今年のお正月は暦の関係で早い。すでに帰省客などで高速道の渋滞が報道されている。いつもなら3日までは正月気分だったのが、今年は全くなかったのもよくわかる。今日の気分はすでに例年の7日状態だ。お正月商戦の不調もこれが一端にある。だがそれではクリスマス商戦が微妙だったのがよくわからなくなる。
まあそういったことで今年の出始めの景気は8日9日まで判断は持ち越される。正月休みをここにずらした人もかなりいるはずなのだ。グズグズとダラダラと続く商戦になりそうだ。ただ全国チェーンのイオンと、地場に近いアークスグループやホーマックグループのお正月商戦を比較すると、明らかに地場は全くやる気がなかった。イオンもほどほど感があった。こういった商いをしている人がこの状態をどう予測していたのかというのが気になるところだ。
今年はラニャーニャがあるはずなのだが、今のところ暖冬だ。真冬日は1日あっただろうか。真冬日近くもそうない。暖かい冬になっている。今日も雨だった。
響にゆく。ニュークロップのブラジルはやはりすごい。実はこの豆でブラジルゲームをしていたのだが、結論が出た。ブラジルコーヒーのやることとやらないことの徹底したところだ。大面積の農場での収穫作業は徹底的に省力化して後工程を徹底するのだ。そこにはロット管理が徹底して行われる。そして農場や集荷場ごとでテイスティングが行われて、最適化されたブレンドで出荷される。味の点でも重要な作業なのだが、安定供給の作業でもある。一定品質の味をいつでも出荷できるのが重要なのだ。
農産物としては、かなりな努力をしている。ブラジルのコーヒーテイスターとブレンダーは、魔術師だと思う。レベルはすごく高い。
ラジオで最新ミュージックの傾向を紹介していた。ダンスミュージックというべきなのだろうか。そのジャンルには疎すぎるのだが、なんとかテクノとかハウスとかノイズはなんとなくわかる。だが、インダストリーとかになるとなんだねそれ。ミニマルもクラシック用語とは少し違うわなとか、ウンウン唸りながら聞いていたのだが、ジャンル分けし難いとか作曲した本人がこれは表現であって、踊ってもいいよといったほどの難解な曲には、「現代音楽」という言葉になる。いやあなた方、ノイズ以降は現代音楽そのものですよ。かっこいいとかそういう評価法だから認められないだけであって、もう堂々と伝統に縛られない音を創造するといってやってください。
実は音楽では彼らの勢力は侮れないのだな。ホントすごい。でもなあ、現代音楽という言い方もまた複雑な気分だよ。伝統と革新の境界はなくなっている分けだね。
世界はこんなに豊かになってゆくのに、なぜ世界は貧しいと誰もが思うのだ？
だが誰もが貧しくなっていると感じている。
私なんてどうすりゃいいのよ。貧しすぎて希望しかないよ。