ヒュースタ日誌

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「第19回青少年支援セミナー」開催要項発表

2013年02月20日 17時08分30秒 | ホーププロジェクト
 当スタジオ最大のイベント「青少年支援セミナー」の要項が確定し「業務カレンダー」に掲載しました。

 今回のテーマは「不登校・ひきこもりからの生き方を考える」。「支援を受けて学校/社会に復帰して人並みに雇用されて自立する」という社会通念が求める生き方を問い直し、当事者に合った生き方とそれを応援する周囲の対応や支援そして社会のあり方を提言するべく、前回同様不登校・ひきこもりの経験者が全プログラムに登場します。

 顔ぶれは前回と同じで、代表の丸山、精神科医の斎藤環氏をはじめ各方面から絶賛されている『安心ひきこもりライフ』の著者である勝山実氏、同書の編集者であり不登校経験者の伊藤書佳氏、不登校・ひきこもりをはじめ<若者の生きにくさ>について発言している林恭子氏、の男女2名ずつです。


 1日目は「講座」で『不登校・ひきこもりの支援再考』をテーマに2講座を開講。元気になっても支援を受けられない当事者の心理と周囲の対応・支援のありようから、支援を受けやすくなる条件を探る丸山の講座と、支援者が掲げる「当事者の意思を尊重した支援」を問い、当事者の意思とは何かを追究する社会学者の石川良子氏(後半で丸山と対談)による講座です。

 いずれも、不登校時代にカウンセラーから不適切な対応を受け、ひきこもり時代に支援を一切受けなかった丸山の問題意識が反映され、この日のテーマどおり支援を再考し新たな視点を得ていただく日にすることをめざしています。


 2日目は「シンポジウム」で、例年どおりの「代表講演」に加え、前回同様不登校・ひきこもり経験者4名による「当事者トーク」を実施。今回は最初に「不登校組」と「ひきこもり組」に分かれて体験を語ったあと、全員で多様な生き方を可能にする周囲の対応や支援、さらには社会のあり方を提言します。また今回は、テーマに合った団体の紹介も行います。

 “総論”が語られた前回の内容をベースに、今回は支援や社会に新機軸を打ち立てるための“具体策”が語られ、実際に新年度からの新しい動きにつなげるスタートの日にすることをめざしています。


 今回も前回同様、親御さんや関係者、関心ある市民・学生の方に加え、当事者の方もふるってご参加くださることを願っています。そのため割引システムをご用意していますので、ぜひご参加のうえご意見をくださいますようご案内いたします。

 なお、詳細は当事者トークの各パネラーの来し方と将来像を並べた一覧表を掲載した案内書をご請求いただくか、3月中旬に配信予定のメールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』号外をご覧ください。 

 このセミナーは、18回目の前回から、開催時期を3月に、内容を「講座」と「シンポジウム」の2本立てに、それぞれ変更。開催時期の関係で名称を「青少年支援セミナー20○○」から、最初の数回使っていた「第○回青少年支援セミナー」に戻したものです。


1日目の要項を見る

2日目の要項を見る
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