15日です。景気は悪いのですがバレンタインデーは別格でそれなりには売れていたようです。でも私に何も恩恵を与えませんでした。トリクルダウンというのがいかに無意味な経済用語かというのがわかります。
ということでミルクチョコレートなつぐみタンをどうぞ。
東浩紀・大山顕著「ショッピングモールから考える」を米山からもらって読んだのだが、対談形式でもあるのでまとまった話はなく、「知的遊戯」に留まるところが残念だった。というかこの二人はそういった考え方を、身近なショッピングモールから考えてもらいたいのだとは思うが、少し残念。
建物としての外と中が逆転した世界という視点は面白いし、テーマパークとの接続も必然だし、モール気候というエアコンディションの効いた条件での環境と植栽の問題もなかなかな視点だった。
ただ彼らはこれらで考えて欲しいという材料を並べただけで、あとは無邪気に笑って終わる。まあ仕方がないか。
ただ二人が忘れている視点がある。モールというのは本質的に彼らが考えるより古いものだということだ。公設市場だ。大都市であれば古代ですらあったはずの機能だ。都市の人口を飢えさせないために物流を一箇所にまとめて売りさばく市場、そして小売する市場に分かれる。ただ大都市になれば土地の面積やら建物が誰も立てられないので国家が建てた。今でも公営市場というのはそういった意味合いがある。家賃はとるが超長期の投資として自治体が建設し、業者が運営しているものだ。この形式は古来から変わっていないのではないのか。市場には為替や金融も付随してゆく。
モールとバザールの違いなのだが、基本は同じだ。だが誰かが資本を使って上家を立てるかどうかの違いだ。国家が滅びて建物が残っていわゆる「バザー」になったとか、橋の上での屠畜業を許可したが故の市場が巡り巡って、高級宝飾店街になってしまうように、基本は建物や土地によっている。高級品は歴史のある場所で、バザールは広場で、そういった違いになる。ただ大都市では確実に公設市場はあったはずだ。
大資本の時代になって現れたのが現代のモールだ。それは物流拠点ではなく小売をまとめたものだ。
ということで、まあ現代のモールと古代を結びつけるのは彼らのいう通り「根拠」がない。ただ巨大な建物の中の人の導線や視線の動かし方は、間違いなく「宗教建築物」からヒントを得ていると思われる。
バックヤードが意外と広大だというのは実は変な話で、正確に行けば店内を囲むようにバックヤードが広がっていると言えばいいのだろうか、それは狭くした結果そうなったのだ。ほとんどジャストイン・タイムで商品が届くようなシステムで運営している。そのため在庫を置くスペースがなく、逆に導線を確保するためにそのような円環状になっただけだと考えられる。
その意味では、モールはそっけない外観には、その周辺が必要になる。それは物流のスムーズさや駐車場の導線になる。
まあ彼らは対立するよりは、考え直すべきではないのかと地方商店街に言いたいだけなのだろう。
アメリカ倫理局がコンウェイ氏に懲罰勧告を出した。
まあ当然だろう。だが親がよくわかっていないようで悲しい。嫌われ者の父親が、女性蔑視発言で女の敵の娘になったのに、利益相反とも言われかねないお父様の励ましと側近の無謀な行為で、さらに客がいなくなったのだ。
トランプさんはロシアがいきなりミサイル配置をしたのにどうしようもなさそうです。この前フリンさんを解任したばかりですから。
世界の王というのは辛いものばかりですね。中東和平を頑張ると最近行ったような気がしますが、エルサレムへのアメリカ大使館移設はどうするんでしょうね。
トランプさん、今怒ると最短政権が出来上がりますんで期待しております。
暗い話の後には、可愛らしいキンクロハジロをご堪能ください。
陰謀を感じる…
なんでこうなるのかといえば、キンクロハジロは水に特化しすぎて陸上はとても苦手。それが氷となればさらに苦手。
このパターンの写真は今日限りで。
恨まれています。
ダァ〜
ごめんね。