さて今年の冬の天気は結果から言えば、寒い冬でした。特に10月から書き出すと急に寒くなってゆく様子がうかがえます。次に1月上旬と2月下旬の寒さが凄かったです。逆に1月下旬から2月上旬が平年並みです。
巌冬期の12月から2月だけを切り出してみましょう。こうゆうときは平年値で切り分けられた上下の面積を比較するといいのですが、明らかに寒いです。
-10度を切る日が意外と少ないです。
とても寒い冬と言うより、寒い冬です。平均気温変化で見るより、寒い日がピーク状に分布しています。
最高気温を見てみます。実は最高気温が低めに推移していたのが解ります。
巌冬期を切り出すともっと鮮明になります。今年の冬はよくある最低気温だったが、最高気温がイマイチ上がらなかったと言えます。
この原因としては降雪の日が多かった事から、日中晴れた日が少なかったと言えそうです。とはいえ1月は割と晴れていたのですが。あとは寒気が来ているのに夜中晴れ上がって、放射冷却現象が起きたりと言う事のようです。
さて平年と積雪量を比較します。ここで気をつけないと行けない事があります。実は雪質については積雪量は語ってくれない訳です。例えば昨年の冬は軽い雪が多く、降雪量はさほどでもなかったのですが、寒さのあまり全部残ってしまったというのが本当の所のようです。今年は平年並かそれ以上降雪が多いのですが、湿った重い雪が多く、こうした雪は溶けやすいのですが、降雪の次の日が真冬日だったりして、凍結して残っているので雪が多い印象になるようです。
積雪は平年値をかる~く上回っています。下に一日の降雪量の平均値を出しています。言葉が間違っていますね。積雪じゃなくて降雪です。平年より一日あたり約8センチも降雪が多かった年でした。
さて降雪の深さです。30年間ですからその平均だと対した事がないように見えます。そこで積算値で比較すると、今年は8センチしか雪が多くない事が解ります。以外と対した事がないとなります。
とはいえこの平年値のように雪が降り続いても、多分そんなに積もる事はありません。一回に2センチとか4センチですから溶ける量も多いはずです。雪が積もるためには、ドカ雪が必要です。今年は1月2日に36センチの降雪を記録しました。これはなんと歴代4位の記録です。2010年12月31日よりも多いのですからたまったものじゃありません。ただやはり重い雪だったので、その後の寒さでかなり凍って残ってしまいました。
さて気になる三月の天気ですが、中旬まではあったかいと。三月の中旬以降大きな寒波が来るかも?でございます。ありきたりの判断ですが、多分そうなる。問題は三月下旬から4月上旬なのですが、一応平年並みになるのではないのかと。ここ数年この辺りがとっても寒くて桜の開花が遅れていました。今年もそうなるような気がするのですが、まず先の事は解りません。
PS
最低と最高の気温変化をグラフにまとめておきました。参考までに。