夜から4ミリの降水量だった。雪になったのだが7センチ降った。だいたい1ミリの降水量で3センチから6センチの雪になるのだが、いかに重い雪が降ったかということだ。
昼過ぎにはほとんど溶けてしまった。重い雪だから溶けやすいというのはあるが、いかにもはかない。道路の危険箇所から、路面凍結防止に残った雪を片付けた。
マリオスにコンサートを聴きにゆく。アマチュア中心のコンサートだったのだけど結構楽しめた。前半モーツアルトで後半ストラヴィンスキーの「プルチレッラ」だった。ストラヴィンスキーのこの曲はバロックの曲の再構成で、新古典主義の幕開けとなる有名な曲だ。会場はモーツアルトのせいか老人が多かった。そしてストラヴィンスキーの時には、退屈そうだった。介護施設の方々は途中退席してしまった。
私?プログラムで予想していたのだが、モーツアルトは頑張ったと思う。そして出来も良かった。そもそもアマチュアオケでも音大レベルの学生オケでないと実は演奏困難なのがモーツアルト。ストラヴィンスキーはこの曲を好きだというのは会場に私一人だけだったろう。なので私以外は何が起きたかは誰も知らないだろう。弦は頑張ったよ。だが思わぬ伏兵がいた。上手い人たちばかりの木管や金菅だ。何が起きたのかよくわからなかったが、この人たちがこのミス?というのがちらほらとあった。コンチェルトグロッソの形式なのでちらほらが悪目立ちしているのだが、誰も知らない曲だからまあいいか。
私としても、プルチネッラの生演奏は多分今後もないだろう。それだけでもありがたいことだ。そして最終楽章は完璧だった。
コーヒーについてまた謎が広がった。響の熱田氏曰くブラジルは南半球なのでコーヒーの収穫は日本の冬の終わりになる。そのため品物が一番多いには4月になる。しかし現実に出荷するのは12月以降になる。エイジングが必要だからだという。
ン、どうゆうことかといえばカラッカラに乾燥させた果肉付きのものをすぐに脱核すると果肉臭がものすごく出るのだという。そのチェリービーンズを木のサイロに入れて2ヶ月保管してから出すと果肉臭が抜けるという。
では同じチェリービーンズでの乾燥法のエチオピアは決してそうはならないという。果肉臭は残ってしまう。
だがブラジルでは果肉臭は抜けるとう。しかもサイロで保管しているというのは麻袋で保管するより悪条件だ。湿度がこもりやすいからだ。でも果肉臭は抜けるのだ。
知恵といえば知恵だ。だが原理がわからないわけで、なぜなのかは本当にわからない。なおこれはブラジルのみの現象なので、他の地域では多分不可能だろう。多分極度の乾燥状態というのがヒントなのだろう。
謎だ。