できる「五感をつかってちがいを楽しむワークショップ」やイベントにたずさわっており、現在では地元横浜市栄区のひきこもり支援のネットワークにも関わっています。

 ところで、2001年の冬だったでしょうか、私が前述の夏季研修会での学びをもとに「青少年支援関係者の地域ネットワークを作ろう」と呼びかけていたことに着想を得た関口氏が「各地の不登校親の会が連帯してひきこもり状態の当事者や家族を支援するネットワークを作りたい」と私や松本氏らを呼んで意見を求めました。ここから神奈川県内各地の親の会約20団体に私や松本氏のような関係者が加わるスタイルのひきこもり支援を考えるネットワーク「ヒッキーネット」の結成にいたったのです。2002年春のことでした。

 その第1回例会には、ほとんどが私にとって初体面となる親の会の代表または中心メンバーの方々が集結しました。そのなかに、現在まで松本氏とともに例会の常連であり続けている長袋美樹子氏がいました。

 氏は小学生だった次男の不登校をきっかけに学校に行かない子どもと親の会「みんなの会」を立ち上げ、自宅で23年例会などを続けています。ヒッキーネットの誘いがあったのは偶然にも20代の息子さんのことで困っている2人の親御さんに出会い、はじめておとなのひきこもりを知り、親御さんの話を聴くのみでなにもできずにいたときです。
 その後、私のメルマガの愛読者にもなり、例会に講師として私を数回招いているほか、4年前に開催した「創刊10周年記念懇談会」にも読者代表(親)として石川良子氏や勝山実氏らとともに感想をお話しくださいました。

 当イベントでは、このように「ヒッキーネット」の歴史の生き証人でもある両氏に、同ネットの活動や魅力、親の会と行政の現状や動向などについてお話しいただき、参加者と一緒に親の対応や支援の利用について考えます。
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『不登校・ひきこもり 心のかたちを守る提言(いのり)』詳細情報(5)

2016年09月26日 16時51分29秒 | 記念企画
 当イベントを主催する「ヒューマン・スタジオ」(以下「ヒュースタ」)代表の丸山です。当イベントの詳細情報、今回は、いのりグループ④『当事者が当事者の居場所をつくる』を担当する、哲生氏と割田大悟氏をご紹介します。

 哲生氏は、中学2年から不登校になったものの、得意のギターを活かして20代後半から路上ライブを開始。3年前の春に藤沢駅前でライブしていたところを「湘南市民メディアネットワーク(SCMN)」のスタッフで「湘南ユースファクトリー(SYF)」の設立を準備していた増田康仁氏に見出され、同年6月9日のSYF設立日に開催されたトークライブ「不登校新聞は倒れたままなのか」の前座でミニライブを。これが不登校・ひきこもり関係のイベントでの初めてライブであり、私もこのときに氏と出会いました。

 それをきっかけにひきこもり当事者が表現するイベントを定期開催することを志し、SYFや当時神奈川県のひきこもり支援サイト「ひき☆スタ」を受託していた団体の協力を得て2014年9月に横浜で「布団の中のアーチストvol.1」を開催。

 このイベントはその後も常時30人以上の観覧者を集めながら第7回まで開催。充実したスタッフも揃い、ネット配信していることもあって、今や全国的に知られる有数のイベントになっています。
 私も氏のアイデアに最初から共感し、7回のうち6回観覧しています。

 割田大悟氏との出会いは「KHJ神奈川・虹の会」の2014年2月に行われた例会でした。私が同会で4度目の講師をつとめたときです。大学時代のひきこもり状態から動き出して、ひきこもり関係の援助職をめざして大学の卒論でKHJの協力を得て卒論の研究を行った結果を、私の講演のあとに発表したのでした。

 私たちはその後、SYFのイベントに出演してもらったり、SYFの活動提案や親の会などで講演したときのレジュメなど自作の資料を送ってくれたりと、互いに刺激し合う関係になりました。
 そのなかで私は、氏が自分と同じようにひきこもりの相談援助の職に就くことを志しているうえ、氏の講演レジュメが自分の講演レジュメと共通している点――伝わりやすくなるよう図表を駆使した作り方――を発見して、ますます親近感がわきました。そのため私は、あるとき「将来ヒューマン・スタジオを継いでほしい」と、半分本気で頼んだのです。

 このようなつきあいの末、今年度は自ら希望してヒュースタのアシスタントスタッフになり、週1回のボランティアと年3回の家族会の担当補佐をつとめています。
 他方、氏独自の活動はますます際立っています。去年5月に仲間と立ち上げたひきこもり当事者会「ひき桜」は、今年7月に最多の36人が参加。また、助成金を得て8月20日から「ひきこもりピアサポートゼミナール」を開講しました。
 このような活動を通じて、今や氏は家族会のみならず当事者活動にも引っ張りダコの“売れっ子”になっています。

 イベントでは、タイプは違えど順調に人を集めている両氏の活動を踏まえて「当事者はどのような居場所を求めているか」を考えます。
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