どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

寒いのだがそうでもない

2015-12-10 00:55:00 | 日記

 

寒い日が続いている。だが昨年の今頃に比べれば1度から2度は高いようだ。最高気温になるとかなり高い。寒暖の差が激しいだけとも言える。

今冬はさらに原油が安い。灯油が安くて助かっている。しかしだ、この前までの原油高の時に円安だったらどうなっていたのだろう。灯油18リットル2600円以上したのではないのだろうか。

 

 

コーヒーサーバーの大きいのが取っ手だけ壊れてしまった。残されたポーランド製のガラスは何かに使えるとして、新品を買う気にはならない。まあ安いものを探しに行く。

 

 

ぐるっと一通り回ったが見つからない。いつもの福祉バンクにあると目星をつける。

そういえば日米共同開発の迎撃ミサイルが2度目の成功を収めたようだ。いいことなのかどうか。ただそんな時代になってしまったということだ。

 

 

ついでに、桜山の芳本酒店による。鷲の尾の「搾りたて原酒」の300ml瓶を6本注文するというものだ。だが芳本さん、メチャ渋るんですね。「鷲の尾さんと当店は直接取引していませんので、問屋を通すことになりますが、それでもよろしいですか、今の時間だと明日の注文になります」。オイオイ、まだ4時前だぞ。「それで結構です。予約販売で予約締め切りが11日というのがわかっています。一番小さい瓶を6本お願いします」

本当に売りたくないようです。300mlという瓶にもなんか不信を抱いたようです。「そんな小瓶聞いたことがないですね。」「多分飲食店向けに出したいのではないのでしょうか。一升というのは飲みきれないですし、4合瓶でも怪しいものです。あとこの酒が面白いので贈答用にも使いたいのです。」ここまで言うと問屋に電話をしてくれた。

「でも、できれば扱いたくないんです」どういったことなのだろう。「生原酒の取り扱いについて、言ってもわかってくれないお客さんが多いんです。当店でもマイナス3度程度で保管していただかないと変質する可能性があり、家庭用冷蔵庫では品質保持に限界があります。一般的なスーパーの冷蔵庫でも問題があると当店では考えています。長期保存向けではありません。その上日本酒の味としては、生原酒というのは少し違うように考えています。そのため取り扱い数も少なくしています」

ものすごく翻訳しています。でもこのあたりは芳本坂店の矜持です。自分たちが売った酒が、お客さんに正しく伝わるのか、かなり心配しています。

「お客さんで半年冷蔵庫に置いた方とかいらっしゃると、本当に辛いんです。ただ東北でこれからだったら、直射日光が当たらないように新聞紙などで包んで屋外放置していただいた方が、冷蔵庫よりまだマシなんです。雪が降ったら雪の中に埋めて欲しいくらいです。でも出来る限りすぐ飲んでいただいた方がいいので、300mlというのは正しい選択と思いますが、それでもやっぱり生原酒はオススメできないんです。」

発泡するから?

「そうじゃないんです。変わりやすいんです。だからオススメできないんです。だから保管にはものすごく神経使っていただきたいんです。」

超翻訳しています。それほどまでに嫌がっているのですよ。「なんで純米でもない吟醸でもない酒の搾りたてを出すのか理解できない」とチロっとこぼしていましたが、まあそりゃアル添しているからできるかもしれないが、あれは面白い。

ということで契約成立。なお芳本酒店がめんどくさい店に思えるかもしれませんが、盛岡随一の日本酒の種類取り扱いの店です。このめんどくささこそ、店の矜持です。いい酒しかありません。この辺はお間違いなさられぬよう切にお願いいたします。

 

 

アメリカ大統領選が面白すぎる。ドナルド・トランプ候補者の引っ掻き回し方が凄まじい。だがイスラム教徒の入国禁止は大受けのようだが、ホワイトハウスが「合衆国憲法違反だ」といった。畳返すように「トランプ候補を共和党が支持した場合、共和党は合衆国憲法に違反したといういことになる」そう警告した。現憲法下では間違いなくそうなる。

閣僚からも「世界各国がこの成り行きを注視している」これも警告だ。イギリスではトランプ氏の英国入国禁止令を求めるネット署名が3500人も集まった。10万を超えると国会の議案対象になる。ということはトランプ氏がたとえ大統領になっても、イギリスには行けない可能性が出てきたということだ。カナダ政府もこの発言を批判している。

ただ日本人として見逃しtれはいけないのは「ルーズベルトはもっとひどいことをした」というトランプ氏の発言だ。ここにはメキシコ人の強制送還もあるが、日本人への強制収容所の問題もある。

歴史を相対化させるのはわかりやすい。だが歴史を相対化させるのは政治的にご法度なのだ。どの国も脛に傷を持つ。しかも2000年以上まで遡られた日には目も当てられない。それをトランプ氏はやっているのだ。しかも中身を履き違えている。日本人の強制収容所の問題は、人種差別の極端なものだったからだ。アメリカ国籍を持つ日本人まで収容所に追い込んだのだ。

日本人はあの発言に少しは怒ってもいいだろう。今だったら同じくらいのことをやっても許されるのか?

誰も許さない。

 

 

イエメン情勢が改善しそうだ。いいことだ。リビアも道筋が見えたかもしれない。この代理戦争がいつ終わるのかという、不透明感が少しは薄らいだ。

ここの問題は、多分第一次世界大戦のユーゴスラビア並みに危うい。だがそれ以上の発火点としてウクライナとISISI関連がある。そうしてエジプトの軍事独裁を国際的に認める流れもある。

驚くほどに正しさが失われた世界だ。いや正しいのだ。これこそが正しいのだ。啓蒙主義が破綻した世界なのだ。

だが貧しければ貧しいほど、最悪になるこの状況は如何ともしがたい。

 

 

最近熱く語りたいことほど、忘れてしまう。年ではなく、何かバランス取りを自動でしているように感じる。

人は感情でしか判断しないというのを発見したとき以来だろうか。

コーヒーサーバーは手に入った。やはり福祉バンクにあった。