
今日は4時頃から雨になるという。急いで買い物に行く。

ついでに自転車のグリップを変えることにした。なぜか両手に腱鞘炎の傾向が出ていて、グリップがすり減って、すこし角度がおかしくなったのではないのかと。グリップ感が柔らかくていいグリップなのだが、雨で少し柔らかくなって少しずつ薄く剥げてゆくというグリップなのだ。後半どんどん溶け出してネバネバしてくる欠点がある。
自転車屋はどちらかといえばスポーツ用が多い店なので、店員も日焼けしているが、「黒いですね」と言われる。これでもピークは過ぎたはずなのだが。とりあえずグルージャ盛岡の選手よりは黒くない。いやプロのサッカー選手と比べてもどうかと思うが。
こうして写真に撮って、白点の補正とかやってみると、白い軟式テニス部の奴よりは黒い。ただ黒い軟式テニス部の奴よりは白いと言った感じか。黒いな。

今日はCNNに変なニュースがあった。隣の木の落ち葉が自分の車に落ちるのが嫌で、隣の木をチェーンソーで切り倒したところ自分の住んでいる集合住宅に倒れて土台がずれて、住んでいる住民全部が引っ越さなければいけなくなったという事件だ。
ただここだけだったらアメリカらしいなという事件だが、続きがすごい。
「騒ぎはそこで終わらなかった。マツァレラ容疑者は木を切り倒した際にけがをして病院で手当てを受け、戻ったところで近所に住む男性に警察を呼ばれてけんかになった。警察によると、男性はマツァレラ容疑者に殴られて自衛のためにスタンガンを抜いた。マツァレラ容疑者はこの男性を野球のバットで殴り、暴行などの容疑で逮捕された。」
ということで、アメリカでも相当ムチャクチャな奴だとわかる。

そしてなのだが、アメリカの刑務所の内部でインスタントラーメンが貨幣代わりに流通しているという。以前はタバコだったのが、インスタントラーメンとは。
「同刑務所の食事サービスは2000年代初期、別の民間企業に管理を委ねて以降、変化したという。当初は、1日に3回温かいメニューが提供されていた。しかし、数年後に昼食は量が減り、冷たいサンドイッチと小袋のチップスに変わった。週末には昼食の提供が削除されたという。」
ただこの研究調査は遅すぎる。もうすでにBBCのニュースでWEGE Infinityが伝えている。そう囚人たちが自分たちの体験をもとに、インスタントラーメンのレシピを発表しているのだ。
「「刑務所ラーメン――檻の向こうのレシピやエピソード」という本を共著したアルバレズさんは、刑務所のラーメン人気について「安くて手軽だから」と話す。「思いつくままに何を足してもおいしくできるので」。」
州予算が逼迫する中、刑務所の食堂の民営委託が進み、低予算のまずい食事が増えた結果、簡単に調理できるインスタントラーメンが重宝され、ついに通貨としての価値を持つようになったということなのだ。アメリカでは犯罪者の増大で刑務所がパンクしそうになり、完全民間経営の「刑務所」まで存在する。そして予算が削減される中、食事の質がどんどん低下した。
なお日本の刑務所の食事は管理栄養士がいて、栄養管理のもと麦飯とかヘルシーなものが多いが、美味しいと言われている。多分理由は栄養士や調理師のプライドと、刑務所のような場所ではいかに食べ物が大事かというのを理解しているからだろう。病院食とかもまずいとよく言われているが、彼らは本当に努力している。自由でない時の食事は、本当に大切なのだ。
刑務所ラーメンのレシピは珍奇なものがあるようだ。アメリカ人だからねというのはある。だがあるあるだったのは、ラーメンの粉スープを使わないというのだ。ふた袋ラーメンを茹でた時、お湯を半分捨ててスープは一袋残す。それでチャーハンを作ったりできる。スープはスープで使えるのだ。それはよくわかる。
私の食事は刑務所なみか!

イタリアの地震は痛ましいことになった。石造りの建物と直下型の地震の最悪な組み合わせだ。
ただどうも、どうしようもないほどに凄まじい事件、トルコのクーデター失敗とかイギリスのEU離脱とか最近の中国の動向とか北朝鮮が相変わらずよくわからんとか、韓国が核を持つ可能性が出たり、デンマークの議員団(極右だが)がオーストラリアが小さな島国・ナウル共和国においている難民収容所を視察に訪れたり(この難民収容所はオーストラリアがナウルに援助することで作られた民間委託の施設だが、虐待が行われていると言われている)、オリンピックもそうだが、エゴ丸出しの何が何だかわからない世界で、真面目に先行き不透明なその不安がある上に、天災だとどうもこうにもやりきれない。
何か神経が麻痺している自分がいて嫌だ。だが、麻痺するほどにおかしなことになっている。
中東のカオスを説明できる日本人はいない。そしてISISがマスタードガスを使用したという形跡があるようだ。誰だ彼らに化学兵器を渡したのは。トルコはやっぱりクルド人を攻撃し始めた。ISも攻撃しているようなんだが、ロシアと協調かと言えばそうでもないようで、もう何が何だかわからない。それも予測されていた以上に混乱している。
ただこうやって人の死に慣らされた頃に、本当によくないことが起きるのだ。人は生きるために簡単に人を切り捨てるようになる。

ギンヤンマが産卵していた。
つい最近まで自然は不変だと思われていた。だがそうでもないとわかったのが今だ。だが自分たちを守る方法すらよくわからない時代になりつつある。

アメンボがなぜか群れていた。

そして雨が降った。