さて例のごとくメレンゲクッキーを作っております。もう定番のおやつです。クルミの粉やカシューナッツの粉を使ったりして遊んでいます。
それでも飽きるので、特大サイズのを作ってみようと挑戦しました。2倍の材料で14個くらいしか出来ません。直径4センチから5センチ程度です。50分間焼きます。
ただメレンゲの量も増えるので、少々ホイッパーを使って手でやるのはめんどくさい。そこで、ホーマックで売っている1300円のハンドミキサーを買って見ました。そこで手と1300円のハンドミキサーとどちらが早いか挑戦してみました。
道具はこんな所。卵白一個分のメレンゲを作ります。大きなボールは手でホイップするのに使います。ハンドミキサーは小さいボールを使います。これは動きが違うため。手でやる場合はある程度大きなボールの方が、効率がいいのですが、ハンドミキサーでは撹拌する部分が小さいので、材料の量が少ないのが大きく影響します。そこで小さいボールのほうが効率がいいです。
ただメレンゲの固さを今まで手で量って来たので、ハンドミキサーの場合、感覚的に固さがよくわかりません。そこで出来上がったメレンゲを、ちいさいボールから大きなボールに一旦あけて、ホイッパーで撹拌して確認をします。
ゴムべらは、ボールのふちについて撹拌出来ないメレンゲを集めるのと、移し替えに使います。
さて手でメレンゲを作ります。ネットでニュースを見たりとかでかなりゆったりと撹拌しています。大体このくらいという所まで14分で出来上がりました。もうちょっと固くても良いのですが今回はここまで。
さてハンドミキサーで作ります。最初はゆっくりと。徐々にスピードをあげてゆきます。
ボールを回したりイロイロしながら、14分間ほぼずっと回してゆきます。3回ほどゴムべらで上下が変わるようにしたりしています。
手で14分で出来ました。さてハンドミキサーはとなるとちょっと頼りなげです。
手とあまり変わらないようですが、ボールに移し替えてホイッパーで撹拌すると明らかに弱いメレンゲです。これでも1分は撹拌してから写真を撮っています。
さて更に1分撹拌します。メレンゲクッキーはこの程度の固さが欲しいです。
最初の手とホイッパーの組み合わせよりやや固くなりましたが、1300円のハンドミキサーの負けとなりました。
ただハンドミキサーで中間を一気にやって、仕上げを手でやると言うのはアリだと思います。洗いものが増えると言うだけで、それにしても3点しか増えない訳で手間ではありません。あとスポンジケーキやカップケーキではここまでメレンゲを固くする必要がないと思います。クリームもそうです。なので普通には十分な性能だと思います。
メレンゲで砂糖菓子を作るとかと言う話しだと、苦しいと思います。
実は1300円のハンドミキサーと他の高いハンドミキサーとどこがどう違うのかと言えば、このホイッパーの部分のようです。このミキサーのホイッパーは全部四角いですが、高級品は先端が丸みを帯びて、棒材の断面が軽い円弧を描いていたりしています。こういった細かい所が撹拌性能に影響するようです。
焼き上がり結果です。右側がハンドミキサープラス手です。メレンゲの固さが影響してもいますが、若干卵の白身が多かったと考えられます。少し大きく出来上がりました。
しかしですな、調理用家電製品の奥の深さと言うのがよくわかりました。実は同時に小型のフードプロセッサーを買ったのですが、あっという間に壊れました。理由は、私が使い方を間違ったからなのです。でも3分連続で回したら20分使うな、という製品もおかしいものです。元々、ナッツの粉を作るためだけに買ったものですが、欲を出して鶏肉のミンチを作ったのが間違いでした。
とりあえず、調理器具、特に原始的な電化製品は値段相応と本当に思います。