午前中はプリアンプの配線を変えたことで、ある意味音が激変してしまった結果をどうするのか延々悩んでいた。悪くなったら悩む必要はない。良くなったからこそ悩むのだ。手抜きなくパワフル。ただパワフルすぎる。パワーアンプの話ではない。我が家のパワーアンプはパワフルを通り越して凶悪だ。ここまでせんでいいといつも思う。で、プリアンプは剛速球投手とでもいうべきか、一音一音を剛速球で投げてよこすのだ。パワーアンプ大喜びでさらに細かいとこまで出してくるのだ。
いやそこまで細くなくていいよ。
回路図を眺めて、それではと次の基盤を取り出してまた眺めて、お値段300円低下で性能倍増を喜ぶべきかどうか。電解コンデンサーが原因なのはわかっているから、これをタンタルコンデンサーに変えるべきか…。
ということで泳ぎに行く。
え~高校生の皆様、14時からコースを借りていて、14時半にこないでください。施設を借りている自覚なさすぎです。もうてんでバラバラに集まるし、時間前にアップ終わっていないし。なんか強くなりたいという気持ちが見えないのが、すっごい嫌ですね。
とはいえ高校生ってこんなもんだよな~。
いささか、ハードに泳いだようだ。タイムも距離も大したことはなかったのだが。少し体が痛い。筋肉痛は年をとると遅く出るという説がある。だがハードだとすぐに出る。スポーツはある程度継続してやると、リミッターが外れることがある。そうするとすぐに出る。団体スポーツだと同年代が多かったりするので、社会性がリミッターを外せないのだが、個人競技ではままある。
人間でも動物でも、筋肉というのはいっぱいあるからかなり研究されている。でもわからないことがいっぱいあるという。例えば筋肉の微小断裂から回復するときに、前より筋肉より大きくなろうとするのか。実際そうなのだからそうなのだが生理学的に完全に説明は付いていない。逆に飢餓のときに筋肉がなくなるのはわかりやすいが、運動しないとなぜ細くなるのか、これも現実にわかっていることだが、生理学上なんともわからない。
若いときの筋肉痛は次の日くるが、年を取ってからは2~3日後ということを厳密に語ろうとすると、実は語れないことに気がつく。老化だろう?その程度だ。さらに筋肉痛とは何かと言いだしたら、厳密にはわかっていない。筋断裂が痛いのは良く分かる。その周囲の神経まで巻き込まれる事故だからだ。だが筋肉痛程度の微小断裂が多いというだけでなぜ痛いのか。内出血を起こして腫れるほどだったらわかる。だが腫れてもいないのに痛いのはナゼ?多少老化があったとしても、若い人の筋肉はすぐに切れてすぐに痛くなるのに、年寄りはジワジワと切れて3日後に痛くなるの?
まあ実際のところは若い人と年寄りはリミッターが違って、年寄りのリミッターは低い。それで体のバランスを保っているわけだ。だから低強度の運動で長時間やってしまって、疲労も取れにくいから筋組織が壊れてゆくのだろうとは思う。ただ生理的な説明になっていない。
ということで、テキサス医学大学の研究者らが、筋肉細胞から3種類の胚葉(内胚葉、中胚葉、外胚葉)に変わることは確認したという論文を発表しました。方法論は損傷させてみると、筋肉脂肪から胚葉に変化するものがあるということのようです。
ただこれはSTAPS細胞とは違う、全く違うという記事がありました。
「これらの事実からだけでも、今回の論文が、小保方氏らの方法によるSTAP細胞またはSTAP現象の再現を確認したわけではないことが簡単にわかります。
そして結果も異なることが重要です。研究者らは、このiMuSC細胞が3種類の胚葉(内胚葉、中胚葉、外胚葉)に変わることは確認しましたが、「キメラ」という多能性の確認方法でも「完全な生殖細胞系の遺伝」は確認できなかったと明記しています。つまり生殖細胞にはならなかったということです。この論文では、分化し終わった筋肉細胞を「損傷」することによって「部分的に(partially)」初期化することができ、「多能性様状態(pluripotent-like state)」にすることができたと主張されているのですが、「部分的に」や「様(-like)」という言葉遣いからわかるように、体細胞の初期化や多能性の獲得に、完全に成功したとは述べていません。小保方氏らが『ネイチャー』論文で成功したと称したこととは異なるのです。」
ということで、まだ小保方ファンがいたのかと驚きますが、ネットでの騒がれ方がすごかったようです。気がつかなかったな。ただこの論文は多分筋肉内にある、あの変な挙動を解明する糸口になるのではないのかと。多分この論文、ボディービルダーたちが喜んで読んでいると思う。あとはスポーツ生理学者だろう。
