絶対音階ってご存知だろうか? 今聴いている音の高さや音階を言い当てる能力のことだ。ギターやピアノなどを持たず、当然、比べる音がなくてもピタッと当てることができるのだ。
講義中、BGMとして流していた"The Cox Family”の曲を、
「B♭ですね」
と即答した女性がいる。思わずのけぞった。先天的な能力なのだろうか、それとも、訓練で養ったものなのだろうか? 無論、音楽関係の職業に就いておられるのだが、頭脳の構造はどうなっているのだろうか? たちまち尊敬するし、憧れる。うらやましいと思う。そりゃそうだ、マンドリンのコードをたったの4つほど弾けるようになったばかりなのだ。楽譜をみてB♭で始まっていたら、即、弾けるGに変換して、という具合にいささかもどかしい思いをしている。そのぼくからみたら天才の仕事だ。
思えば高校時代、音楽の時間に冷や汗たらしながら習ったことがあったなぁ。そのときはまだ耳も柔らかかったのだろう…。嫌いではなかったと記憶する。そう難解なものではなく、比較的易しい音ばかり拾わせてくれてたのかも知れない。いい先生だったなぁ。
もともと勘の悪さを自覚している。耳の悪さだって、そう。ことに英語のヒアリングは致命的だ。自慢じゃないが、「 パックン英検 」だって一度として一発で当てた試しはない。知命を過ぎての限界か。しかし、日々努力は欠かさないことにした。毎日英語に触れるようにしている。やがて、いつか、きっと、そのうち、ひょっとして、間違って、できる日が来るに違いない。他のことはさておいても、これだけは楽天的に信じたい。