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今日は比較的いいお天気でした。ただ日中の気温は最低がー4.6度で、最高が2,8度でした。ただ午前11時からはぼ0度以上が続いていました。比較的暖かい1日だったといえましょう。
北海道の渡島半島のあたりを低気圧が通過中で、南風が吹き込んでいるのが原因のようです。
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池の氷というのは不思議なもので、一旦凍り始めると成長が止まらないようです。雪が降ったというのもありますが、もう表面は真っ白になってしまいました。ヒビが入ったところがこうして盛り上がっているのでしょうか。
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水を飲むキンクロハジロです。まるで気化熱を利用した水飲み鳥を見ているようです。
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当ブログではキンクロハジロを応援しています。
ということで年末にいただいた古米なのですが、姿は立派だったのですが精米して見たら、ものすごく臭い。古米臭というのを久しぶりに嗅ぎました。逆に平成4年以降、国家備蓄米が冷蔵保存になって以降、保管状況の悪質なコメが一掃されたというのを実感します。もう20年はここまで老けた古米を食べたことがなかったので、ビックリしましたが、かつてはこんなコメを食べていたのも事実です。安いコメの臭さは、この古米が入っていたためでした。だが、この匂いは別なところでも嗅いだことがあります。どこだったかと考えたら、神棚に置いて一年以上経ったお神酒ですね。あの保管状況の劣悪だった日本酒のヒネ香です。日本酒はコメからできているというのを改めて実感しました。
ただ、この古米だけどかなり臭くて、手で触ると手に匂いが移るくらいに臭い。なのでキンクロハジロに食べていただきました。彼らは喜んで食べましたね。鳥類は嗅覚が弱いですから、関係ないんでしょう。私はカレーで最初に食べて、このゴム臭さに気がついて、次に白米で食べようとしてどうしようもなくて、マダラの卵を炒めて作る少し生臭い料理をドップリかけていただきました。もうこれで勘弁。カレーで気がつく匂いというのはもう。
このような古米は現在流通していないのでご安心してください。今回は、実家から送られてきた玄米を、袋に直射日光が当たるレベルの保管場所に置いて1年以上経ったものと思われます。今現在では、奇跡の古米としか言いようのないものでした。多分あれはキヌヒカリだと思うんだが、保管状況でどうしようもなくなるのはさみしいものです。
昨年は匂いの年だったのかもしれませんね。コーヒーの発酵臭問題は何回か書きましたが、吐き気をもようすほどの臭いコロンビア・ナチュラルから始まるあの騒動を思い出しました。
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怪鳥ミコアイサのアップが撮れました。やっぱり口から破壊光線を出すとか、羽ばたきからの衝撃波であたりを破壊するとか、そういった特技がありそうに見えてきます。何しろ特技は飛んで潜ることですから。それ以上の能力は、この面構えからありそうです。
高松の池きっての、シックな鳥ですが。本当は。
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もう一月も後半ですね。20日にはアメリカ大統領就任式がある。さてさてどうなるのか。BBCの記事が面白い。
トランプさんは、数々の世論調査で自身の支持率が44〜40%というのを、「大統領選で間違った調査をしていた」といって無視しています。でもリアルにクリントン氏の方が票を取っていたのに、選挙人制度で勝ったというところがあります。だから就任前支持率が低くても当たり前なのですが、政権以降チームが支持されていないというのが大きい。
就任式には一体何人集まるかなのだが、オバマ大統領の初年度では180万人が集まった。その半分がトランプさんの就任式に集まると言われている。だが、そこには反トランプ勢力がかなり集まるのではないのかと思われる。
ホテルの予約率を調べている。
「多くのホテルで宿泊予約率が5割程度にとどまっているものの、高級ホテルの方が予約が多いとファーガソン氏。」
かなり悪い数字だと思う。そして高級ホテルの予約率が高いとすれば、トランプさんの支持層は駆けつけないということになる。まあキャンプ場とかトレーラーハウス等の移動がどの程度あるのかはわからないのだが。
ただひどい就任式になりそうだ。
トランプさんは、選挙中に戦没者遺族を揶揄したことがあり、その上公民権運動の闘士も否定した。確かにアメリカは改革されなければいけないが、歴史否定までしたのだから、何が起きても不思議ではない。
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気分が暗くなったので、ショスタコービッチのジャズ組曲2番をかけて見た。やっぱりいいな。
サッチャル・ジャズ・アンサンブルから比べてもこの曲にはジャズ要素はほとんどない。サッチャルには演奏する喜びがあるが、ショスタコーヴィチにはない。サッチャルには切実な現実がありショスタコーヴィッチには当時はなかった。だがショスタコーヴィッチには憧れがあった。
立場は違うが、自由を求めて音楽を作るのは同じだ。サッチャルの厳しい状況はどうしようもなく。ショスタコーヴィッチの曲は過去のものなので違うようにも見える。
だがね、音楽に浸っている間だけは自由なのだ。サッチャルもショスタコービッチも抜け穴を探したという共通点は、これなのだ。その時間を共有する私らも自由になれる。自由を探した先人と現代との、ああ言葉がおかしくなってきた。
自由というのが遠雷のように遠くしか聞こえない時代だからこそ、憧れが美しく響く。