隣の岩手大学農学部で、農業環境工学5学会合同大会というのがある。一般人は入れないようだが、屋外の企業ブースは誰でも見れる。なので覗きに行く。
マッセイファーガーソンのトラクターです。フラッグシップの最新モデルのようです。曲面ガラスが使われています。ネットの方が遅いという不思議な事態が起きています。それが3台もいる。いるとしか言いようがない。そしてこの狭いスペースにある分、迫力が違う。とにかく巨大。乗りたかったのだが、どうも商談らしきものがあって、係りが誰もいなかった。
ドライブシュミレーターっぽいのがあって、液晶モニターで作業状況を確認しながら動かせるというのが説明しているっぽいのだが、体験できなかった。明日も行ってみよう。
最近日立工機なんかのデザインがエヴァンゲリオンぽっくって気になっていましたが、ヤンマーもなかなかに勇者シリーズロボットアニメっぽくなっていました。なおヤンマーは屋内展示に絞っているようで、誰もいませんでした。
さて最近の農機具は排ガス規制のティア4対応です。まあそう言われても困るのですが、一番困るのは作る側。ティア4対応と言われても、大農場でISO14000でも取得していなければピンとこないものです。いやティア4対応出ないと販売できないのですが、燃費が多少良くなる程度でメンテが必要となれば、お客さんは動かないわけで、あの手この手というのが実情のようです。ハウジングのガラスも太陽光の反射とかが問題になっているから曲面ガラスということでは、どうもなさそうです。
あのハウジングも粉じん対策として有効で、そのためにエアコンが入るわけですが、それを贅沢と感じてしまう段階で、ティア4対応という意味がなくなるわけです。
とはいえ最近の農機具はどんどんかっこ良くなっています。
あのチェーンソーメーカーで有名なスゥエーデンのハスクバーナー社の、自動草刈機です。現在充電ステーションに入っています。芝生用ルンバというといえばわかると思います。毎日芝刈りをすれば、綺麗で残渣の問題もないという考えです。これが最高に面白かった。いや他社でも面白いものはいっぱいあるのだが、デザインが秀逸です。スーパーカーのようなデザインなんだけどチョロQでもあり、ほんの少しのカーブが綺麗。これが展示場をチョロチョロ動き回ると、最初はかっこいい、次に可愛く見えてくるのですよ。確実に機能性オンリーのルンバよりかっこいい。ハスクバーナーのヘルメットもかっこいいのですが、さすがと思います。
で、実際の機能なのだが毎日稼働させる限りでは全く問題がないと思います。水没しない限りは動きます。刃も簡単に交換可能。そして充電ごとに回転が変わって刃の片減りを回避します。とは言っても単純な鉄板が回っているだけだけどね。野良ルンバというのはありましたが、野良ハスクはありえないよう、野良になった時点で動きません。羊のように囲いのワイヤーから出られないようになっています。その点ある意味原始的。確実です。パソコンと連動して移動経路を確認できるのは当たり前か。
3時間で1000坪対応。充電ポイントと脱出防止のためのワイヤー設置と本体価格で、75万あたりから。
高いと思うでしょう。ところがこのパンフレットを持って欲しがりそうな人に持って行くと、すかさず反応があります。ただやっぱり「高い」。ところが欲しい。ということでもっともっとのお金持ちに話が繋がって、「見てこい!」となってます。
買えないものは欲しそうな奴に買わせて様子を見るという、貧乏人の発想です。とはいえものすごくレスピポンスが早かった。
なお友人が株式会社やまびこにいるのが判明。小型農機具で有名なブランドのキョーリツやShindaiwaやECHOを抱える、実はすごい会社です。そこがベルギーの同様な自動芝刈り機のメーカーを買収しているようなので、そちらも探したかったのですが、断念しました。まだ日本に展開していないようです。
朝方、山車の先触れが来たようだ。それに起こされたのだが、着替えて包みを持って行くまでには、彼らはいなくなってしまった。
忙しいようだ。