ヒュースタ日誌

相談機関「ヒューマン・スタジオ」の活動情報、ホームページ情報(新規書き込み・更新)を掲載しています。

「『ごかいの部屋』創刊15周年記念集会」事前情報(2)

2017年09月29日 17時15分39秒 | 記念企画
 代表の丸山です。

 秋晴れの神奈川県ですが、皆さまのところはいかがでしょうか。

 さて、標記イベントの開催まで、いよいよ1週間半となりました。そこで、詳細情報の第2回として、第2部の分科会②をご紹介します。

 分科会②「ひきこもり支援の○と×~当事者活動を通じて~」では、標記メールマガジン(メルマガ)と一部を収録した拙著『不登校・ひきこもりが終わるとき』(拙著)を両方読んでくれていて、昨年度から当スタジオのスタッフとして関わってくれている割田大悟さんと、拙著を愛読してくれている木村直弘さんに、各自の当事者活動を紹介したうえで、それらと支援との違いや、ひきこもり当事者はどんな支援を求めているかについて「良い支援」と「悪い支援」というわかりやすい判断基準にもとづいた支援論を語り合っていただきます。

 割田さんは22歳のときから病気や人間関係の疲れをきっかけにひきこもり状態を断続的に繰り返していましたが、一昨年、当事者仲間と一緒に「ひきこもり当事者グループ「ひき桜」in横浜」という当事者グループを立ち上げ、居場所として横浜市で「ひき桜」を開設。今年度は東京都町田市でも「ひき町」を開設するなど、ひきこもり当事者の居場所づくりにたずさわっています。加えて、当事者どうしで支え合う仕組みである「ピアサポート」をひきこもりの分野に普及することを志し、助成金を得て昨年度から「ひきこもりピアサポートゼミナール」という連続学習会を開講しています。これには私もスタッフとして参加しています。

 割田さんはメルマガと拙著について「どちらもひきこもり状態にあるときの心理的葛藤を、かなり分かりやすく表現している。また共感できる点が多い。全体を通して人柄・誠実さがにじみ出ており、安心して薦められる著書・メルマガである」と評しています。

 木村さんは、司法試験の受験浪人になってから、そのまま10年間ひきこもり状態で過ごしました。ただ、筑波大学教授の斉藤環医師から言われて初めてひきこもりの自覚を得たと言います。昨年「一般社団法人全国ひきこもり当事者連合会」を設立し「ひきこもり新聞」を中心になって創刊し初代編集長に就任。話題の人となっています。

 木村さんは拙著について「ひきこもり当事者だったころの視点と、支援者としての視点を合わせ持った著作はとても貴重だと思います。たくさんの付箋を付けて繰り返し読んでいます」と語り、私にも共感した個所を直接教えてくれるなど、とても気に入ってくれているようです。

 当事者活動の代表的存在であるお二方の“体験的ひきこもり支援論”を聴いて、直接ご意見ご質問をぶつけてみませんか。


メルマガの単行本化『不登校・ひきこもりが終わるとき』案内ページを見る

ブログ「ひきこもりピアサポート日記」で割田氏の活動を知る

「ひきこもり新聞」web版を見る
コメント
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