JBpressに変な記事があった。いや正確に言えば、驚くべき記事だ。原文は12月14日のフィナンシャルタイムスだ。どうもアブデュラXというアニメキャラが登場したらしい。
「このアニメキャラクターはソーシャルメディア上での「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」との戦いにおける最新兵器であり、フェイスブックやグーグルなどのハイテク企業が支援する、過激主義対策コンテンツの制作を増やそうとする取り組みの一環だ。」
この記事を読んでもんどりうった日本人がいっぱいたのではないのだろうか。そう、ISISに囚われていた後藤さんと陽菜さんが殺害された頃、でてきたISIS(アイシス)ちゃんが元ネタとしか思えないのだ。そしてあの頃にあった、陽菜さん/殺害/写真とかでググると大量に出るわ出るわの、パロディコラージュだらけ。大量のクソ情報で欲しいソースに決してたどり着けないカオスがあった。
そしたらこの手法もベルギーで猫写真でやられてしまった。まあこの手法は知られていたから、大々的にバカバカしくやったのが日本人で、日本人がムチャクチャだったからこそ初めてできたと思う。ベルギーはそれに比べると洗練されているよ。
ただアイシスちゃんのコンセプトが、さらに現実的な方向で、しかも名だたる大企業が応援するムーブメントになったというのは、まあ日本人の限界だわな。
なおグーグルのシュミット会長はニューヨークタイムスへの寄稿で、「インターネット上のヘイトスピーチ(差別的表現)を検知し、拡散される前に遮断すると技術の開発を訴えた。」そうだ。
要約されたニューズウイークを貼っておく。
「ソーシャルメディア上の緊張を緩和するのに役立つツールを作りださなければならない、とシュミットは言う。「我々はソーシャルメディア上にあるISISのようなテロリストのアカウントを標的にし、彼らが動画を拡散する前に止める。一方でテロと戦う者たちの声が広がるように手助けする」」
だが、企業がやっていいのかという倫理的な問題がある。そして時代が変わり文化も変われば、検閲したものが実は必要になる可能性もある。企業はその重責に耐えられるのかという批判はある。
ということで、啓蒙活動としてネット上でアブデュラXが登場したようだ。
残念ながらまだアブデュラXを見ていない。だが「萌え」だけでは、やはり弱すぎたようだ。
その辺はみんなよくわかっているだろう。
よく通る道のお宅にあるピラカンサ。見事だ。
ネットでのこの話に対して、中国のジャック・マー氏が香港の英字新聞社を買収したという話がある。ニューズウイークだ。
「これからは習近平政権の「新宣伝部」として目ざとく手を打っていくにちがいない。」遠藤誉氏の解析なので、多分正しい。
ラスベガスでも地元新聞社を買収した人が、実体のない会社を作ってまでなぜ買収したのか、そして本人がわかっていないという案件がある。どうも「買収したのはカジノで富を築いた富豪シェルドン・アデルソン氏ではないかとのうわさも飛び交っている。同氏はイスラエルで新聞社を経営し、政治に対する影響力を行使しているという。」ということで、政治案件でメディアを買う人達が現れているということのようだ。
ジャック・マーの場合は確かに中国政府のパシリになっているような気がする。ただネット系の企業に求められる倫理はかなり難しいものだ。先のグーグルやフェイスブックも、「タレ流しのメディア」であったほうが豊かな社会だという方向で進んできた。だからなんらかの検閲をする場合は、児童ポルノとか現在コンセンサスがあるものしか規制できなかったわけだ。そこをもう一つ進めるとすれば、そこには国家というのがある。
もしかするとなのだが、ついにネットは国家の壁にぶち当たったのかもしれない。
ムクドリが飛んで行く。カラスに追われて飛んで行く。枝に捕まっていたのも、いきなりきた仲間に驚いて飛んで行く。飛んで行って飛んで行ってあたりをぐるぐるすると、帰りがけのカラスに怯えて二つに分かれて飛んで行き、なぜか合流する。えらい不思議な光景だ。
なおナゼ彼らは空中衝突しないのかという研究をしている学者がいるらしい。私もムクドリの群れではいつも不思議に思っている。リーダーがいそうでいないだろうこの群れが、なぜコントロール出来てなぜ事故が起きないか。まあナゾだな。
確かドローン技術に関しての研究だったと思った。