台風は拍子抜けに通り過ぎた。おかしい。めったにない直撃なのだが、なんらかの被害があるのだろうが、今日はニュースを聞かなかったせいかよくわからないが、水害がなかったというのは間違いがない。
極端なまでの快晴になった。
ただ、この前まで晴れたら隙を狙ってでも泳ぎに行くというムチャクチャなことをしていたので、なんか落ち着かない。晴れたのに泳がないというのは、何か犯罪でも犯しているような気分になる。でも確かに今泳いではいけないのだ。今から長い冬への準備になるのだ。
そしてこの前のムチャクチャがまだ体に残っている。
オリンピックで金メダルがいっぱい出たようだ。で、ゆとり世代ってすごいという記事があった。ただ記事にするのはすごく遅れている。
ゆとり世代というのは、個を伸ばすために教育時間数を削減し、強化目標を簡素化したものだ。ただその実施期間範囲は広く段階的であり、少し微妙なのだが、今回オリンピックに出た選手でゆとり世代というのは、ゆとりの後期であってゆとりではないんです。もっと言えばもっと深化したものがあります。
考える世代です。考えた結果悟り世代になったりしてしまうのですが、少ない時間と教材で考えさせる時間を作るという方向になっています。
さてそれでは音楽のほうで早くにゆとりが結果を出したのに、体育会系はなぜ出せなかったのか。私はそう思います。体育会系は前にゆとりを使えなかったわけです。それではなぜ今勝てたのか。
答えは簡単で指導者が世代交代したんです。こちらが大きい。
真面目にそう思う。柔道あたりは間違いなくそう。あの、ようやく科学的トレーニング法ができるようになったんですね。それはお金ではなく、本当にわかっている指導者が出ているということです。
精神論や俺はこれだけの実績がある的な話では、今の子は付いてきません。
ペキンで柔道の選手が「へのかっぱ」と言ったのは間違いなく、「やらされた」からの発言でしょう。そういった意識改革をどうにかこうにかできた結果が今回なのかと。
でも、ゆとり世代は間違いなく誤解されている。あれは別の意味で詰め込みの英才教育なのだが。
あとは岩手国体が終わるのを待つだけだ。熱田氏は東京出身だけあって「国体というのがわからなかった」そういっています。そうでしょうね。仕方がない。でも本当にニュースにならない。
国体といえばなんか下がった感じに見えるが、間違いなく誰もができない競技レベルを見せるはずだ。特に上位では間違いがない。
でもあそこにはショーアップされた世界は全くなく、淡々とマニアックに競技が進行してゆく。
国体に意味があるのかどうかは長年言われていた。ただ今回のオリンピックは全く同じ課題が突きつけられた。世界を巡回する意義があるのか、それはスポーツの世界からだ。だが世界の平和の祭典の意義も今あるのかどうか。
ドーピング問題はこの裏にある。平和でないからドーピングが起きるのだ。そして、オリンピックって代理戦争だろう。
個人的に、オリンピックも国体も瞬時に消えて欲しい。甲子園も花園も無くなって欲しい。